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ラドバンスカが敗れ、上位3シードが敗退 オープン化以降初の波乱 [全仏オープン]

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 大会6日目を迎えた全仏オープン(グランドスラム/クレー)。雲が多く、にわか雨が降る時間帯もあったものの、日差しもある一日で、初夏のパリらしい過ごしやすい天候の下での一日だった。

 すでに第1、第2シードが敗退している女子シングルスだが、この日から始まった3回戦では第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)がアイラ・トムヤノビッチ(クロアチア)に4-6 4-6で敗れ、上位3シードが4回戦を待たずに消えた。全仏ではオープン化以降初で、大荒れの大会の様相となってきた。

 しかし、試合内容で語れば、上位3人はメンタルやフィジカルなどそれぞれに内容は違うものの、その状態は明らかに悪く、敗退もやむなしという印象も強い。

 ラドバンスカを破ったトムヤノビッチはクロアチア人だが、13歳からテニスのためにアメリカに転居。クリス・エバート・アカデミーで鍛えられた経歴を持つ選手だ。

 クリス・エバートと言えば、70年代から80年代にかけて、マルチナ・ナブラチロワとともに一時代を築いたアメリカのレジェンド。感情を表に出していたナブラチロワとは対照的に、いっさい表情を崩さず、常に安定したメンタルを誇った彼女は「アイスドール」という異名で呼ばれ、全仏は7度制して「クレーの女王」とも呼ばれた。

 トムヤノビッチにとってのエバートは「アメリカの母親」であり、「メンター」の役割も果たしてくれていると話している。コート上での落ち着き具合も、彼女自身の性格だけでなく、エバートの薫陶の影響も大きいのだという。

 「上位の2シードが敗れていくのを見て、私たちも “いける” と感じている」と、トムヤノビッチは20歳前後の若手選手たちが束となっての活躍を見せている現状について話し、「シード選手たちが負けたとかは、実はあまり気にしていないわ。みんないいプレーをしているし、2回戦で32人の選手たちがコートを去っている。もちろん、他の選手たちのことをリスペクトしているけれど、怖れる気持ちもない。シード選手たちが敗れていくことが、私たちの世代がステップアップしていることなのかと言われれば、そうかもしれないわね」と続けている。

 と、あくまでもクールなトムヤノビッチだが、実は大きな記者会見はこれが初体験だったそうで、記者会見に緊張しているように見えるがと問われて、「そうね」と表情を崩し、「今まで自分の目の前にこんなに照明が灯ったことはないわ」と笑顔を見せたあたりは、21歳になったばかりの若い選手らしいところだろう。

 3回戦で「ウイリアムズ姉妹対決」と期待されていた今大会だが、姉ビーナスがアンナ・シュミドローバ(スロバキア)に敗れ、妹セレナはガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に敗れたため実現しなかった。
 殊勲の勝ち星を挙げた両者が7番コートで対決した3回戦は、セレナを破ったムグルッサが6-2 6-4で制して4回戦進出を果たした。

 シュミドローバはビーナスを倒した得意の展開力でこの日もムグルッサを振り回したが、フラット系の正確なショットでセレナを倒したムグルッサが、息詰るラリーの応酬となった試合を制した。

 子供時代からのアイドルで、最大の強敵だったセレナを倒したあと、気持ちを立て直すのが難しかったというムグルッサだが、「毎日ホテルに直帰しているし、コーチに携帯に触るなと言われたので、携帯もコーチに渡して部屋には置いていないの。まだ試合が続くから、集中を保つためにね」と、周囲も彼女の好調をキープするために相当の気を遣っている様子だ。

 そしてムグルッサもまた、「若手の選手たちがみんないいプレーをしているわ。たぶん、今が変わり目なのよ」と話している。

 他にもこの世代の活躍選手の先駆者となった第18シードのユージェニー・ブシャール(カナダ)もヨハンナ・ラーション(スウェーデン)を7-5 6-4で破って4回戦進出を果たしている。

 もちろん、実績のある選手たちが総崩れというわけではなく、一昨年の優勝者でもあるマリア・シャラポワ(ロシア)はパウラ・オルマチェア(アルゼンチン)を6-0 6-0で完封。

