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大会4日目、ベスト4が出揃う [第34回中牟田杯(U15)]

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 「2015 U-15全国選抜ジュニアテニス選手権大会(第34回 中牟田杯)」(11月4~8日/福岡県・博多の森テニス競技場)の大会4日目は男女単複の準々決勝などが行われ、各種目のベスト4が出揃った。

 詳しい試合結果は以下の通り(※名前の左に付いている数字はドロー番号)。

 この大会は全国各地域から選抜された男女各64名のシングルスと64組のダブルスのトーナメント戦で争われる15歳以下のチャンピオン決定戦で、来年度のジュニアデビスカップ及びジュニアフェドカップ・アジア/オセアニア予選の日本代表候補選手の選考会を兼ねている。

 11月7日(土)は9時40分から、男女単複の準決勝などが行われる予定。

   ◇   ◇   ◇

【男子シングルス準々決勝】

○1白石光(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)[1] 6-2 6-1 ●10井上隆也(九州/ラフ)

○17田島尚輝(関東/TEAM YONEZAWA)[3-4] 5-7 6-4 6-2 ●26高羽蓮(東海/衣浦マリンTC)

○48伊藤竹秋(関東/グリーンテニスプラザ)[3-4] 6-1 6-4 ●33清水一輝(関東/グリーンテニスプラザ)[5-8]

○64川上倫平(関東/狛江インドアジュニアATPチーム)[2] 6-4 6-1 ●49渡邉聖太(関東/パームインターナショナルテニスアカデミー)[5-8]

   ◇   ◇   ◇

【女子シングルス準々決勝】

○1佐藤南帆(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)[1] 6-4 6-4 ●16吉岡希紗(東海/時之栖TC)[5-8]

○18松本妃那(九州/柳川高等学校)7-6(2) 7-5 ●32川村茉那(関東/CSJ)[5-8]

○48佐藤久真莉(関東/CSJ)[3-4] 6-1 6-7(4) 6-4 ●39内島萌夏(関東/昭和の森J.T.S)

○64宮本愛弓(関東/志津TC)[2] 6-2 6-3 ●56西田賀杏央(関西/TCセブンスリー)[9-12]

   ◇   ◇   ◇

【男子ダブルス準々決勝】

○1田島尚輝/川上倫平(関東:TEAM YONEZAWA/狛江インドアジュニアATPチーム)[1] 6-0 6-3 ●9町田晴/中澤慈永(関東:高崎TC/サンTC)[9-12]

○25福島琉汰/飯村大也(関東:フミヤエース市川/吉田記念テニス研修センター)[9-12] 7-6(8) 7-6(3) ●23菅谷拓郎/青木一馬(東北:ウィニングショット/NFテニス)

○41白石光/伊藤竹秋(関東:有明ジュニアテニスアカデミー/グリーンテニスプラザ)[13-16] 不戦勝 ●35河野甲斐/森田翔一朗(北信越:いしかわJr)

○53宮永竜聖/吉野郁哉(北信越:ATS/ウエストヒルズJT)7-6(5) 6-4 ●64保坂駿太/増田健吾(関東:エストTC/U.T.PあたごTC)[2]

   ◇   ◇   ◇

【女子ダブルス準々決勝】

○9内藤祐希/坂詰姫野(北信越:長岡市TAジュニア教室/ファーストTA)[9-12] 6-4 3-6 6-4 ●1佐藤南帆/佐藤久真莉(関東:有明ジュニアTA/CSJ)[1]

○24安藤優希/輿石亜佑美(関東:自由ガ丘インターナショナルTCO/川口市テニス協会ジュニア)[13-16] 7-6(2) 6-3 ●28清水柚華/古澤優奈(関西:京都東山TC)

○48西田賀杏央/佃紫帆(関西:TCセブンスリー/城南学園)[3-4] 6-4 6-3 ●37内島萌夏/松田望愛(関東:昭和の森ジュニアTS)

○64永田杏里/宮本愛弓(東海:南山中女子部/関東:志津TC)[2] 6-4 6-2 ●49阿部宏美/倉橋菜摘(東海:アルファインドアテニススクール/名古屋グリーンTC)[5-8]

※[ ]数字はシード順位

写真提供◎九州テニス協会


強烈なプレッシャーを自分にかけて戦う添田豪 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の本戦7日目は、男子シングルス準々決勝と女子シングルスおよび男女ダブルス準決勝が行われた。

 第1シードの添田豪(GODAIテニスカレッジ)が2009年大会以来の全日本出場を選んだのは、強烈なプレッシャーが自分にかかる舞台を求めてのことだった。準々決勝で第10シードの吉備雄也(ノア・インドアステージ)を6-1 6-0で圧倒しての準決勝進出。「最後まで気を引き締めてプレーできた」と振り返った。

 吉備とは今回が初対戦だった。「当たりのいいストロークを持っている相手だというのはわかっていたので、打たれないように試合に臨んだ」と添田は話している。


 第2セット第2ゲームの吉備のサービスゲームで、長いデュースの末にブレークに成功したことを試合のキーだったとし、「あそこをキープされていたら、相手も気持ちよくプレーできるようになる。取れた(ブレークした)のは大きかった」と添田は続けている。

 吉備は第1セット第1ゲームでキープしたのを最後に、12ゲームを連続で添田に奪われた。添田が完璧に勝つことをテーマにこの試合を戦っていたのがわかるスコアだ。

 添田が今年の全日本に出場したのは、あえて自分に強いプレッシャーをかけるため。長く日本男子のトップに君臨し、優勝して当たり前と見なされる存在の彼が、負けられないという状況をどう切り抜けていくかがテーマでもある。

 「デ杯は別として、最近はプレッシャーのかかる試合を経験していなかった。自分からそういう状況に飛び込んでいけば、やるべきことをやらなきゃいけない状況になる」と添田はその心境を説明している。

 それはベテランと言われる年齢(31歳)になって、次第に薄れていた闘志や緊張感を取り戻すためにも必要なことだったと添田は言うが、同時に、日本テニス界が置かれた状況に対しての危機感もあるのだという。

 「今は錦織選手がトップに入り、テニスも注目されている。その結果として、テニスファンだけでなく、多くの人たちの目にも触れるようになり、テニスを見る目が厳しくなってきている。どんどん強い選手を出していかないと、テニス人気が落ちてしまう。ハードルは高くなったが、それを若い選手たちがクリアしていくことがテニスにとっては大事なこと」と添田。

