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「ロンドンへの準備はOK」一週早くロンドン入りした錦織の代理人が語る [ATPファイナルズ]

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 11月15日にイギリス・ロンドンで開幕する「バークレイ ATPワールドツアー・ファイナルズ」(ATPツアー最終戦/室内ハードコート)。今季の成績上位選手8名に参加資格が与えられるエリート大会で、4名ずつのグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦)を行い、各グループの上位2名が準決勝以降をトーナメントで争う。

 錦織圭(日清食品)は一週間早くロンドン入りし、大会に備えるという。錦織はパリ室内のガスケ戦をリタイア負けしている。

 錦織の代理人のオリバー・R・バン リンドンク氏は、土曜日の段階で錦織は最終戦に備えて練習を再開するだろうとしている。

 リンドンク氏は、「彼は背部を少し傷めた」と錦織について話しており、パリで医師の診断を仰いだのだという。錦織は体調を取り戻すためのテストを行っており、また、「ロンドンに関してはOKだ」と話しているという。

 火曜日の試合での錦織は、リシャール・ガスケ(フランス)戦の途中で棄権負けしていた。

 今年の大会は錦織とダビド・フェレール(スペイン)が最後の2枠を確保しての出場だった。2人に加え、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、ロジャー・フェデラー(スイス)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)の8人が参加する。(C)AP

Photo: PARIS, FRANCE - NOVEMBER 04: Kei Nishikori of Japan speaks to the media after victory against Jeremy Chardy of France during Day 3 of the BNP Paribas Masters held at AccorHotels Arena on November 4, 2015 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

内山靖崇が添田豪を破ってシングルス初制覇 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の男子シングルス決勝で、第2シードの内山靖崇(北日本物産)が第1シードの添田豪(GODAIテニスカレッジ)を7-6(6) 6-4で破り、シングルスでの初優勝を果たした。

 添田と内山は今回が5度目の対戦。2014年は添田が海外のチャレンジャー大会で3連勝していたが、今年7月のグランビー(ATPチャレンジャー/10万ドル/ハードコート)の2回戦では内山が添田を6-2 6-2で破り、初勝利を挙げていた。

 23歳の内山は今大会には2010年から6年連続の出場。ダブルスでは2012年に田川翔太(早稲田大学・当時)とのペアで優勝経験があるが、シングルスでは2012年と14年の準決勝進出がこれまでの最高成績だった。

 31歳の添田は2008年と09年に大会連覇を達成しており、2012年7月には世界ランク自己最高の47位をマーク。全日本には6年ぶりの出場で決勝まで勝ち上がったが、大会での連勝は14でストップし、3度目のタイトル獲得はならなかった。

※トップ写真は、左から添田、内山、眞子内親王殿下


穂積絵莉がシングルス準優勝、江口実沙とのダブルスで優勝 [ITFキャンベラ5万ドル]

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 オーストラリア・キャンベラで開催されたITF(国際テニス連盟)の女子5万ドル大会「キャンベラ国際」(11月2~8日/ハードコート)で決勝に進出していた第2シードの穂積絵莉(エモテント)はエイジア・ムハメッド(アメリカ)に4-6 3-6で敗れ、今シーズンのシングルス初優勝はならなかった。

 穂積は江口実沙(北日本物産)とのペアで第1シードでダブルスにも出場し、決勝でローレン・エンブリー(アメリカ)/ムハメッドを7-6(13) 1-6 [14-12]で倒して優勝。同ペアでは10月のトゥーンバ(ITF2.5万ドル/ハードコート)以来となる3勝目を挙げている。

   ◇   ◇   ◇

日本人選手の結果

【シングルス決勝】
●32穂積絵莉(エモテント)[2] 4-6 3-6 ○エイジア・ムハメッド(アメリカ)

【シングルス準決勝】
○32穂積絵莉(エモテント)[2] 6-4 6-0 ●24江口実沙(北日本物産)[4]

【シングルス準々決勝】
○32穂積絵莉(エモテント)[2] 7-5 6-3 ●26アリナ・ラディオノワ(オーストラリア)

○24江口実沙(北日本物産)[4] 6-2 6-1 ●19ローレン・エンブリー(アメリカ)

【シングルス2回戦】
○32穂積絵莉(エモテント)[2] 6-3 7-5 ●30マディソン・イングリス(オーストラリア)[WC]

○24江口実沙(北日本物産)[4] 6-3 6-2 ●21リン・ジャン(香港)

●3奥野彩加(イヌヅカスポーツプランニング)3-6 5-7 ○2Jessica WACNIK(アメリカ)[Q]

【シングルス1回戦】
○32穂積絵莉(エモテント)[2] 6-4 6-4 ●31アリソン・ベイ(オーストラリア)

○24江口実沙(北日本物産)[4] 6-1 6-4 ●23ピア・ケーニヒ(オーストリア)

○3奥野彩加(イヌヅカスポーツプランニング)6-4 7-5 ●4ストーム・サンダース (オーストラリア)

   ◇   ◇   ◇

【ダブルス決勝】
○1穂積絵莉/江口実沙(エモテント/北日本物産)[1] 7-6(13) 1-6 [14-12] ●12ローレン・エンブリー/エイジア・ムハメッド(アメリカ)[4]

【ダブルス準決勝】
○1穂積絵莉/江口実沙(エモテント/北日本物産)[1] 6-2 7-6(3) ●8アリソン・ベイ/リン・ジャン(オーストラリア/香港)

【ダブルス準々決勝】
○1穂積絵莉/江口実沙(エモテント/北日本物産)[1] 6-4 6-4 ●3キンバリー・ビレル/マディソン・イングリス(オーストラリア)

●5シンディ・ブルガー/奥野彩加(オランダ/イヌヅカスポーツプランニング)[3] 4-6 3-6 ○8アリソン・ベイ/リン・ジャン(オーストラリア/香港)

【ダブルス1回戦】
○1穂積絵莉/江口実沙(エモテント/北日本物産)[1] 6-1 7-5 ●2プリシラ・ホン/タミ・パターソン(オーストラリア)

○5シンディ・ブルガー/奥野彩加(オランダ/イヌヅカスポーツプランニング)[3] 6-7(7) 6-2 [10-8] ●6デスタニー・アイアバ/オリビア・チャンドラムリア(オーストラリア)[Q]