 2011年全米の優勝者であり、2010年には全仏で準優勝の実績を持つベテランの第19シード、サマンサ・ストーサー(オーストラリア)も今年の全豪で準優勝した第9シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-4 6-4で下し、2012年のベスト4以来の2週目進出へ王手をかけている。

 上位勢が総崩れで一躍優勝候補筆頭として名前が上がっているシャラポワだが、4回戦も過去13勝2敗と対戦成績で圧倒しているストーサーが相手。しかし、彼女は「自分がこれで優勝候補と言われても、私としては最初から勝つつもりで大会に臨んでいるから」と特別気負った雰囲気を感じさせないのはさすがというところだろう。

オルマチェアを完封したシャラポワ



 18歳のアメリカ女子として注目されていたテイラー・タウンゼント(アメリカ)だったが、この日はクレー巧者のカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に「クレーの洗礼」を浴びせられる形で2-6 2-6で敗れている。「相手のプレーは最初からとてもとてもとてもよかったし、強かったわ。私はまるで縄でしばられたみたいだった」とタウンゼントは振り返っている。

 トムヤノビッチの言葉通り、それぞれがいいプレーをし、よりよかった方が勝っていくのが全仏。ドローを見ると確かに大荒れの展開ではあるが、こういう年の大会はたいてい、この辺りから新しいスターたちが、その名を残すような熱い試合が増えていく。明日以降も楽しみになってきた。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)

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ジョコビッチ、フェデラー、ツォンガが4回戦に進出、ラオニッチも接戦を制す [全仏オープン]

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 大会6日目の男子シングルスは3回戦。この日の男子には目立った波乱はなく、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)、第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)や、第13シードのジョーウィルフライ・ツォンガ(フランス)などがそれぞれ勝って4回戦に駒を進めた。

 ジョコビッチは、今季からかつての「エースマスター」、ゴラン・イバニセビッチをコーチに迎えて復調しつつある第25シードのマリン・チリッチ(クロアチア)が相手という、今大会最初のテストと言える3回戦だったが、第3セットこそ強打が連発で決まったチリッチに取られたが、その他のセットではラリーを支配して6-3 6-2 6-7(2) 6-4で勝利した。

 チリッチはジョコビッチに対してラリーの一球目の質を重視したようなプレーを見せ、ジョコビッチに主導権を握らせまいとしていたが、ややリスクをとった戦術だけに精度が確保できなかった。

ノバク・ジョコビッチ


 「フィジカル的にはきつい試合だったよ。予想通り、彼がアグレッシブにきたからね」とジョコビッチ。「一度受け身に回されると、精神的に前に踏み込みにくくなるんだ。それが第3セットの終わりに少し苦戦した理由で、第4セットでもその影響が残った。でも、大事なポイントでは気持ちを押さえつけて反撃できたよ。なんとか切り抜けられてよかった」。

 また、ジョコビッチによればコート・スザンヌ・ランランはセンターコートと比べるとややクイックで、サービスのいい攻撃的な選手に向いているが、コートの仕上がりそのものは、土を入れ替えたセンターコートよりいい状態なのだとか。明日以降、スザンヌ・ランランでの試合はこうした面に注目しながら見るのも面白いかもしれない。

 ジョコビッチの後にそのスザンヌ・ランランで戦ったのが、フランスのテニスファンの期待を背負うツォンガ。今季はなかなか調子が上がらず苦しんでおり、大会前には自分にあまり期待しないでほしいという意味のコメントを地元紙などにしていたらしいが、観客たちの声援を受け、今季の低迷の要因の一つと思われていた精神面でのダウンに復調の兆しがある。

ジョーウィルフライ・ツォンガ


 ツォンガの相手は長身からの強烈なサービスとフォアハンドを武器とするが、意外にやわらかなショットも使えるジャージー・ヤノビッチ(ポーランド)。今のツォンガにとってはかなり厳しい相手かと思われたが、ツォンガが6-4 6-4 6-3で勝利を決めた。

 お互いにパワフルなショットが持ち味だが、この日のヤノビッチはオープンコートにとにかく強打を叩き込んで、浮いてきたら仕留めるという戦術をとっていたようで、決まるときは鮮やかに決まるのだが、ミスも多く、また、ラリーの展開ではツォンガにもっていかれる展開が多かった。
 ポイントの取り方において、ツォンガの方が数多くの手札を持っており、ほぼパワー頼みだったヤノビッチを上回った形での勝利だった。