 全日本は国内大会。今年の大会に、もしも添田が出ていなければ、グランドスラムはおろか、ATPツアーの本戦の舞台を踏んだ選手は内山靖崇(北日本物産)だけという状況だった。世界ランキングの最高位が47位という記録を持つ添田が出場したことで、世界レベルの一端を選手たちは感じることができるようになった。添田はそれをほかの選手たちに示すことで、今年の全日本を世界につながる戦いの場に変えたのだ。

 ただし、今大会の添田には二重三重のプレッシャーがかかっている。優勝を期待する周囲からのもの、いい内容で勝ちたいという自分からのもの、そして日本テニス界全体にかかるプレッシャーもある。だが、それは自分で望んだことであり、今年の添田はそれを打ち破ることが目標だ。

 今年の大会で添田が勝てば、それはまた大きな意味を持つことになるだろう。準決勝の片山翔(伊予銀行)戦にも、「油断せずにいきたい」と表情を引き締めた。この週末は添田にとって大きな試練の場となっている。

※トップ写真は男子シングルス準々決勝で対戦した添田豪(左)と吉備雄也(右)

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

女子決勝は「4年前の自分にリベンジしたい」瀬間と「絶対獲りたい」桑田の対決に [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の本戦7日目は、男子シングルス準々決勝と女子シングルスおよび男女ダブルス準決勝が行われた。

 女子シングルスの決勝に勝ち残ったのは、第1シードの桑田寛子(島津製作所)と第4シードの瀬間詠里花(橋本総業)となった。

 桑田は第9シードの田中優季(メディカルラボ)を6-4 6-4で、瀬間は第10シードの鮎川真奈(橋本総業)を6-1 6-0でそれぞれ下しての決勝進出だ。

 「4年前の悔しい思いは消えていない。4年前の自分にリベンジするつもりで戦う」と瀬間。瀬間は2011年大会で決勝に進出したが、決勝では藤原里華(北日本物産)に敗れて準優勝に終わっている。

 今大会で引退の姉・瀬間友里加(Club MASA)も2008年大会で決勝に進んだが、クルム伊達公子(エステティックTBC)に敗れて準優勝。瀬間(友)は現役時代の一番の思い出として、この全日本での決勝進出を挙げていて、それは一番大切な思い出であり、そして悔しい思い出にも違いない。つまり、全日本のタイトルは姉妹にとっての悲願でもあり、今年の瀬間(詠)にとっては、いつもの年以上に特別な決勝の舞台となる。

桑田寛子

 「絶対に獲りたい。日本人選手として獲りたいのがこの全日本のタイトル」と話しているのは桑田だ。

 桑田は「私には全日本に出ないという選択肢はなかった」と初日の記者会見で話し、準決勝進出を果たしたあとには「(世界ランキングの)ポイントには関係ないが、日本人であるからには勝ちたいのがこの大会。たくさんの観客の前でプレーできる」と桑田。「男子は(トップの選手たちが)出ている。女子ももっと出たら大会も盛り上がると思う。人それぞれ考え方はあると思うが…」と前置きしつつ、「出るべきじゃないか…」とまで言葉にした、全日本への思い入れの強い選手だ。

 初めての決勝で緊張するかどうかと聞かれた桑田は「準決勝の時点では大丈夫だった」と言って表情を崩し、「決勝ではわからない」と真顔に戻って続けた。自身が3連覇した経験を持つ「インカレの決勝ぐらいの気持ちで戦おうかな。緊張するだろうが、それがいいほうに向けばいいと思う」と話している。

 「相手には決勝の経験があり、ガッツがあってしつこいテニス」と瀬間(詠)の印象を話したが、過去の対戦成績では桑田の0勝2敗。だが、「相手は誰であれ、やるべきテニスをしっかりやって勝ちにいきたい」と、あくまでも自分の戦い方で臨むと話している。

 攻めのテニスが身上の桑田と、鉄壁の守りからのカウンターを軸とする瀬間(詠)の戦いは、お互いの全日本にかける思いの強さの対決にもなる。

※トップ写真は決勝進出を果たした瀬間詠里花

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

[全日本テニス選手権 DAY7] PHOTOアルバム更新

スビトリーナがスアレス ナバロを倒してベスト4に進出 [WTAエリート・トロフィー]

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 中国・珠海で開催されている「WTAエリート・トロフィー」(11月3~8日/WTAツアー・チャンピオンシップス/ハードコート/賞金総額215万ドル)。この大会はシンガポールで開催された「WTAファイルズ」に出場が叶わなかった今季の8位より下の選手たち12人によって戦われる。4つのグループに3名ずつを分けてラウンドロビンを戦い、成績上位1名ずつが準決勝に進む方式で、今年から新設された。優勝ポイントは700ポイントだ。

 金曜日に行われたラウンドロビンで、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第2シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-7(4) 6-1 6-3で下して準決勝進出を決めた。

 スビトリーナは第8シード。80分間を要した第1セットを落としたあとは、試合を支配下に置いた。第2セットと第3セットでは7本のブレークポイントのうち4本をしのいでいる。

 アンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)は第4シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)を6-1 6-0で倒している。ビンチはカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)の棄権で、すでに準決勝進出を決めている。

 第1シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は土曜日の準決勝でビンチと対戦し、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)はスビトリーナと対戦する。(C)AP

※写真は武漢の大会でのスビトリーナ
Photo: WUHAN, CHINA - SEPTEMBER 27: Elina Svitolina of Ukraine returns a shot to Daniela Hantuchova of Slovakia during her game on day 1 of 2015 Dongfeng Motor Wuhan Open at Optics Valley International Tennis Center on September 27, 2015 in Wuhan, China. (Photo by Kevin Lee/Getty Images)

ジョコビッチ、ワウリンカ、マレー、フェレールが4強 [BNPパリバ・マスターズ]

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 フランス・パリで開催されている「BNPパリバ・マスターズ」(ATP1000/11月2~8日/賞金総額328万8530ユーロ/室内ハードコート)。

 金曜日に行われた準々決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を、いずれのセットもセットポイントをしのぎながら7-6(3) 7-6(8)で下してベスト4に進出した。