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝ち上がり、名前の左に付いている数字はドロー番号

※写真はJAPAN WOMEN'S OPENの予選での穂積絵莉

女子ダブルスは久見香奈恵/高畑寿弥が優勝 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額 2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の女子ダブルス決勝で、第3シードの久見香奈恵/高畑寿弥(ともに橋本総業)が第4シードの井上明里(レスポートサックジャパン)/宮村美紀(フリー)を6-4 6-7(9) 6-2で下して優勝を飾った。

 今年3月の甲府(ITF1万ドル/ハードコート)からペアを組み始めた久見と高畑は、全日本前に行われた牧之原と浜松の大会(ともにITF2.5万ドル/砂入り人工芝コート)で決勝進出。牧之原ではコンビでの2勝目を挙げていた。

 高畑は2011年に青山修子(近藤乳業)とのペアで優勝しており、2度目のタイトル獲得。久見は単複を通して初の全日本制覇となった。

※写真は、左から井上明里、宮村美紀、久見香奈恵、高畑寿弥

竹内研人、越智真、井藤祐一ら日本勢5人が予選決勝へ [兵庫ノアチャレンジャー]

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 「2015兵庫ノアチャレンジャー」(本戦11月9~15日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/賞金総額 5万ドル/室内ハードコート)の予選2日目はシングルス予選2回戦8試合が行われ、日本勢は第4シードの竹内研人(北日本物産)、第5シードの越智真(江崎グリコ)、第8シードの井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)、志賀正人(GODAIテニスカレッジ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)の福田創楽(Project ALC)の5人が予選決勝に駒を進めた。

 詳しい試合結果は以下の通り(※名前の左に付いている数字はドロー番号)。

 11月9日(月)から本戦がスタートする。初日は11時00分からシングルス予選決勝4試合が、14時30分以降にシングルス1回戦2試合が予定されている。

   ◇   ◇   ◇

【シングルス予選2回戦】

○4志賀正人(GODAIテニスカレッジ)7-5 6-2 ●1ギャビン・バン ペパーゼール(オーストラリア)[1]

○8キム・ヨンソク(韓国)[6] 5-7 7-6(5) 6-4 ●5田沼諒太(ワールド航空サービス)

--------------------

○9アンドレイ・カパス(ポーランド)[2] 7-6(3) 6-1 ●12オリバー・アンダーソン(オーストラリア)

○16越智真(江崎グリコ)[5] 7-5 6-3 ●13ジュン・ウンスン(韓国)

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○17クリストファー・ルンカット(インドネシア)[3] 6-0 6-1 ●19沼尻啓介(沼尻産業)

○21福田創楽(Project ALC)[WC] 6-3 6-1 ●24ホン・ジュイチェン(台湾)[7]

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○25竹内研人(北日本物産)[4] 6-2 6-2 ●27後藤翔太郎(三重GTC)

○32井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)[8] 6-3 7-5 ●30鈴木昂(SARI)

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

綿貫裕介と陽介の兄弟ペアがダブルス優勝、長兄の裕介はミックスダブルスとの2冠達成 [全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)は8日、男子ダブルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦枠)から勝ち上がった綿貫裕介(橋本総業)/綿貫陽介(グローバルプロテニスアカデミー)の兄弟ペアが、第8シードの佐野紘一(伊予銀行)/小ノ澤新(イカイ)を6-2 6-1で下して優勝を飾った。

 綿貫組は1回戦で第7シードの近藤大生/鈴木貴男(ともにイカイ)を4-6 7-6(7) 6-1で、準々決勝で第3シードの内山靖崇(北日本物産)/添田豪(GODAIテニスカレッジ)を6-2 6-1で、準決勝では前年優勝ペアで第1シードの仁木拓人(三菱電機)/吉備雄也(ノア・インドアステージ)を6-4 6-4で破っての決勝進出。裕介は二宮真琴(橋本総業)とのミックスダブルスでも前年に続いて優勝を決めており、2冠を達成した。

 綿貫組は長男・裕介と三男で高校生の陽介による兄弟ペア。次男の敬介(明治安田生命)を含めた3兄弟全員がシングルス本戦出場を果たし、裕介がベスト8、敬介が2回戦進出、陽介が1回戦敗退という結果を残している。

※写真は、左から佐野紘一、小ノ澤新、綿貫陽介、綿貫裕介

内山靖崇が初優勝「添田さんに勝って優勝したいと思っていた」[全日本テニス選手権]

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 「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の大会最終日は、男子シングルス決勝と男女ダブルスの決勝が行われた。

 男子シングルス決勝は、第2シードの内山靖崇(北日本物産)が第1シードの添田豪(GODAIテニスカレッジ)を7-6(6) 6-4で倒して、初優勝を果たした。内山は初の決勝進出での初優勝だった。

 第1セットで添田は3本、内山は1本あったブレークポイントをしのぎ、お互いにサービスキープを続けたままでタイブレークに突入した。

 タイブレークで先にリードしたのは添田だった。ここまでサービス力ではお互いに互角。セット中盤以降は両者、リターンが合い始めていたが、決定打を欠いたままで突入したのがこのタイブレーク。添田が6-2とリードし、4本のセットポイントを握った。

 「開き直りではないが、タイブレークは添田さんのものだろうなと思っていた」とこのときのことを内山は振り返っている。そして、そういう心境だったことについて「ショックはないというか、落ち込んだような気持ちはなかった。それが目の前の1ポイントに集中できることにつながったんじゃないかと思う」と続けている。

 この日の内山には、初優勝がかかった初の決勝の舞台、という緊張感や硬さは感じられず、逆にストローク戦ではいつも以上のパフォーマンスが出ているように見えた。だが、本人に試合後にそのことについて聞くと「自分のイメージはもっと上なんですが」と苦笑いしながら、「添田さんが僕のプレーを引き出してくれたというのはあったと思う」と答えた。彼はとにかくがむしゃらにプレーしていただけで、あまり細かなことは覚えていない、とにかくよく走らされたと振り返り、「今日できるベストは尽くせたと思う」と満足げな表情を見せた。

 6-2とされたあとの添田はダブルフォールトなどで2本続けてサービスを落とし、内山のバックハンドがネットにかかりながらも添田のコートに入る幸運なポイントなどもあって、6-6と内山が追いついた。続くポイントでは、高速のストロークがやり取りされたロングラリーを内山が制してセットポイントをつかみ、最後は添田のフォアハンドがロングとなった。内山は4本のセットポイントのピンチから、6ポイントを連取してセットを奪った。