 「地元での試合はプレッシャーがかかるといつも言っていたけど、やっぱり幸せ」

 試合直後のオンコートインタビューで話したツォンガは試合中、常に大声援で彼のプレーを支えたファンに感謝の言葉を捧げた。「今日のような試合は自信になる」と彼は続け、4回戦の対戦相手であるジョコビッチについても、「2年前、マッチポイントまで握って勝てなかった。その雪辱を果たせるように頑張りたい」と大観衆の前で宣言するあたりは、彼のメンタルが確実に甦っている証拠だろう。

 フェデラーと戦ったのはドミトリー・ツルスノフ(ロシア)。腰や膝、手首などに長年の持病を抱える彼だが、体調さえよければその強打は今もツアー屈指。フェデラーとしても危険な相手ではあったが、7-5 6-7(7) 6-2 6-4でフェデラーが勝利した。フェデラーはこれで10年続けての全仏の4回戦進出だ。

 この試合中にツルスノフは臀部に故障を訴えてスローダウンし、最後はフェデラーの軍門に下ったが、「クレーでは3本続けて凄いショットを打ってポイントを決めるというのが難しいんだ。だからラリーの中でポイントを組み立てることになる。でも、それだけじゃなくて、いいサービスも打たなきゃいけないし、攻撃的な気持ちを維持しないといけない」とフェデラーは言い、「たぶん、そういう要素が彼の臀部には負担になったんだと思う」と試合中の相手の不調を気遣っている。

 センターコートの最終試合に組まれていたのはラオニッチとジル・シモン(フランス)。当初から接戦が予想されていたこのカードはその期待を裏切らないシーソーゲームとなり、最終的には4-6 6-3 2-6 6-2 7-5、日没寸前というタイミングでラオニッチが辛くも勝利した。

 その他の勝者は、第6シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、第10シードのジョン・イズナー(アメリカ)、第18シードのエルネスツ・グルビス(ラトビア)となっており、錦織圭(日清食品)を破ったマルティン・クーリザン(スロバキア)とマルセル・グラノイェルス(スペイン)の試合だけは、6-7(5) 6-2 7-6(4)の時点で日没となり、翌日以降に順延となった。

 意外な勝利とまでは言えないが、イズナーが破ったのは、クレーでもっとも強さを発揮する第17シードのトミー・ロブレド(スペイン)で、シード順から言えば「順当」と言えるものの、イズナーからすれば大きな勝ち星だろう。

 アメリカ勢としてグランドスラムの4回戦に勝ち残ったのは、2012年全米オープンのマーディ・フィッシュとアンディ・ロディック以来で、全仏に限ると、2010年のロビー・ジネプリ以来となる。アメリカ勢の近年の不振ぶりが現れた記録だが、明日3回戦を戦うジャック・ソックとドナルド・ヤングがもし4回戦に進み、3人が全仏の4回戦に進むとなると、1995年にアンドレ・アガシ、マイケル・チャン、ジム・クーリエが進出して以来だという。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)



Photo:Canada's Milos Raonic reacts as he defeats France's Gilles Simon during the third round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Friday, May 30, 2014. (AP Photo/Michel Euler)

Photo:Serbia's Novak Djokovic waves after defeating Croatia's Marin Cilic during their third round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Friday, May 30, 2014. Djokovic won 6-3, 6-, 6-7, 6-4. (AP Photo/Michel Spingler)

Photo:France's Jo-Wilfried Tsonga jumps as he defeats Poland's Jerzy Janowicz during the third round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Friday, May 30, 2014. Tsonga won 6-4, 6-4, 6-3. (AP Photo/Michel Spingler)

【WOWOW番組情報】注目の女子3回戦クビトバvsクズネツォワが第1試合、ナダルが第2試合に登場 第7日(31日)の放送カード

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全仏オープンテニス大会第7日のWOWOW放送カードは次の通りです。