 今季10度目のタイトルを狙うジョコビッチはこれで20試合連続勝利で、第4シードのスタン・ワウリンカ(スイス)との準決勝に臨む。

 ベルディヒは第1セットを6-5として迎えたジョコビッチのサービスゲームでセットポイントを握っていたが、これを逃しての敗退だった。ベルディヒが第1セットで握った唯一のブレークポイントがこのポイントだった。

 「試合はまた違った形になっていたかもしれない」とジョコビッチ。「ベルディヒに自信を与え、ハイレベルなプレーをされた。彼の深いボールでコートの後ろに押し込まれた」。

 ワウリンカは先にブレークを許し、さらにセットポイントをしのぐピンチを乗り越え、第7シードのラファエル・ナダル(スペイン)を7-6(8) 7-6(7)で破っての勝ち上がり。ワウリンカはナダルと16度目の対戦で、これが3度目の勝利となった。

 「とても激しい試合だった。彼にはセットポイントがあり、それを僕が守った」とワウリンカ。「ノバクとの対戦(全仏オープンでの決勝)が僕にとって生涯最高の試合だけれど、この試合もまったく普通のものとは異なるものになるだろうと思う」。

 ナダルとワウリンカの試合が終わったのは午前1時12分。ワウリンカはチェンジオーバーの際にコーヒーを飲んでいた。

 第2シードのアンディ・マレー(イギリス)と第8シードのダビド・フェレール(スペイン)もまた、準々決勝を勝ち抜き、準決勝で対戦する。

 マレーはリシャール・ガスケ(フランス)を7-6(7) 3-6 6-3で、フェレールは第13シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-3 6-7(6) 6-2でそれぞれ破ってのベスト4進出だ。(C)AP

Photo: PARIS, FRANCE - NOVEMBER 06: Novak Djokovic of Serbia in action against Tomas Berdych of Czech Republic during Day 5 of the BNP Paribas Masters held at AccorHotels Arena on November 6, 2015 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

第1シードの桑田寛子が瀬間詠里花を破って初優勝 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額 2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)は7日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの桑田寛子(島津製作所)が第4シードの瀬間詠里花(橋本総業)を6-2 6-3で破り、初優勝を果たした。

 桑田は瀬間と3度目の対戦で初勝利。2013年9月の筑波(ITF2.5万ドル/ハードコート)2回戦では6-1 6-3で、今年7月のバンコク(ITF2.5万ドル/ハードコート)1回戦では6-3 7-5で、いずれも瀬間が勝っていた。

 桑田は、早稲田大学在学中にインカレ3連覇(2010~13年)を達成し、2013年春にプロ転向を果たした。現在24歳。全日本選手権は大学2年だった2010年に、ノーシードから4強入りを果たしたのがこれまでの最高成績だった。

 26歳の瀬間は2011年以来となる決勝進出で、2度目の準優勝。前回は藤原里華(北日本物産)に6-7(2) 4-6で敗れていた。

※写真は、表彰式での桑田(右)と瀬間

世界規模のエキシビションマッチ「Coca-Cola IPTL」第1戦〈日本ラウンド〉の一般チケット発売開始

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 テニス界の新旧トップスターがアジアに集う、世界規模のエキシビションマッチ「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(以下「Coca-Cola IPTL」)の第1戦〈日本ラウンド〉が、2015年12月2日(水)~4日(金)の3日間、ワールド記念ホール(兵庫県神戸市)で初開催される。昨年始まったこの大会に今年、日本はホスト国としてチーム「JAPAN WARRIORS(ジャパン・ウォリアーズ)」を送り込む。

 「JAPAN WARRIORS」には、日本の錦織圭(日清食品)、奈良くるみ(安藤証券)のほか、海外からマリア・シャラポワ(ロシア)、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)、バセック・ポスピショル(カナダ)、マラト・サフィン(ロシア)、リーンダー・パエス(インド)、ルカ・プイユ(フランス)ら計8名の所属が発表されている。

 2015年大会は、日本チーム「JAPAN WARRIORS」が初参戦し、計5ヵ国のチームが、12月2日(水)の神戸で開幕する日本ラウンドを皮切りに、〈フィリピン〉〈インド〉〈UAE〉〈シンガポール〉の順で12月20日(日)まで転戦する。

参加チーム・所属選手の情報はこちら|テニスデイリー(9月9日配信)

 観戦チケットは、9月から「3日間通し券」が先行発売されていたが、11月7日(土)10時から「1日券」を含めた20種類のチケットが発売中。




渡辺聖也(北大2年)が単複2冠 [H27北海道学生新進戦/男子]

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 「平成27年度 北海道学生テニス新進戦」(8月10~21日/各大学コート)が終了。男子シングルス決勝は、第8シードの渡辺聖也(北大)が第4シードの鎌田凌平(北大医)を6-0 2-6 6-2で下して優勝を飾った。

 トップ2シードの対戦となった男子ダブルス決勝は、第2シードの堀池/渡辺(北大)が第1シードの堀江/竹村(北医療)を6-2 7-5で倒してタイトルを獲得。渡辺は単複2冠を達成した。

 男子の上位の試合結果は以下の通り。


【男子シングルス決勝】

○渡辺聖也(北大)[8] 6-0 2-6 6-2 ●鎌田凌平(北大医)[4]


【男子シングルス準決勝】

○渡辺聖也(北大)[8] 6-4 4-6 6-0 ●竹村惇志(北医療)

○鎌田凌平(北大医)[4] 6-4 6-1 ●石村陸(札医大)


【男子シングルス準々決勝】

○竹村惇志(北医療)不戦勝 ●中山裕貴(北医療)

○渡辺聖也(北大)[8] 6-1 6-0 ●大津友哉(学園大)[2]

○石村陸(札医大)3-6 7-5 7-5 ●福士大智(岩教大)[4]

○鎌田凌平(北大医)[4] 6-4 6-0 ●玉川雄一(北大)


【男子シングルス5回戦】

○竹村惇志(北医療)7-6(2) 6-4 ●高木柊弥(学園大)

○中山裕貴(北医療)6-4 6-2 ●大坪駿介(北大医)

○渡辺聖也(北大)[8] 6-0 6-0 ●相内才門(岩教大)

○大津友哉(学園大)[2] 6-3 6-4 ●熊谷和真(札大)