 「6-2、6-3のところでギアを上げないといけなかったと、いま振り返ると思う」と添田。
 「第1セットを取れたのが、この試合に勝った大きな要因」と内山。
 リードしたことで内山にメンタルの余裕が生まれたのは間違いなく、第2セットに入ると内山の動きがさらに伸び伸びとしたものとなっていった。

 第2セット第3ゲームで先にブレークしたのは内山で、そのまま4-2までリードを広げた。優勝がチラついたのではと聞かれた内山は「チラつきすぎてどうしようかという感じでした」と苦笑いしながら、「第2セットは先に自分がブレークして、そのあとはサービスがよかったのでトントン拍子でサービスキープして。でも、このまま添田さんが終わらせるわけがないと怖くなり始めていた」と明かす。

 自分に有利な状況でもその受け止め方次第でネガティブになることがあるが、第8ゲームで添田にブレークバックされて4-4とされたことは、逆に内山にとって落ち着きにつながったのだと言う。

 添田に追いつかれたことは内山にとって「予想通り」。これが彼に安心感を与え、その後の開き直りにつながった。「(第9ゲームで)ブレークして、5-4のサービスゲームで思いきりいけた。4-3のときにキープして、5-3でサービスゲームを迎えていたら硬くなっていたかもしれない」と内山。テニスの試合の流れは時に不可思議だが、こういうものなのだろう。

 最後のゲームはラブゲームで内山がキープして決めた。添田に振り回され、走らされてもミスを出さず、逆に深いボールやアングルで逆襲した。今までの内山ならミスが出ていたような場面でも、ミスを出さない。敗れた添田も完敗を認めざるをえない完璧な内容での勝利だった。

 「自分の中での全日本は近いようで遠いものだった」と内山。「まだ信じられません。これからいろんな人たちに祝福されたりしたら、実感がわくかも」と試合後、1時間近く経ったあとの記者会見でもまだそんな具合だった。

 内山が小学校6年生のときに初めて見た全日本が、添田と寺地貴弘(ミズノ・当時)の準決勝だった。以来、全日本で添田と戦うのが彼にとっての夢になったのだという。国際大会では去年と今年で4度戦っているものの、全日本での対戦は今回が初めてだった。

 「出場者のリストを見たときから、添田さんに勝って優勝したかった」と内山は言う。ジュニアの頃に初めてナショナルチームの練習に参加。添田の練習相手を務めたが、まるで相手にならず、申し訳ない気持ちになったという。そのときから、ここまできた。
 スペインに拠点を変え、テニスに集中する日々を過ごした今季は、徐々に力がついてきている実感を得ている。「どれぐらい上にいけるかわからないが、自分を信じていきたい」。

 デ杯チームではダブルスの要としての地位を固めつつある内山だが、ジュニア時代には世界12位の経歴を持ち、そのスケールの大きなテニスで将来を期待された存在。23歳になった彼は、この全日本でシングルスでも実力を改めて示した。

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

田島尚輝と佐藤南帆が優勝、田島は単複2冠 [第34回中牟田杯(U15)]

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 「2015 U-15全国選抜ジュニアテニス選手権大会(第34回 中牟田杯)」(11月4~8日/福岡県・博多の森テニス競技場)は最終日を迎え、男女単複の決勝などが行われた。

 この大会は全国各地域から選抜された男女各64名のシングルスと64組のダブルスのトーナメント戦で争われる15歳以下のチャンピオン決定戦で、来年度のジュニアデビスカップおよびジュニアフェドカップ・アジア/オセアニア予選の日本代表候補選手の選考会を兼ねている。

 男子シングルスは、第3~4シードの田島尚輝(関東/TEAM YONEZAWA)が、同じく第3~4シードの伊藤竹秋(関東/グリーンテニスプラザ)を6-2 6-4で下し、女子シングルスは第1シードの佐藤南帆(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)が第2シードの宮本愛弓(関東/志津TC)を6-1 6-3で破り、それぞれ優勝を飾った。

 男子ダブルスは第1シードの田島/川上倫平(関東:狛江インドアジュニアATPチーム)が第13~16シードの白石光/伊藤竹秋(関東:有明ジュニアテニスアカデミー/グリーンテニスプラザ)を7-5 6-2で、女子ダブルスは第2シードの永田杏里/宮本愛弓(東海:南山中女子部/関東:志津TC)が第13~16シードの安藤優希/輿石亜佑美(関東:自由ガ丘インターナショナルTCO/川口市テニス協会ジュニア)を6-1 6-3で倒してタイトルを獲得。田島は単複2冠を達成した。

左からダブルス優勝の川上倫平、田島尚輝、永田杏里、宮本愛弓

 詳しい試合結果は以下の通り。

※名前の左に付いている数字はドロー番号。[ ]数字はシード順位

   ◇   ◇   ◇

【男子シングルス決勝】

○17田島尚輝(関東/TEAM YONEZAWA)[3-4] 6-2 6-4 ●48伊藤竹秋(関東/グリーンテニスプラザ)[3-4]

【男子シングルス 3位決定戦】

○64川上倫平(関東/狛江インドアジュニアATPチーム)[2] 6-4 4-6 6-2 ●1白石光(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)[1]

   ◇   ◇   ◇

【女子シングルス決勝】

○1佐藤南帆(関東/有明ジュニアテニスアカデミー)[1] 6-1 6-3 ●64宮本愛弓(関東/志津TC)[2]

【女子シングルス 3位決定戦】

○18松本妃那(九州/柳川高等学校)6-2 4-6 6-4 ●48佐藤久真莉(関東/CSJ)[3-4]

   ◇   ◇   ◇

【男子ダブルス決勝】

○1田島尚輝/川上倫平(関東:TEAM YONEZAWA/狛江インドアジュニアATPチーム)[1] 7-5 6-2 ●41白石光/伊藤竹秋(関東:有明ジュニアテニスアカデミー/グリーンテニスプラザ)[13-16]

【男子ダブルス 3位決定戦】

○53宮永竜聖/吉野郁哉(北信越:ATS/ウエストヒルズJT)6-4 6-4 ●25福島琉汰/飯村大也(関東:フミヤエース市川/吉田記念テニス研修センター)[9-12]

   ◇   ◇   ◇

【女子ダブルス決勝】

○64永田杏里/宮本愛弓(東海:南山中女子部/関東:志津TC)[2] 6-1 6-3 ●24安藤優希/輿石亜佑美(関東:自由ガ丘インターナショナルTCO/川口市テニス協会ジュニア)[13-16]

