4月20日に始まる「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/199万3230ユーロ/クレーコート)にふたりの日本人選手が出場することになった。ひとりは前年覇者の錦織圭(日清食品/4位)で、もうひとりが予選を勝ち上がった杉田祐一(三菱電機/140位)だ。杉田は予選1回戦で、スペインのJuan LIZARITURRY(470位)を6-1 6-0で、予選決勝でもやはりスペインのOriol ROCA BATALLA(261位)を6-1 6-3で破り、2014年7月のワシントン大会以来となるATP500大会の本戦出場を決めた。
杉田の本戦1回戦の相手はブラジルの27歳、トーマス・ベルッチ(75位)となった。ダイナミックなトップスピンのフォアハンドと、強力な回転をかけたサービスを持つレフティー。2010年には一時ランキングを21位にまで上げ、2011年にかけて、マレーを倒してマドリッド・オープン準決勝に至るなど、目を引くパフォーマンスを見せていた。その後は168位までランキングを落とし、現在は75位。
クレーがもっとも得意と自他ともに認めるベルッチを相手に、杉田はATPツアー500、それもクレーコート大会で初の本戦勝利を挙げられるか。杉田の1回戦は4月20日に行われる。
※トップ写真は2月の日本リーグ出場時の杉田