○福士大智(岩教大)[4] 6-0 6-4 ●梅本健太(北大歯)

○石村陸(札医大)4-6 7-6(4) 7-6(5) ●吉田敦朗(北大)[4]

○鎌田凌平(北大医)[4] 6-4 6-3 ●十文字幸介(北大)

○玉川雄一(北大)7-6(5) 6-4 ●寒河江功悟(北大)


【男子シングルス4回戦】

○高木柊弥(学園大)4-6 6-3 6-3 ●折原翔之介(道科大)

○竹村惇志(北医療)6-2 6-0 ●真鍋翔(北大)

○大坪駿介(北大医)6-2 7-5 ●林宏紀(東農大)

○中山裕貴(北医療)7-6(4) 6-1 ●鎌田裕志(学園大)

--------------------

○渡辺聖也(北大)[8] 6-3 6-1 ●堤貴亮(札教大)

○相内才門(岩教大)6-3 6-2 ●古畑俊哉(道科大)

○熊谷和真(札大)6-3 6-1 ●渡部亮介(北大)

○大津友哉(学園大)[2] 6-1 6-0 ●甲斐浩史(札医大)

--------------------

○福士大智(岩教大)[4] 6-0 6-4 ●中田星矢(北大)

○梅本健太(北大歯)6-0 6-2 ●亀谷剛史(学園大)

○石村陸(札医大)6-1 6-1 ●東海林寛之(北大)

○吉田敦朗(北大)[4] 6-2 6-2 ●乙坂祥平(文教大)

--------------------

○鎌田凌平(北大医)[4] 6-0 6-1 ●大友雄登(札大)

○十文字幸介(北大)6-1 6-0 ●菊地陵(旭教大)

○寒河江功悟(北大)6-2 6-2 ●生方孝政(学園大)

○玉川雄一(北大)6-4 6-1 ●山本啓二郎(酪農大)


【男子ダブルス決勝】

○堀池/渡辺(北大)[2] 6-2 7-5 ●堀江/竹村(北医療)[1]


【男子ダブルス準決勝】

○堀江/竹村(北医療)[1] 6-4 6-4 ●梅本/松村(北大歯)

○堀池/渡辺(北大)[2] 7-5 4-6 [11-9] ●玉川/寒河江(北大)


【男子ダブルス準々決勝】

○堀江/竹村(北医療)[1] 6-7(5) 6-3 [10-4] ●鎌田/高木(学園大)

○梅本/松村(北大歯)6-2 6-2 ●中山/村上(北医療)[7]

○玉川/寒河江(北大)6-3 6-3 ●吉田/橋本(北大)[3]

○堀池/渡辺(北大)[2] 4-6 6-3 [10-8] ●高氏/大津(学園大)[5]


【男子ダブルス4回戦】

○堀江/竹村(北医療)[1] 不戦勝 ●渋谷/甲斐(札医大)

○鎌田/高木(学園大)7-6(2) 6-2 ●鎌田/大坪(北大医)[6]

○中山/村上(北医療)[7] 6-3 6-0 ●東郷/徳島(室工大)

梅本/松村(北大歯)不戦勝

○吉田/橋本(北大)[3] 6-0 6-3 ●油谷/古畑(道科大)

○玉川/寒河江(北大)6-2 6-1 ●大友/本間(札大)

○高氏/大津(学園大)[5] 6-0 6-1 ●木村/窪田(北医療)[8]

○堀池/渡辺(北大)[2] 6-2 6-4 ●大宮/山本(岩教大)

※[ ]数字はシード順位

※写真は左から男子シングルス優勝の渡辺聖也(北海道大学2年)、ダブルス優勝の堀池隼雄(北海道大学2年)、渡辺
写真提供◎北海道学生テニス連盟

シングルスは木村七海(岩教大)、ダブルスは村上/飯田(国際大)が優勝 [H27北海道学生新進戦/女子]

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 「平成27年度 北海道学生テニス新進戦」(8月10~21日/各大学コート)が終了。トップ2シードの対戦となった女子シングルス決勝は、第2シードの木村七海(岩教大)が第1シードの田村若菜(学園大)を2-6 6-4 6-1で下してタイトルを獲得した。

 女子ダブルス決勝は、第2シードの村上/飯田(国際大)と杉本/小林(帯畜大)の対戦となったが、不戦勝で村上/飯田の優勝が決まった。

 女子の上位の試合結果は以下の通り。


【女子シングルス決勝】

○木村七海(岩教大)[2] 2-6 6-4 6-1 ●田村若菜(学園大)[1]


【女子シングルス準決勝】

○田村若菜(学園大)[1] 6-3 6-4 ●岡本渚(北大)

○木村七海(岩教大)[2] 6-2 6-0 ●杉本桜姫(帯畜大)[3]


【女子シングルス準々決勝】

○田村若菜(学園大)[1] 6-0 6-3 ●和田遥香(帯畜大)or 堤聖央理(東農大)

○岡本渚(北大)6-1 6-2 ●及川苑香(岩教大)

○杉本桜姫(帯畜大)[3] 6-4 6-4 ●船本千紘(札医大)

○木村七海(岩教大)[2] 6-1 6-0 ●飯田栞理(国際大)


【女子シングルス4回戦】

○田村若菜(学園大)[1] 不戦勝 ●山崎久美加(道科大)

和田遥香(帯畜大)TBC 堤聖央理(東農大)

○及川苑香(岩教大)6-1 6-1 ●張了了(東農大)

○岡本渚(北大)不戦勝 ●村上沙月(国際大)[3]

○杉本桜姫(帯畜大)[3] 6-4 6-3 ●赤岩眞悠(札医大)

○船本千紘(札医大)6-0 6-0 ●野口比呂(東農大)

○飯田栞理(国際大)不戦勝 ●山田小夏(道科大)

○木村七海(岩教大)[2] 6-1 6-0 ●竹田瑛(北大医)


【女子ダブルス決勝】

○村上/飯田(国際大)[2] 不戦勝 ●杉本/小林(帯畜大)


【女子ダブルス準決勝】

○杉本/小林(帯畜大)6-3 6-2 ●須藤/氏家(室工大)

○村上/飯田(国際大)[2] 6-3 6-3 ●岡本/山田(北大)