【女子ダブルス 3位決定戦】

○9内藤祐希/坂詰姫野(北信越:長岡市TAジュニア教室/ファーストTA)[9-12] 6-3 3-6 7-5 ●48西田賀杏央/佃紫帆(関西:TCセブンスリー/城南学園)[3-4]

※トップ写真はシングルス優勝の田島尚輝(左)と佐藤南帆(右)
写真提供◎九州テニス協会


超タフドローを勝ち抜いた綿貫兄弟と、逆境からの栄冠をつかんだ久見/高畑がダブルス制覇 [全日本テニス選手権]

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「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート)の大会最終日は、男子シングルス決勝と男女ダブルス決勝が行われた。

   ◇   ◇   ◇

 男子ダブルスはノーシードから出場の綿貫裕介(橋本総業)と綿貫陽介(グルーバルテニスアカデミー)の兄弟ペアが、第6シードの佐野紘一(伊予銀行)と小ノ澤新(イカイ)を6-2 6-1で倒して初優勝を果たした。

 兄弟ダブルスでの全日本優勝は、1956年の加茂礼仁/公成以来、59年ぶり。

 綿貫組は1回戦で第7シードの近藤大生/鈴木貴男(ともにイカイ)、準々決勝では第3シードでデ杯のダブルスチームでもある内山靖崇(北日本物産)/添田豪(GODAIテニスカレッジ)、準決勝で第1シードで前年優勝の仁木拓人(三菱電機)/吉備雄也(ノア・インドアステージ)と、「何で僕らだけこんなドロー?」と裕介がぼやくほどのタフドローを勝ち抜いての優勝だった。

綿貫裕介のコメント
 「1回戦からタフな試合が続いていて、1回戦ではマッチポイントからの逆転で勝てて波に乗れた。決勝は陽介がどこまでやってくれるかな、というのが問題だった。試合前にものすごく緊張していたので心配したが、試合になったらこれまでと同じように好き勝手にプレーをして、自分がそのフォローをするという形で戦えた」

綿貫陽介のコメント
「緊張しすぎてほとんど憶えていない。周りはみんな格上だったり、尊敬する選手たちばかりで、とにかく思いきりやるのが目標だった。プレッシャーで押し潰されそうだったが、思いきりプレーして、声を出して、やれることをやって、最後は兄に頼もうというつもりで戦った」

   ◇   ◇   ◇

 女子ダブルスは第3シードの久見香奈恵/高畑寿弥(ともに橋本総業)が、第4シードの井上明里(レスポートサックジャパン)/宮村美紀(フリー)を6-4 6-7(9) 6-2で下して優勝した。高畑は2011年にも青山修子(近藤乳業)とのペアで優勝して以来、2度目の全日本ダブルスのタイトル。久見は今回が初優勝だった。

久見香奈恵のコメント
 「11年目でやっとの舞台。今までこんなに長く大会に残っていたこともないし、たくさんの観客の前でのプレーも初めて。自分が思っていた以上のパフォーマンスを出せた大会だった。高畑さんとのダブルスでは常にベスト4以上に進んできていて、ランキングも上がってきているので、WTAツアーにも二人でトライしていきたい。久見/高畑のダブルスがどこまでいけるか見ていてほしい」

高畑寿弥のコメント
 「2011年に全日本を獲って、2012年にはランキングでもキャリアハイを記録。さあこれからグランドスラムに、と思っていた4月に右膝十字靭帯と半月板を傷めて、9ヵ月間コートに立てなかっただけでなく、歩くことからの再スタートだった。最初にコートに戻ったときに、コーチにサービスを打ってみろと言われて、そのときに空振りをしたんですが、コーチから「そんなもんや」と言われてすごく楽になって、今までいろいろな人に支えられてここまで来られました」

 「 (決勝では)第2セットを落としたあと、ロッカールームに着替えに戻って、大声で叫んで、クリーンな気持ちでコートに戻った。1回戦からずっとタフな戦いで、その度にお互いのコーチと課題について練習をして成長してきた。お互いの持ち味が出せてよかった。久見さんは本当にお姉さんという感じで、自分のことだけでなく、テニス界全体のことを考えて、先頭に立ってやってくれる勇気のある選手です。来年もまたプレーしたいです」

女子ダブルス優勝の久見香奈恵(左)と高畑寿弥(右)

※トップ写真は男子ダブルス優勝を決めた瞬間の綿貫裕介(左)と陽介(右)

テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)

全日本と並行開催「東アジアジュニアチーム対抗戦」で日本は男女とも2位

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「第90回記念大会 橋本総業 全日本テニス選手権」(予選10月29~31日、本戦10月31日~11月8日/賞金総額2846万円)が行われている有明テニスの森公園コートで、日本、香港、韓国、中華台北の4ヵ国による13歳以下の対抗戦「東アジアジュニアチームテニス対抗戦」(11月4~8日)が同時開催され、日本は男女とも2位の結果となった。

 この大会は、国際親善とジュニア強化を目的としたもので、今年度が初開催、次年度以降も継続開催を目指すもの。

 試合方法は、1チーム最大3名とし、シングルス2試合、ダブルス1試合の合計3試合で争う。各試合3セットマッチで、最終セットは10ポイントのマッチタイブレーク。

 有明テニスの森公園コートの8番から11番コートを使って行われた。観戦無料。

●13歳以下に定めた主旨(日本テニス協会)

 来年以降の14歳以下国別対抗戦(ワールドジュニアテニス)、16歳以下の国別対抗戦(ジュニアデビスカップ、ジュニアフェドカップ)のジュニア強化を視野に入れ、将来のデビスカップ、フェドカップ、さらに2020年オリンピック、それ以降にも活躍する低年齢層の発掘、育成の第一歩とするため。

   ◇   ◇   ◇

試合スケジュールおよび結果

【11月4日】

ボーイズ

日本 3-0 香港
○間仲啓 6-4 6-3 ●TANG, Klyle Lok Yin
○太田佳人 6-7(2) 6-2 [10-8] ●CHAN, Man San
○太田佳人/木村優希 6-4 3-6 [10-5] ●TANG/WONG, Hoi Man

韓国 3-0 中華台北
○KIM, Dongiu 6-0 6-2 ●YANG, Kai Shiang
○PARK, Jungwon 6-2 6-3 ●CHANG, Yao Yuan
○KIM/PARK 6-1 6-2 CHANG/YANG