大会第7日女子シングルス3回戦
5/31(土)午後5:55~深夜0:00
フィリップ・シャトリエ 第1試合wowowライブ生
ペトラ・クビトバ(チェコ)vs スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)
解説:神尾 米 実況:吉崎 仁康


大会第7日男子シングルス3回戦
5/31(土)
午後5:55~深夜0:00
フィリップ・シャトリエ 第2試合wowowライブ生
ラファエル・ナダル(スペイン)vs レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)
解説:岩渕 聡 実況:久保田 光彦


大会第7日男子シングルス3回戦
5/31(土)
深夜0:00~午前5:00
フィリップ・シャトリエ 第4試合※早終了ありwowowライブ生
リシャール・ガスケ(フランス)vs フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹


※試合の進行状況により、放送カードが変更となる場合があります。ご了承ください。


WOWOWメンバーズオンデマンドはWOWOW加入者限定の無料番組配信サービスです。全仏オープンテニスは、ライブ配信のほか、未放送試合をパソコン、スマホ、タブレットでお楽しみいただけます。

Pick up Court Channel

~WOWOW 未放送試合を配信~
大会第7日 5月31日(土)
ピックアップコートチャンネル(1) スザンヌ・ランラン

WOWOW

Photo:Spain's Rafael Nadal raises his arms after defeating Austria's Dominic Thiem during the second round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Thursday, May 29, 2014. Nadal won 6-2, 6-2, 6-3. (AP Photo/Darko Vojinovic)

ベスト16が出揃う [H26関西小学生大会]

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 滋賀県・長浜ドームで「平成26年度 関西小学生テニス大会 関西予選」(5月31日~6月1日)がスタートし、大会初日は男女シングルス1・2回戦などが行われ、シングルスベスト16が出揃った。詳しい結果は以下の通り。


試合結果

【男子シングルス2回戦】

○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 8-0 ●川田瑞基(京都/向日市立第四向陽小6年)
○脇坂留衣(大阪/和泉市立池上小6年)[13] 8-3 ●森下桐衣(京都/京都市立岩倉南小6年)
○増成拓也(兵庫/三木市立自由が丘小6年)[12] 8-3 ●大久保拓海(大阪/守口市立錦小6年)
○中村誠太郎(京都/京都市立桃山小5年)8-6 ●安井駿斗(大阪/大阪市立高殿小6年)

○新出悠月(和歌山/和歌山市立貴志小6年)[4] 8-3 ●四宮慧斗(滋賀/湖南市立菩提寺北小5年)
○斎藤大士朗(滋賀/大津市立仰木の里東小5年)8-3 ●今西流空(大阪/枚方市立山田東小6年)
○山本陸人(大阪/橋本市立紀見小6年)8-6 ●坂本壱竹(大阪/大阪市立長居小6年)
○露岡昌範(大阪/近畿大学附属小6年)[5] 8-2 ●吉崎隆成(奈良/奈良市立朱雀小6年)

○山門大輝(奈良/精華町立東光小6年)[6] 8-5 ●森田篤郎(兵庫/三田市立小野小6年)
○西添翔利(大阪/八尾市立志紀小6年)9-8(5) ●天野響(兵庫/西宮市立樋ノ口小6年)[10]
○橋本真一(大阪/堺市立東陶器小6年)[15] 8-3 ●北昇馬(兵庫/豊中市立大池小6年)
○中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)[3] 8-0 ●南連也(大阪/泉大津市立条南小6年)

○阿部哉太(兵庫/芦屋市立岩園小6年)[7] 8-0 ●津崎航平(奈良/斑鳩町立斑鳩西小5年)
○三宅慧樹(大阪/箕面市立中小6年)[9] 8-2 ●石川真輝(兵庫/神戸市立福池小5年)
○田中瑠依人(大阪/高槻市立奥坂小6年)8-0 ●久田康登(兵庫/神戸市立伊吹東小6年)
○末岡大和(兵庫/明石市立大久保小6年)[2] 8-0 ●小泉嵐(滋賀/東近江市立能登川南小6年)


【男子シングルス1回戦】

○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 8-1 ●堀川莞世(京都/京都市立大枝小6年)
○川田瑞基(京都/向日市立第四向陽小6年)8-6 ●安藤活弥(大阪/大阪市立平野小5年)
○森下桐衣(京都/京都市立岩倉南小6年)8-1 ●山門祐輝(奈良/精華町立東光小4年)
○脇坂留衣(大阪/和泉市立池上小6年)[13] 8-3 ●岡崎奎太(大阪/大阪市立新森小路小5年)