【女子ダブルス準々決勝】

○杉本/小林(帯畜大)6-3 6-4 ●平間/川村(文教大)

○須藤/氏家(室工大)不戦勝 ●山田/山崎(道科大)

○村上/飯田(国際大)[2] 6-4 5-7 [11-8] ●赤岩/船本(札医大)

○岡本/山田(北大)6-0 6-0 ●田口/野間田(帯畜大)

※[ ]数字はシード順位

※写真は女子シングルス優勝の木村七海(岩教大1年/左)とダブルス優勝の村上沙月/飯田栞理(国際大)
写真提供◎北海道学生テニス連盟

フェド杯新監督に土橋登志久氏が就任 [フェド杯]

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 日本テニス協会は7日、全日本テニス選手権開催中の有明コロシアムで会見を開き、フェドカップ日本代表監督に土橋登志久氏が就任することを発表した。フェド杯監督は、5月に吉田友佳前監督が任期満了によって退いて以降、空席となっていた。

 土橋氏は早稲田大時代に史上初のインカレ4連覇を達成、デビスカップ代表選手としても活躍し、現役引退後は同大テニス部監督として指導にあたっている。また、2014年度JOCスポーツ指導者海外研修員として1年間、フランス・パリに留学。今年の10月に帰国していた。

 「打診を受けたのは全米オープンのとき。以前から日本テニスのために力を注ぎたいと思っていた。正式に受諾の返事をしたのはフランス留学から帰国する10月初旬だったが、それまでも受けることを前提にいろいろ考えていた」と、土橋氏は監督就任に至った経緯を語った。早稲田大テニス部監督としての籍は残っているが、「アジア/オセアニア予選が行われる来年2月に向けて100%集中し、ワールドグループ(Ⅱ)復帰に全力を注ぐ」と意気込みを口にする。

 植田実強化本部長は、「代表監督にはマネージメント能力も重要になる。学生の指導を見ても、人をマネージメントする力は非常に優れている」と、土橋氏をフェド杯監督に指名した理由を説明した。土橋ジャパンの初陣は来年2月に開催予定のアジア/オセアニア予選。優勝国だけがワールドグループⅡプレーオフの挑戦権を得ることになる。開催地は未定。

※トップ写真は会見に出席した畔柳信雄日本テニス協会会長、土橋新監督、植田強化本部長(左から)

決勝は添田豪と内山靖崇のトップ2シード対決に [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の本戦8日目は男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの添田豪(GODAIテニスカレッジ)と第2シードの内山靖崇(北日本物産)が決勝進出を決めた。

 添田は第13シードの片山翔(伊予銀行)に6-4 6-2で勝利。ディフェンディング・チャンピオンで第3シードの江原弘泰(日清紡ホールディングス)と対戦した内山は、6-2 1-0とリードした時点で江原が棄権しての勝ち上がりとなっている。

 全日本テニス選手権は男女シングルス各48ドロー、男女ダブルス各32ドロー、ミックスダブルス8ドローで争われる。

 観戦は11月5日(木)まで無料、6日(金)から有料。詳細はチケット情報|日本テニス協会



   ◇   ◇   ◇

【男子シングルス準決勝】

○1添田豪(GODAIテニスカレッジ)[1] 6-4 6-2 ●24片山翔(伊予銀行)[13]

○64内山靖崇(北日本物産)[2] 6-2 1-0 Ret. ●48江原弘泰(日清紡ホールディングス)[3]

※[ ]数字はシード順位、Ret.は途中棄権、名前の左に付いている数字はドロー番号

大会5日目、ファイナリストが決定 [第34回中牟田杯(U15)]

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 「2015 U-15全国選抜ジュニアテニス選手権大会(第34回 中牟田杯)」(11月4~8日/福岡県・博多の森テニス競技場)の大会5日目は男女単複の準決勝などが行われ、各種目のファイナリストが出揃った。

 詳しい試合結果は以下の通り(※名前の左に付いている数字はドロー番号)。

 この大会は全国各地域から選抜された男女各64名のシングルスと64組のダブルスのトーナメント戦で争われる15歳以下のチャンピオン決定戦で、来年度のジュニアデビスカップ及びジュニアフェドカップ・アジア/オセアニア予選の日本代表候補選手の選考会を兼ねている。

 大会最終日の11月8日(日)は9時40分から、男女単複の決勝などが行われる予定。

   ◇   ◇   ◇

【男子シングルス準決勝】

○17田島尚輝(関東/TEAM YONEZAWA)[3-4] 6-4 6-1 ●1白石光(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)[1]

○48伊藤竹秋(関東/グリーンテニスプラザ)[3-4] 6-2 7-6(2) ●64川上倫平(関東/狛江インドアジュニアATPチーム)[2]

   ◇   ◇   ◇

【女子シングルス準決勝】

○1佐藤南帆(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)[1] 6-1 6-2 ●18松本妃那(九州/柳川高等学校)

○64宮本愛弓(関東/志津TC)[2] 6-3 6-3 ●48佐藤久真莉(関東/CSJ)[3-4]

   ◇   ◇   ◇

【男子ダブルス準決勝】

○1田島尚輝/川上倫平(関東:TEAM YONEZAWA/狛江インドアジュニアATPチーム)[1] 6-1 6-3 ●25福島琉汰/飯村大也(関東:フミヤエース市川/吉田記念テニス研修センター)[9-12]

○41白石光/伊藤竹秋(関東:有明ジュニアテニスアカデミー/グリーンテニスプラザ)[13-16] 6-1 6-3 ●53宮永竜聖/吉野郁哉(北信越:ATS/ウエストヒルズJT)7-6(5) 

   ◇   ◇   ◇

【女子ダブルス準決勝】

○24安藤優希/輿石亜佑美(関東:自由ガ丘インターナショナルTCO/川口市テニス協会ジュニア)[13-16] 6-3 7-6(8) ●9内藤祐希/坂詰姫野(北信越:長岡市TAジュニア教室/ファーストTA)[9-12]

○64永田杏里/宮本愛弓(東海:南山中女子部/関東:志津TC)[2] 7-6(9) Ret. ●48西田賀杏央/佃紫帆(関西:TCセブンスリー/城南学園)[3-4]