ガールズ

日本 3-0 香港
○山口藍 6-3 6-4 ●LIN, Wing Ka
○カジュール・オヴィ 7-6(4) 6-7(3) [10-7] ●WONG, Hong Yi
○山口藍/今村咲 6-3 6-4 ●WONG, Hoi Ki Jenny/LIN

韓国 3-0 中華台北
○KU, Yeonwoo 6-0 6-0 ●TSAO, Chia Yi
○KIM, Seoyoung 6-1 6-1 ●YANG, Ya Yi
○KIM/KU 6-3 6-1 ●TSAO/YANG

【11月5日】

ボーイズ

日本 2-1 中華台北
●木村優希 3-6 7-6(6) [8-10] ○YANG, Kai Shiang
○間仲啓 6-1 6-0 ●CHANG, Yao Yuan
○間仲啓/太田佳人 6-1 6-3 ●CHANG/YANG

韓国 3-0 香港
○KIM, Dongiu 6-0 6-1 ●WONG, Hoi Man
○PARK, Jungwon 5-7 6-4 [10-4] ●TANG, Klyle Lok Yin
○KIM/PARK 6-1 6-2 ●CHAN, Man San/WONG

ガールズ

日本 3-0 中華台北
○今村咲 6-1 6-0 ●TSAO, Chia Yi
○山口藍 6-0 6-0 ●YANG, Ya Yi
○今村咲/カジュール・オヴィ 6-2 6-2 ●TSAO/YANG

韓国 2-1 香港
○KU, Yeonwoo 6-4 6-3 ●WONG, Hoi Ki Jenny
●KIM, Seoyoung 5-7 4-6 ○WONG, Hong Yi
○KIM/KU 4-6 6-4 [10-5] ●LIN, Wing Ka/WONG, Hong Yi

【11月6日 DAY OFF】

【11月7日】

ボーイズ

韓国 2-1 日本
●KIM, Dongiu 3-6 1-6 ○間仲啓
○PARK, Jungwon 6-3 7-5 ●太田佳人
○KIM/PARK 6-3 7-5 ●木村優希/間仲啓

香港 2-1 中華台北
○WONG, Hoi Man 6-2 3-6 [10-8] ●YANG, Kai Shiang
○CHAN, Man San 6-4 4-6 [10-8] ●CHANG, Yao Yuan
●CHAN/TANG, Kyle Lok Yin 5-7 6-7(4) ○CHANG/YANG

ガールズ

韓国 3-0 日本
○KU, Yeonwoo 4-6 6-3 [10-7] ●山口藍
○KIM, Seoyoung 6-2 6-0 ●カジュール・オヴィ
○KIM/KU 7-5 6-2 ●今村咲/山口藍

香港 2-1 中華台北
○LIN, Wing Ka 6-1 6-0 ●TSAO, Chia Yi
●WONG, Hoi Ki Jenny 2-6 6-1 [6-10] ○YANG, Ya Yi
○ WONG, Hong Yi/LIN 6-3 6-1 ●TSAO/YANG

【11月8日】
※リーグ戦の結果で上位、下位に分かれて対戦する予定だったが雨天により中止

ボーイズ
1位 韓国
2位 日本
3位 香港
4位 中華台北

ガールズ
1位 韓国
2位 日本
3位 香港
4位 中華台北

※トップ写真は日本代表チーム。左から古庄大二郎・男子監督、木村優希、太田佳人、間仲啓、山口藍、カジュール・オヴィ、今村咲、小畑沙織・女子監督

[全日本テニス選手権 最終日] PHOTOアルバム更新

杉田祐一がノーシードから今季2勝目 [フワヒン・チャレンジャー]

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 タイ・フワヒンで開催されたATPツアー下部大会の「E@ フワヒン・オープン 2015」(11月2~8日/賞金総額 12.5万ドル/ハードコート)に出場していた杉田祐一(三菱電機)が、シングルス決勝で予選から勝ち上がってきたステファン・ロベール(フランス)を6-2 1-6 6-3で破り、9月のバンコク(ATPチャレンジャー/5万ドル/ハードコート)以来となる今季2勝目を挙げた。杉田のチャレンジャー大会での優勝は、通算で5度目となる。

 準優勝に終わった35歳のロベールは、昨年の全豪オープン(ハードコート)でラッキールーザーからグランドスラム自己最高の4回戦に進出。2010年2月には世界ランク自己最高の61位をマークしている。今大会では1回戦で松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)、準々決勝で守屋宏紀(北日本物産)、準決勝では第5シードの伊藤竜馬(北日本物産)と、日本勢3人を倒して決勝進出を果たしていた。

 ダブルスには伊藤/松井が出場していたが、準々決勝で第2シードのリー・シンハン/ルー・イェンシュン(ともに台湾)に4-6 3-6で敗れ、上位進出はならなかった。

   ◇   ◇   ◇

日本人選手の結果

【シングルス決勝】
○10杉田祐一(三菱電機)6-2 1-6 6-3 ●29ステファン・ロベール(フランス)[Q]

【シングルス準決勝】
●17伊藤竜馬(北日本物産)[5] 4-6 2-6 ○29ステファン・ロベール(フランス)[Q]

○10杉田祐一(三菱電機)7-5 2-6 6-3 ●8ユルゲン・ゾップ(エストニア)[7]

【シングルス準々決勝】
○17伊藤竜馬(北日本物産)[5] 7-6(6) 6-1 ●23ニルス・ランガー(ドイツ)

●16西岡良仁(ヨネックス)[8] 6-7(4) 5-7 ○10杉田祐一(三菱電機)

●27守屋宏紀(北日本物産)1-6 6-4 1-6 ○29ステファン・ロベール(フランス)[Q]

【シングルス2回戦】
○17伊藤竜馬(北日本物産)[5] 6-3 6-1 ●20Puriwat CHATPATCHAROEN(タイ)[WC]

○16西岡良仁(ヨネックス)[8] 6-4 7-6(4) ●13ペーター・ゴヨブチック(ドイツ)

○10杉田祐一(三菱電機)6-1 6-2 ●12Pruchya ISAROW(タイ)[WC]

○27守屋宏紀(北日本物産)7-6(3) 7-6(10) ●26アミル・ワイントラウブ(イスラエル)

