4月6日にアメリカ・ヒューストンで開幕した「US男子クレーコート選手権」(ATP250/クレーコート)。
日曜日に行われたアメリカ勢同士となった決勝で、ジャック・ソック(アメリカ)がサム・クエリー(アメリカ)を7-6(9) 7-6(2)で倒してツアー初優勝を果たした。
ソックは22歳。第1セットのタイブレークでは3本あった相手のセットポイントをしのぐなどしての勝利だった。
ソックは今大会では6人目となるアメリカ人の優勝者となった。この優勝でランキングもキャリアハイの36位まで上昇する。
「友達とプレーするのは決して簡単なことじゃない。アメリカ勢はみんな仲がいいからね」とソック。「素晴らしい試合だったと思う。将来、僕たちはもっとたくさんのプレーがしたい。ここまでたくさんのことがあった。ここ数ヵ月はたいへんだったよ」。
ソックは昨年のウィンブルドンのダブルスでバセック・ポスピショル(カナダ)とのペアで優勝。今季3大会目の出場で、初の決勝進出というチャンスを生かしての優勝だった。
ソックは昨年12月に股関節の筋肉を手術。先月のインディアンウェルズまで復帰できていなかった。また、手術からのリハビリの最中に、兄のエリックが深刻な肺炎を発症していた。エリックは今大会には姿を見せている。
「僕は彼のために戦ったよ」とソック。「ここに居てくれてありがとうエリック」。(C)AP
※写真はマイアミ・オープンでのソック
Photo:KEY BISCAYNE, FL - MARCH 25: Jack Sock celebrates match point against Go Soeda of Japan during day 3 of the Miami Open at Crandon Park Tennis Center on March 25, 2015 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Al Bello/Getty Images)