○増成拓也(兵庫/三木市立自由が丘小6年)[12] 8-1 ●日野健太(兵庫/伊丹市立有岡小6年)
○大久保拓海(大阪/守口市立錦小6年)8-1 ●中西大志(和歌山/橋本市立紀見小5年)
○安井駿斗(大阪/大阪市立高殿小6年)8-5 ●安河内哲太(京都/宇治市立御蔵山小6年)
○中村誠太郎(京都/京都市立桃山小5年)8-5 ●若松玄登(滋賀/湖南市立石部小5年)[8]

○新出悠月(和歌山/和歌山市立貴志小6年)[4] 8-1 ●山本桂輔(大阪/高槻市立丸橋小6年)
○四宮慧斗(滋賀/湖南市立菩提寺北小5年)8-3 ●辻本大悟(京都/宇治市立岡屋小5年)
○斎藤大士朗(滋賀/大津市立仰木の里東小5年)8-1 ●甲斐涼人(滋賀/湖南市立菩提寺北小4年)
○今西流空(大阪/枚方市立山田東小6年)9-8(4) ●河野元輝(奈良/王寺町立王寺小6年)[16]

○坂本壱竹(大阪/大阪市立長居小6年)8-6 ●飯塚星也(滋賀/野洲市立祇王小5年)[11]
○山本陸人(大阪/橋本市立紀見小6年)8-5 ●田平海月(京都/枚方市立船橋小6年)
○吉崎隆成(奈良/奈良市立朱雀小6年)8-0 ●中村修大(京都/京都市立伏見板橋小5年)
○露岡昌範(大阪/近畿大学附属小6年)[5] 8-6 ●藤原朋矢(兵庫/甲南小6年)

○山門大輝(奈良/精華町立東光小6年)[6] 8-2 ●赤澤聡(大阪/東大阪市立岩田西小5年)
○森田篤郎(兵庫/三田市立小野小6年)8-2 ●増成智也(兵庫/三木市立自由が丘小6年)
○西添翔利(大阪/八尾市立志紀小6年)8-1 ●高橋佑太朗(滋賀/近江八幡市立八幡小5年)
○天野響(兵庫/西宮市立樋ノ口小6年)[10] 8-4 ●宮川真輝(兵庫/姫路市立英賀保小6年)

○橋本真一(大阪/堺市立東陶器小6年)[15] 8-2 ●新城慶大(兵庫/加古川市立平岡北小5年)
○北昇馬(兵庫/豊中市立大池小6年)8-2 ●西川宗汰(大阪/奈良市立伏見小6年)
○南連也(大阪/泉大津市立条南小6年)8-5 ●溝川誠人(京都/京都市立岩倉南小6年)
○中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)[3] 8-0 ●若松泰地(滋賀/湖南市立石部小2年)

○阿部哉太(兵庫/芦屋市立岩園小6年)[7] 8-0 ●武田憲明(和歌山/和歌山市立和歌浦小5年)
○津崎航平(奈良/斑鳩町立斑鳩西小5年)8-5 ●渡邉浩四郎(和歌山/和歌山市立今福小4年)
○石川真輝(兵庫/神戸市立福池小5年)8-0 ●川端爽太(奈良/精華町立東光小6年)
○三宅慧樹(大阪/箕面市立中小6年)[9] 8-4●開發陽平(大阪/豊中市立原田小5年)

○田中瑠依人(大阪/高槻市立奥坂小6年)9-7 ●森下皓太(滋賀/大津市立青山小6年)[14]
○久田康登(兵庫/神戸市立伊吹東小6年)8-4 ●高丸翔偉(奈良/八尾市立高美小5年)
○小泉嵐(滋賀/東近江市立能登川南小6年)8-4 ●橋詰篤志(奈良/木津川市木津川台小6年)
○末岡大和(兵庫/明石市立大久保小6年)[2] 8-1 ●岸井颯汰(大阪/枚方市立五常小5年)