【シングルス1回戦】
○17伊藤竜馬(北日本物産)[5] 6-2 6-3 ●18Jirat NAVASIRISOMBOON(タイ)[Q]

○16西岡良仁(ヨネックス)[8] 6-2 7-6(5) ●アレクサンドル・クドリャフツェフ(ロシア)

○10杉田祐一(三菱電機)6-0 Ret. ●9ユキ・バンブリ(インド)[3]

○27守屋宏紀(北日本物産)7-5 3-0 Ret. ●28バイ・ヤン(中国)

●30松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)[LL] 1-6 1-6 ○29ステファン・ロベール(フランス)[Q]

--------------------

【ダブルス準々決勝】
●13伊藤竜馬/松井俊英(北日本物産/ASIA PARTNERSHIP FUND)4-6 3-6 ○16リー・シンハン/ルー・イェンシュン(台湾)[2]

【ダブルス1回戦】
○13伊藤竜馬/松井俊英(北日本物産/ASIA PARTNERSHIP FUND)6-4 6-3 ●14ユキ・バンブリ/ディビジ・シャラン(インド)

--------------------

【シングルス予選決勝】

●4松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)[5] 6-7(1) 0-6 ○1ステファン・ロベール(フランス)[1]

【シングルス予選1回戦】

○4松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)[5] 6-4 6-4 ●3Patcharapol KAWIN(タイ)[WC]

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝ち上がり、LLはラッキールーザー、Ret.は途中棄権、名前の左に付いている数字はドロー番号

※写真は楽天ジャパンオープンの予選での杉田祐一

ビーナスがプリスコバを下して優勝、4年ぶりにトップ10に返り咲き [WTAエリート・トロフィー]

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 中国・珠海で開催された「WTAエリート・トロフィー」(11月3~8日/WTAツアー・チャンピオンシップス/ハードコート/賞金総額215万ドル)。この大会はシンガポールで開催された「WTAファイルズ」に出場が叶わなかった今季の8位より下の選手たち12人によって戦われる。4つのグループに3名ずつを分けてラウンドロビンを戦い、成績上位1名ずつが準決勝に進む方式で、今年から新設された。優勝ポイントは700ポイントだ。

 日曜日に行われた決勝で、第1シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を7-5 7-6(6)で下して優勝した。

 プリスコバは第2セットのタイブレーク6-5の場面でセットポイントを握っていたが、ビーナスが立て続けにフォアハンドのウィナーを決めて試合を終わらせた。

 「アジアで7週間過ごした今では、まるで私にとってホームのような感覚よ」とビーナス。「珠海で初の優勝がすごくうれしい。選手たち全員がみんな歓迎されたと感じているし、すべての興奮に感謝しているわ」。

 ビーナスにとっては今季3度目のタイトルで、次週のランキングでは4年ぶりにトップ10に返り咲く。

 第1セットのビーナスはいきなり4-1とリードを広げたが、そのあと、プリスコバが4-4まで挽回する展開の末にビーナスが奪っていた。

  第2セットに入って調子が出てきたプリスコバは4-2とリードしたものの、ビーナスが挽回してタイブレークに持ち込んでいた。

 「たとえ今日勝てなかったとしても、素晴らしい1週間だったと思う」とプリスコバ。「ビーナスのプレーは信じられないものだった。でも、私は今週の自分のプレーを誇りに思っているし、できればもっとこういう試合がしたいと思う」。

 ビーナスはこれまでグランドスラムで7度優勝。元ナンバーワンでもある。復活となった今季は、オークランドと武漢の大会で優勝していた。

 ビーナスが3大会で優勝したのは2008年以来。41試合に勝利したのは、50試合に勝った2007年以来だ。(C)AP

※写真はシンガポールでのビーナス
Photo: SINGAPORE - OCTOBER 29: Venus Williams speaks at a Q&A for Future Stars during the BNP Paribas WTA Finals at Singapore Sports Hub on October 29, 2015 in Singapore. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

ジョコビッチがマレーを下して今季10勝目「心身ともにピーク」とジョコビッチ [BNPパリバ・マスターズ]

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 フランス・パリで開催された「BNPパリバ・マスターズ」(ATP1000/11月2~8日/賞金総額328万8530ユーロ/室内ハードコート)。

 日曜日に行われた決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が6-2 6-4でアンディ・マレー(イギリス)を下して優勝した。ジョコビッチは今大会では3連覇で、通算では4度目の優勝だ。

 ジョコビッチの今季10勝目は、危なげない内容での勝利だった。シーズン10勝はロジャー・フェデラー(スイス)より4大会、マレーに比べると6大会多い。ジョコビッチにとって通算で58タイトル目であり、マスターズ大会(ATP1000)では28度目の優勝。フェデーより2タイトル多く、最多のラファエル・ナダル(スペイン)より1勝少ない。

「最初のポイントからとてもソリッドな試合ができた。ベースラインから自分のプレーを相手押しつけ、堅い守りのテニスができた」とジョコビッチ。「心身の能力に関しては、今がピークだと思う」。

 ジョコビッチの連勝はこれで22試合連続に伸びた。また、4連覇を目指すATPツアー最終戦も間もなく開幕だ。

「トレーニングや大会への準備のペースを変える理由がない」とジョコビッチ。「できればまた素晴らしい勝利とともにシーズンを終えたい」。

 決勝までに1度セットは落としたものの、マレーは単純にジョコビッチに敵わないという感じだった。ジョコビッチはATP1000大会でのシーズン6度目の優勝を挙げ、新記録を作った。

「彼にとっては本当に素晴らしいシーズンだと思う。すごいよ」とマレー。「今日は僕のバックハンドに少しミスが多かったし、コートの中にどんどん入られて、ポイントをコントロールされてしまった」。

 両者は今回が30度目の対戦だったが、これで対戦成績はジョコビッチの21勝9敗となった。マレーは2013年のウィンブルドンの決勝でジョコビッチに勝って以来、11試合を戦って今年8月のモントリオールの大会の1度しか勝てていない。

「シーズンの最初の頃から、彼(ジョコビッチ)とロジャー(フェデラー)には十分に勝てていない」とマレー。「それが何故なのか、どうしたら変えていけるのかを考えないといけない」。(C)AP

Photo:PARIS, FRANCE - NOVEMBER 08: Novak Djokovic of Serbia poses with the trophy after victory against Andy Murray of Great Britain in their Mens Final match during Day 7 of the BNP Paribas Masters held at AccorHotels Arena on November 8, 2015 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