※[ ]数字はシード順位、Ret.は途中棄権

写真提供◎九州テニス協会

24歳の桑田寛子が初優勝「プロになるときの目標が一つ達成できた」 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)は7日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの桑田寛子(島津製作所)が第4シードの瀬間詠里花(橋本総業)を6-2 6-3で破り、初優勝を果たした。

 全日本のタイトルの意味は選手それぞれに違うが、桑田は「スポンサーや家族にとって、全日本のタイトルは大きな意味があるからうれしい」と繰り返していた。

 これから世界に出て行く段階のテニス選手は、誰かの支援を受けながら生活を成り立たせているケースがほとんどだ。社会的に見れば、まだまだ若者。「勝つことでしか恩返しができない」と、以前ある選手に聞かされたことがあるが、高校時代はほぼ無名で、大学テニスで大きく成長し、卒業後にプロ転向するという「遅咲き」だった桑田にとっての全日本は、自分のためであるのと同時に、自分を信じて支えてくれた人々のためのタイトルでもあったということなのだろう。

瀬間詠里花

 どちらが勝っても初優勝。27歳の瀬間詠里花(橋本総業)にとっても、この全日本は悲願のタイトルだった。姉の瀬間友里加(Club MASA)が引退を表明したこの大会で、2011年大会に叶わなかった優勝を果たすのは、彼女にとっても大きな意味があった。
 試合開始直後のダブルフォールトは、その緊張の現れだったのかもしれない。お互いにブレークを交換し合ったあとの第4ゲームで、先に桑田がサービスキープに成功し、3-1とリードした。

 第1セットの山場は、桑田が3-2とリードして迎えたサービスゲームで、8度のデュースの末にキープした場面だろう。桑田も瀬間(詠)もポジションを上げ下げしながらの激しい駆け引きをしながら、瀬間(詠)は鉄壁の守備を見せ、桑田はラケットを振り抜き続けた。
 
 桑田の武器は自他ともに認めるフォアハンドの強打と精度。瀬間(詠)は「(相手が角度のつけにくい)真ん中を使ってラリーをしたり、展開したり、やれることはすべてやった」と言うが、この日の桑田はフォアだけでなく、バックハンドからもクロスに、あるいはダウン・ザ・ラインに強力なボールを深く突き刺し続けた。

 「ラリーで負けないようにして、我慢するところは我慢して、攻めのテニスができた」と桑田。試合後の瀬間(詠)が「自分の100%が、相手の100%に上回られた。自分のベストのテニスはやれた。悔しいが後悔はない」と潔く負けを認め、「また頑張ろうかなと思う」と笑顔さえ見せた。

 様々なエクスキューズはある。第2セットも桑田が先に4-1とリードしたものの、第6ゲームで瀬間(詠)がブレークバックに成功したのをきっかけに4-3まで挽回、流れが瀬間(詠)にわずかに傾きかけた第8ゲームの途中に、にわか雨が落ち、試合が中断した。これで桑田が集中力を取り戻してしまったのは、瀬間(詠)にとっては痛かっただろう。

 しかし、瀬間(詠)は「いい形できていたのは間違いない。雨の中断があったからかはわからないが、相手も集中し直してきた」と認めつつ、「でも敗因はそれだけじゃない」と、あくまでもこの日は桑田のテニスのほうが試合を通じて自分より上だったと強調したのが印象的だった。

  現在、世界ランキング228位の桑田は「トップ100を目指してやっている。できないことではない。絶対にいけると信じてやっている」。

 大学テニス部出身で全日本タイトルを獲った選手は、1997年の遠藤愛(当時・筑波大大学院/筑波大テニス部出身)以来、18年ぶり。以降、1998年に岡本聖子(当時、在学中で3年生/亜細亜大テニス部出身)、2001年に竹村りょうこ(当時・荏原製作所/慶應義塾大テニス部出身)、2007年に波形純理(当時・北日本物産/早稲田大テニス部出身)が決勝を戦っているが、準優勝だった。今回、桑田は風穴を開けたかもしれない。
 「大学で4年間、テニスに取り組めるのは大きいし、プロでも(活躍)できると思う。全日本でも学生が活躍してほしい」と桑田は言う。

 桑田は、9月にWTAツアーのタシケントの大会で初優勝を果たした20歳の日比野菜緒(フリー)の姿を見て、「自分にもできると思った」と話した。この桑田を見て、自分にも、と考える学生選手たちもきっと増えるだろう。日本女子にまた新たな可能性の扉を一つ開いたのが、この桑田の勝利かもしれない。

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

瀬間友里加の引退セレモニー「継続して練習して勝つことが喜び」 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の本戦8日目、女子シングルス決勝が終了したあとのセンターコートで、2009年11月に世界ランキング最高位の142位を記録し、2009年には全米オープンに出場、2010年のフェドカップ・アジア/オセアニアゾーンではダブルス3勝を挙げて日本の優勝に貢献した、瀬間友里加(Club MASA)の引退セレモニーが行われた。

 杉山愛が2009年シーズンを最後に引退したあと、ツアー選手が空白になりかけた日本女子の一角を支え、全日本では2008年大会で準優勝したほか、ベスト4、ベスト8を3度ずつ記録するなど、妹の瀬間詠里花(橋本総業)とともに、日本女子の中心選手の一人として活躍した。
 
 闘志を全面に出して戦う猛烈なファイタータイプの妹と比べ、レフティの友里加はクレバーな戦い方を持ち味とする、闘志を内に秘めたタイプの選手で、ベースラインから組み立てて、ネットで決めていく形を得意とした。

 引退後は、後進の育成に携わりたいとしている。

 瀬間友里加の引退セレモニーでのスピーチ。
 「小さい頃からテニスプレーヤーを目指してきました。プロになった当初はなかなか試合に勝てず、悔しいことや苦しいこともたくさんありました。それでも継続して練習して勝つことが喜びで、私に悔しいことの何十倍もの自信を与えてくれました」

※写真は左から植田実氏、瀬間友里加、妹の瀬間詠里花

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

[全日本テニス選手権 DAY8] PHOTOアルバム更新

予選がスタート、日本勢は7人が初戦突破 [兵庫ノアチャレンジャー]

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 兵庫県三木市・ブルボンビーンズドームで「2015兵庫ノアチャレンジャー」(本戦11月9~15日/賞金総額 5万ドル/室内ハードコート)の予選がスタートした。