[最新WTAランキング] 11月9日付

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■WTAシングルスランキング(11月09日現在)

順位(前週) 名前(国籍) ポイント(前週ポイント)

1.(1) セレナ・ウイリアムズ(アメリカ) 9,945(9,945)
2.(2) シモナ・ハレプ(ルーマニア) 6,060(6,060)
3.(3) ガルビネ・ムグルッサ(スペイン) 5,200(5,200)
4.(4) マリア・シャラポワ(ロシア) 5,011(5,011)
5.(5) アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド) 4,500(4,500)
6.(6) ペトラ・クビトバ(チェコ) 4,220(4,220)
7.(11) ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 3,790(3,091)
8.(7) フラビア・ペンネッタ(イタリア) 3,621(3,621)
9.(8) ルーシー・サファロバ(チェコ) 3,590(3,590)
10.(9) アンジェリック・ケルバー(ドイツ) 3,590(3,590)

11.(13) カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 3,285(2,955)
12.(10) ティメア・バシンスキー(スイス) 3,133(3,133)

18.(19) マディソン・キーズ(アメリカ) 2,600(2,495)
19.(20) エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 2,590(2,410)

25.(26) スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア) 2,006(1,847)
26.(28) アンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア) 1,875(1,810)

60.(60) 土居美咲(日本/ミキハウス) 929(942)

70.(75) ジェン・サイサイ(中国) 840(789)

78.(79) 日比野菜緒(日本/フリー) 778(778)

83.(83) 奈良くるみ(日本/安藤証券) 740(740)

141.(145) クルム伊達公子(日本/エステティックTBC) 386(386)
145.(133) 尾﨑里紗(日本/江崎グリコ) 375(425)
180.(181) 加藤未唯(日本/佐川印刷) 280(280)
181.(201) 江口実沙(日本/北日本物産) 274(246)
193.(176) 穂積絵莉(日本/エモテント) 262(294)
197.(192) 日比万葉(日本/フリー) 257(261)
201.(199) 澤柳璃子(日本/ミキハウス) 247(247)
203.(202) 大坂なおみ(日本) 245(245)
215.(228) 桑田寛子(日本/島津製作所) 228(205)
225.(218) 青山修子(日本/近藤乳業) 211(216)


Photo:NEW YORK, NY - SEPTEMBER 02: Serena Williams of the United States takes the court for her Women's Singles Second Round match against Kiki Bertens of the Netherlands on Day Three of the 2015 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 2, 2015 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City. (Photo by Elsa/Getty Images)

[最新ATPランキング] 11月9日付

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■ATPシングルスランキング(11月09日現在)

順位(前週) 名前(国籍) ポイント(前週ポイント)

1.(1) ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 15,285(15,785)
2.(3) アンディ・マレー(イギリス) 8,470(8,070)
3.(2) ロジャー・フェデラー(スイス) 7,340(8,250)
4.(4) スタン・ワウリンカ(スイス) 6,500(6,585)
5.(6) ラファエル・ナダル(スペイン) 4,630(4,630)
6.(5) トマーシュ・ベルディヒ(チェコ) 4,620(4,730)
7.(8) ダビド・フェレール(スペイン) 4,305(3,945)
8.(7) 錦織圭(日本/日清食品) 4,035(4,440)
9.(9) リシャール・ガスケ(フランス) 2,850(2,715)
10.(10) ジョーウィルフライ・ツォンガ(フランス) 2,635(2,545)

11.(13) ジョン・イズナー(アメリカ) 2,495(2,360)

13.(11) マリン・チリッチ(クロアチア) 2,405(2,485)

20.(23) ブノワ・ペール(フランス) 1,553(1,528)

23.(27) ビクトル・トロイツキ(セルビア) 1,487(1,442)
24.(21) イボ・カルロビッチ(クロアチア) 1,485(1,565)

40.(35) パブロ・クエバス(ウルグアイ) 1,065(1,145)

56.(66) ルーカシュ・ロソル(チェコ) 797(737)

75.(87) ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア) 678(628)

91.(74) ジョン・ミルマン(オーストラリア) 601(674)

96.(106) ベンジャミン・ベッカー(ドイツ) 583(535)

113.(119) 伊藤竜馬(日本/北日本物産) 506(476)
115.(114) 添田豪(日本/GODAIテニスカレッジ) 491(491)
119.(117) ダニエル太郎(日本/エイブル) 484(484)
123.(160) 杉田祐一(日本/三菱電機) 465(361)
146.(151) 西岡良仁(日本/ヨネックス) 397(377)
193.(211) 守屋宏紀(日本/北日本物産) 258(238)


Photo:PARIS, FRANCE - NOVEMBER 08: Novak Djokovic (R) of Serbia lifts the winners trophy after victory against Andy Murray (L) of Great Britain after their Mens Final match during Day 7 of the BNP Paribas Masters held at AccorHotels Arena on November 8, 2015 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

本戦がスタート、ダニエル太郎が吉備雄也を破って2回戦へ [兵庫ノアチャレンジャー]

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 「2015 兵庫ノアチャレンジャー」(本戦11月9~15日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/賞金総額 5万ドル/室内ハードコート)の本戦がスタート。初日はシングルス1回戦2試合とシングルス予選決勝4試合が行われた。

 本戦の試合では、第4シードのダニエル太郎(エイブル)がワイルドカード(主催者推薦枠)の吉備雄也(ノア・インドアステージ)を7-5 6-1で、イ・ダクヒ(韓国)がワイルドカードの片山翔(伊予銀行)を6-3 6-1で破り、それぞれ2回戦に駒を進めた。

 予選決勝は、第2シードのアンドレイ・カパス(ポーランド)、第3シードのクリストファー・ルンカット(インドネシア)、第4シードの竹内研人(北日本物産)、第6シードのキム・ヨンソク(韓国)の4人が勝ち上がり、本戦入りを決めている。

 日本勢5人が予選決勝に臨んだが、勝ち上がったのは第8シードの井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)との日本人対決に勝利した竹内のみ。しかし、メインドローから欠場者が出たため、越智真(江崎グリコ)と井藤がラッキールーサーとして本戦に出場することが決まった。

 詳しい試合結果は以下の通り(※名前の左に付いている数字はドロー番号)。

 11月10日(火)は11時00分から、シングルス1回戦9試合とダブルス1回戦4試合が行われる予定。

   ◇   ◇   ◇

【シングルス1回戦】

○3イ・ダクヒ(韓国)6-3 6-1 ●4片山翔(伊予銀行)[WC]

○24ダニエル太郎(エイブル)[4] 7-5 6-1 ●23吉備雄也(ノア・インドアステージ)[WC]

   ◇   ◇   ◇

【シングルス予選決勝】

○8キム・ヨンソク(韓国)[6] 5-7 6-4 6-4 ●4志賀正人(GODAIテニスカレッジ)

○9アンドレイ・カパス(ポーランド)[2] 6-1 7-6(4) ●16越智真(江崎グリコ)[5]

○17クリストファー・ルンカット(インドネシア)[3] 6-4 7-5 ●21福田創楽(Project ALC)[WC]

○25竹内研人(北日本物産)[4] 6-3 6-1 ●32井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)[8]

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

※写真はシングルス2回戦に進出した第4シードのダニエル太郎
写真提供◎大会事務局

[兵庫ノアチャレンジャー DAY1] PHOTOアルバム更新

セレナ・ウイリアムズの参戦決定! 世界規模の団体戦「Coca-Cola IPTL」第1戦〈日本ラウンド〉

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 テニス界の新旧トップスターがアジアに集う、世界規模の団体戦「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(以下「Coca-Cola IPTL」)の第1戦〈日本ラウンド〉が、2015年12月2日(水)~4日(金)の3日間、ワールド記念ホール(兵庫県神戸市)で初開催される。

 昨年始まったこの大会に今年、日本チーム『JAPAN WARRIORS』が初参戦し、計5ヵ国のチームが12月2日(水)の神戸で開幕する日本ラウンドを皮切りに、〈フィリピン〉〈インド〉〈UAE〉〈シンガポール〉の順で12月20日(日)まで転戦する。

参加チーム・所属選手の情報はこちら|テニスデイリー(9月9日配信)

 参加チーム・所属選手は5つの開催地のいずれか(もしくは複数地)に参戦するが、本日10日に女子の日本ラウンド参加選手12名が発表された。世界1位のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)や、WTAツアー最終戦を制したばかりのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)らが名を連ね、豪華な顔ぶれだ。

『JAPAN WARRIORS(ジャパン・ウォリアーズ)』
マリア・シャラポワ(ロシア)、奈良くるみ(安藤証券)、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)

『PHILIPPINE MAVERICKS(フィリピン・マーベリックス)』
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ジャルミラ・ガジョソバ(スロバキア)、サビーネ・リシツキ(ドイツ)

『INDIAN ACES(インディアン・エーシーズ)』
サーニャ・ミルザ(インド)、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)

『SINGAPORE SLAMMERS(シンガポール・スラマーズ)』
カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)

『UAE ROYALS(UAEロイヤルズ)』
アナ・イバノビッチ(セルビア)、クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)


 今年初参戦の日本はチーム「JAPAN WARRIORS(ジャパン・ウォリアーズ)」を送り込む。

 「JAPAN WARRIORS」には、日本の錦織圭(日清食品)、奈良くるみ(安藤証券)のほか、海外からマリア・シャラポワ(ロシア)、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)、バセック・ポスピショル(カナダ)、マラト・サフィン(ロシア)、リーンダー・パエス(インド)、ルカ・プイユ(フランス)ら計8名の所属が発表されている。



※トップ写真は世界1位のセレナ・ウイリアムズ
Photo: NEW YORK, NY - AUGUST 24: Tennis player Serena Williams attends Nike's 'NYC Street Tennis' Event on August 24, 2015 in New York City. (Photo by Brad Barket/Getty Images)

学生主体で運営するATP公式戦「慶應チャレンジャー」の予選が11月14日(土)からスタート

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 国内で今年4大会開催されるチャレンジャー大会(ATPツアー下部)の3戦目「慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2015」(賞金総額 5万ドル/ハードコート)の予選が11月14日(土)からスタートする。

 会場は神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス内蝮谷テニスコート。

 出場選手は、伊藤竜馬(北日本物産)、添田豪(GODAIテニスカレッジ)、ダニエル太郎(エイブル)、杉田祐一(三菱電機)、西岡良仁(ヨネックス)、守屋宏紀(北日本物産)、内山靖崇(北日本物産)など日本のトップ選手たちと、海外からは、昨年の大会を制した世界89位(今大会最上位)のジョン・ミルマン(オーストラリア)、2013年大会優勝者のマシュー・エブデン(オーストラリア)らが出場する。

 今年で7回目を迎えるこの大会は、運営から線審、ボーラー、ATPやスポンサーの対応まですべて学生が主体となって進行するチャレンジャー大会。大会規模としては、楽天ジャパンオープンに次ぐ位置付け。

 慶應チャレンジャーは来年以降、ATPのルール変更によりプラスホスピタリティ(選手の宿泊費を大会側が負担する)が義務化されるため、今年の大会からクラウドファンディングを導入。来年以降の大会開催を継続させるための取り組みを始めた。

   ◇   ◇   ◇

【大会日程】予選11月14日(土)、15(日)、本戦16日(月)~22日(日)

【開催地】慶應義塾大学日吉キャンパス内蝮谷テニスコート|アクセス

【観戦料】大人通し券 2000円(平日1000円、土日1500円)、大学生以下無料(学生証提示)

【主な出場予定選手】(11月10日現在のエントリー状況/世界ランキングは11月9日付)

89位 ジョン・ミルマン(オーストラリア)
107位 マシュー・エブデン(オーストラリア)
113位 伊藤竜馬(日本/北日本物産)
115位 添田豪(日本/GODAIテニスカレッジ)
119位 ダニエル太郎(日本/エイブル)
123位 杉田祐一(日本/三菱電機)
145位 コンスタンティン・クラフチュク(ロシア)
146位 西岡良仁(日本/ヨネックス)
155位 ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)
174位 ブライデン・クライン(イギリス)
184位 アレクサンドル・クドリャフツェフ(ロシア)
186位 フランコ・スクゴール(クロアチア)
191位 チェン・ティ(台湾)
193位 守屋宏紀(日本/北日本物産)
195位 ミコール・プラジズニー(ポーランド)
216位 ヤン・ツン フア(台湾)
224位 内山靖崇(日本/北日本物産)


大会ポスター

※トップ写真は昨年の表彰式の様子。右がシングルス優勝者のジョン・ミルマン
写真提供・取材協力◎慶應チャレンジャー広報部

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