 予選初日はシングルス1回戦が行われ、日本勢は第8シードの井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)、田沼諒太(ワールド航空サービス)、志賀正人(GODAIテニスカレッジ)、鈴木昂(SARI)、ワイルドカード(主催者推薦枠)の福田創楽(Project ALC)ら7人が2回戦に駒を進めた。

 詳しい試合結果は以下の通り(※名前の左に付いている数字はドロー番号)。

 11月8日(日)は12時00分から、シングルス予選2回戦8試合が行われる予定。

   ◇   ◇   ◇

【シングルス予選1回戦】

1ギャビン・バン ペパーゼール(オーストラリア)[1] Bye

○4志賀正人(GODAIテニスカレッジ)6-1 6-2 ●3小坂祐生(ノア・インドアステージ西宮)[WC]

○5田沼諒太(ワールド航空サービス)6-2 6-2 ●6羽生沢哲朗(テニスユニバース)

8キム・ヨンソク(韓国)[6] Bye

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9アンドレイ・カパス(ポーランド)[2] Bye

○12オリバー・アンダーソン(オーストラリア)6-3 6-3 ●11藤井信太(Fテニス)[WC]

○13ジュン・ウンスン(韓国)5-7 6-2 6-1 ●14飯野翔太(伊予銀行)[WC]

16越智真(江崎グリコ)[5] Bye

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17クリストファー・ルンカット(インドネシア)[3] Bye

○19沼尻啓介(沼尻産業)6-3 6-4 ●20清水悠太(パブリックテニスイングランド)[WC]

○21福田創楽(Project ALC)[WC] 6-3 6-3 ●22乾祐一郎(NBテニスガーデン)

24ホン・ジュイチェン(台湾)[7] Bye

--------------------

25竹内研人(北日本物産)[4] Bye

○27後藤翔太郎(三重GTC)6-2 6-2 ●28河内一真(井澤金属)

○30鈴木昂(SARI)7-5 6-2 ●29中村錬(フリー)[WC]

○32井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)[8] 6-0 6-1 ●31ウー・チュンヒョ(韓国)

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

添田は片山を下し、内山は江原の途中棄権で勝利して決勝へ [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)は7日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの添田豪(GODAIテニスカレッジ)が片山翔(伊予銀行)を6-4 6-2で下して決勝に進出した。

 また、第2シードの内山靖崇(北日本物産)は、第3シードで前年優勝者の江原弘泰(日清紡ホールディングス)と対戦したが、内山から6-2 1-0となった時点で江原が腹筋のケガを理由に棄権したことで、決勝進出を決めた。

   ◇   ◇   ◇

 添田と片山はいずれも「スピード」を武器とする選手。パワーヒッタータイプの片山に対して、添田はタイミングの早さやポジション取り、ネットプレーまでを含め、相手から時間を削り取ることでボールスピードだけではない様々な意味での「スピード」を演出できる選手。この日の試合では、そのテニスの懐の深さが決定的な差となって現れた。

 「以前よりはフォアハンドに頼らず、バックハンドからでもダウン・ザ・ラインやスライスなどを使ってくるようになってきていた。やはり安定してベスト4に勝ち進んでくるだけのことはあると思った」というのが試合後の添田の片山評だ。

片山翔

 両者が最後に対戦したのは2010年の早稲田フューチャーズで、当時の片山は大学生(添田のストレート勝ち)。添田はそのときの印象をもとに話したようだが、実際、今大会での片山はフォアの強さはそのままに、両翼からの攻撃力も目立っていた。単純な球威の比較なら互角、あるいはショットによっては片山が上回る部分もあったかもしれない。

 しかし、片山が強打を連打してポイントを積み重ねようとするのに対して、添田は片山が崩れたと見るや間合いを詰めて相手が体勢を立て直す時間を奪ってポイントを奪いにいく。この小さな積み重ねが試合を通じて見ると大きな差となった。
 
 添田はセカンドサービス時にも70%のポイント獲得率を記録しているが、片山は35%。セカンドサービス時のリターンでのポイント獲得率でも添田の65%に対して、片山は30%に留まった。フューチャーズ大会を主舞台としている片山と、チャレンジャー大会以上、ATPツアーやグランドスラムといったより厳しい舞台でもまれてきた添田の差が現れた数字と見てもいい。

 第1セットは2度続けたダブルフォールトなどもあって第3ゲームでブレークを許し、1-3までリードされた添田だったが、第8ゲームでブレークバックに成功して4-4のイーブンにした。すると、続くサービスゲームでは「ここをキープできるかできないかで流れが変わる」と感じていたという添田が、サービスエースなどできっちりとキープ。そして、第10ゲームで満を持してリターンの反応を上げた添田がブレークして第1セットを奪った。

 「いいスタートは切れなかったが、テニスの調子はよく、焦らずできた」と添田。「コートを広く使えたこと、(片山に構えて打たせないように)同じところに集めない作戦を立てて試合に臨んだが、劣勢のときでもそれをやり通せた」のが勝因だと添田は続けた。

 第2セットに入っても流れは変わらない。片山を左右に走らせてまともな体勢でショットを打たせず、片山の反撃を単発で終わらせた添田。第4ゲームで先にブレークして4-1までリードすると大勢は決した。
 片山もサービスで勝負に出て、ダブルファーストを使うなど捨て身の攻撃で何とか食い下がろうとしたが、添田のショットの精度に狂いは出ず、そのまま押しきられた。

 以前は全日本というと、あまりの緊張感で眠れないこともあったという添田だが、「必要以上に硬くならず、一日一日、楽しくできている」と充実した大会になっているようだ。

   ◇   ◇   ◇

 一方、第2シードの内山は初の全日本の決勝進出。しかし、江原の途中棄権での勝利だったこともあり、感想を尋ねられると「僕が何かをしたわけではないので」と苦笑いした。実際、それ以上の感想も出にくい試合だった。

江原弘泰

 江原の腹筋の故障は持病。今季の疲労や全日本の緊張感などが初日の頃から張りとして出ていたというが、快勝した初戦の井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)戦の頃には悪化の兆しがあり、3回戦の綿貫裕介(橋本総業)戦の頃にはまともにサービスが打てない状況になっていた。
 準決勝を前にMRI検査などを受けた結果、左側の腹直筋と腹斜筋の間に内出血が起きており、3週間程度の安静が必要だと診断されたという。

 江原にとっては準決勝を戦わない選択肢もあったが、前年優勝者であること、また、週末の試合で観客の期待も高かったことから、痛み止めを飲んでのプレーを決断した。だが、「内山選手を相手に、ハンデがあっては勝てない」と、第1セットを落とした時点で棄権した。

内山靖崇

 これで決勝は、第1、第2シードの大本命同士の対決となった。添田は今大会で戦いたい相手として内山の名前を早くから挙げていた。

 「同じナショナルチームのメンバーとして、お互いに決勝で戦うという最低限のことは実現できた」と添田。

 「ナショナルチーム、デ杯で添田さんにはずっと引っ張ってもらってきたので複雑な感情はあるが、僕のほうから失うものは何もない。プレッシャーはすべて添田さんにかかる。そこを生かしてプレーしたい」と内山。

 だが、敢えて自らに厳しいプレッシャーを課して臨んだ今大会の添田は「プレッシャーのかからない全日本はない」と言いながら、「今は一日一日を楽しめている」と話している。

 サービスでは内山に分があるが、リターンでは添田のほうが上。ラリーでは添田だが、ネットプレーでのナチュラルさは内山というのが現時点での二人の関係だろう。今年の全日本は、これ以上ないという形でクライマックスを迎えた。

※トップ写真は決勝進出を果たした第1シードの添田豪

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

ビーナスがビンチを破って決勝に進出 [WTAエリート・トロフィー]

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 中国・珠海で開催されている「WTAエリート・トロフィー」(11月3~8日/WTAツアー・チャンピオンシップス/ハードコート/賞金総額215万ドル)。この大会はシンガポールで開催された「WTAファイルズ」に出場が叶わなかった今季の8位より下の選手たち12人によって戦われる。4つのグループに3名ずつを分けてラウンドロビンを戦い、成績上位1名ずつが準決勝に進む方式で、今年から新設された。優勝ポイントは700ポイントだ。

 土曜日に行われた準決勝で、第1シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がロベルタ・ビンチ(イタリア)を6-2 6-2で下して決勝に進出した。

 ビーナスはビンチのサービスを6度破り、65分の試合で退けた。

 だが、「今日は簡単な試合ではなかった」とビーナス。「どのゲームも本当に接戦で、彼女はどんなポイントでも、私に与えるようなことはしてくれなかった。彼女の今季は素晴らしいものだった。今日は本当に運がよかったという感じの勝利だったわ」。

 ビーナスは先月の武漢の大会でも準決勝でビンチを破っていた。

 「今年は中国の大会でツイてるみたいね」とビーナス。「武漢でもいいプレーができた。そして今大会ではまた決勝に進出できている。できればもう1試合に勝ちたいわね。簡単なことじゃないだろうけど、楽しみだわ」。

 ビンチは全米オープンでセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を準決勝で破り、セレナの年間グランドスラムの達成を阻んだ選手でもある。

 ビーナスはこれでビンチに対して5戦全勝。今季の勝利試合数は40勝となった。これは2008年以来のことだ。

 日曜日の決勝でビーナスが勝つと、トップ10に返り咲くことになるが、これは4年ぶり以上のことで久々だ。

 ビーナスと決勝を戦うのは第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)。プリスコバは第8シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-3 6-1で下しての決勝進出となっている。(C)AP

※写真は武漢の大会でのビーナス
Photo: WUHAN, CHINA - OCTOBER 2: Venus Williams of USA returns a shot during the semifinal match against Roberta Vinci of Italy on Day 6 of 2015 Dongfeng Motor Wuhan Open at Optics Valley International Tennis Center on October 2, 2015 in Wuhan, China. (Photo by Zhong Zhi/Getty Images)

ジョコビッチとマレーが決勝に進出 [BNPパリバ・マスターズ]

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 フランス・パリで開催されている「BNPパリバ・マスターズ」(ATP1000/11月2~8日/賞金総額328万8530ユーロ/室内ハードコート)。

 土曜日に行われた準決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がスタン・ワウリンカ(スイス)を6-3 3-6 6-0で下し、連勝記録を21に伸ばして決勝に進出した。

 ジョコビッチは今季10タイトル目を目指して、決勝ではアンディ・マレー(イギリス)と対戦する。

「第2セットのスタンは素晴らしいプレーをしていたし、自信に溢れていた。でも、そこから立て直したよ。5ゲームを連取して、サービスを正確に打って、ベースラインからよりパワフルにプレーした」とジョコビッチ。「でも、いい感じでボールが打てていると思っている。第3セットに関しては、今大会で最高の出来だったと思う」。

 マレーはダビド・フェレール(スペイン)を6-4 6-3で下しての決勝進出で、フェレールにはこれで4連勝。また、今大会では初の決勝進出だ。マレーが勝てば今季5タイトル目。通算では36度目の優勝となる。マレーは8月のモントリオールのマスターズではジョコビッチを倒して優勝している。

「いつもとてもフィジカルな試合になる。同時に精神的にも要求度の高い試合にもなるね」とジョコビッチ。「僕らはお互いに限界までプッシュする。厳しい試合になるね」。

 第1セットのワウリンカのプレーは緩慢に見えた。ワウリンカの準々決勝のラファエル・ナダル(スペイン)戦が終わったのは深夜の午前1時12分。ジョコビッチは恐らくすでに寝ている頃だっただろうから、驚きはなかった。ワウリンカが寝たのは午前4時頃だったという。

「後悔はない。やることはすべてやったからね」とワウリンカ。「疲れていたのは確かで、今日の試合を戦うのはとても厳しいものだった。でも、彼をプッシュできたということに関しては自分でも喜んでいる」。

 第4シードのワウリンカは、第2セットを奪うことで、ジョコビッチの29セット連続奪取の記録を終わらせた。だが、第3セットでは3度サービスゲームを落としてジョコビッチに圧倒された。

「スタンとの関係は特別だ。ほかのトップ選手たちと違ってね」とジョコビッチ。「全仏オープンの決勝のとき以上に強いものになったと思う。それには感謝したいね」。(C)AP

Photo:PARIS, FRANCE - NOVEMBER 06: Novak Djokovic of Serbia in action against Tomas Berdych of Czech Republic during Day 5 of the BNP Paribas Masters held at AccorHotels Arena on November 6, 2015 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
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