【女子シングルス2回戦】

○今村咲(京都/京都市立大塚小6年)[1] 8-0 ●辻本さくら(滋賀/草津市立志津南小6年)
○奥野柚来(奈良/生駒市立あすか野小5年)[13] 8-3 ●神内彩衣(大阪/寝屋川市立第五小5年)
○今井彩稀(大阪/泉佐野市立中央小6年)8-1 ●松本祐華(奈良/香芝市立志都美小6年)[9]
○梶野桃子(兵庫/川西市立北陵小6年)[5] 8-1 ●森田彩来(兵庫/明石市立大久保小6年)

○西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)[4] 8-1 ●山﨑菜央(京都/城陽市立深谷小6年)
○西山朋菜(大阪/交野市立妙見坂小6年)[14] 8-3 ●藤本帆花(兵庫/尼崎市立名和小6年)
○川内綾乃(大阪/豊中市立桜井谷東小6年)[10] 8-5 ●藤永陽菜(大阪/大阪市立苅田小6年)
○田中くれあ(滋賀/大津市立青山小6年)[8] 8-1 ●川口日菜紗(京都/京都市立小野小4年)

○森岡きらら(奈良/天理市立朝和小5年)[7] 8-4 ●川上幸夏(大阪/寝屋川市立桜小6年)
○中山桜(兵庫/尼崎市立長州小6年)[12] 8-4 ●菊池碧妃(兵庫/明石市立大久保小6年)
○末松実佑(滋賀/大津市立青山小6年)[16] 8-4 ●山根夏鈴(奈良/生駒市立壱分小6年)
○加藤智子(大阪/堺市立若松台小5年)[3] 8-0 ●山本綾菜(大阪/富田林市立新堂小6年)

○高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)[6] 8-2 ●濱あゆみ(大阪/吹田市立南山田小5年)
○武本萌衣(大阪/吹田市立東佐井寺小5年)8-1 ●大本葉月(兵庫/宝塚市立末広小6年)[11]
○高橋萌々(大阪/泉佐野市立第二小6年)8-4 ●木下朱珠(滋賀/草津市立志津南小6年)[15]
○吉田涼音(兵庫/姫路市立広畑小6年)[2] 8-5 ●山口結捺(奈良/奈良市立東登美ヶ丘小5年)


【女子シングルス1回戦】

今村咲(京都/京都市立大塚小6年)[1] Bye
○辻本さくら(滋賀/草津市立志津南小6年)8-5 ●中西莉央(京都/八幡市立橋本小6年)
○神内彩衣(大阪/寝屋川市立第五小5年)8-0 ●河野よつば(大阪/枚方市立長尾小5年)
○奥野柚来(奈良/生駒市立あすか野小5年)[13] 8-1 ●住山千裕(京都/京都市立境谷小6年)

○松本祐華(奈良/香芝市立志都美小6年)[9] 8-0 ●坂口あやの(和歌山/和歌山市立雑賀小6年)
○今井彩稀(大阪/泉佐野市立中央小6年)8-0 ●湯田さよ(滋賀/野洲市立中主小6年)
○森田彩来(兵庫/明石市立大久保小6年)8-0 ●菱井咲絵(和歌山/智辯学園和歌山小4年)
○梶野桃子(兵庫/川西市立北陵小6年)[5] 8-1 ●嶋村彩里(兵庫/甲南小6年)

○西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)[4] 8-0 ●梅林咲甫(京都/綾部市立吉美小6年)
○山﨑菜央(京都/城陽市立深谷小6年)8-6 ●鈴木藍(大阪/豊中市立豊島北小6年)
○藤本帆花(兵庫/尼崎市立名和小6年)8-1 ●島澤沙綾(和歌山/和歌山市立野崎西小5年)
○西山朋菜(大阪/交野市立妙見坂小6年)[14] 8-2 ●広瀬名奈子(兵庫/宝塚市立売布小6年)

○川内綾乃(大阪/豊中市立桜井谷東小6年)[10] 8-2 ●久田遥菜(滋賀/湖南市立下田小6年)
○藤永陽菜(大阪/大阪市立苅田小6年)8-4 ●市川星(滋賀/大津市立青山小6年)
○川口日菜紗(京都/京都市立小野小4年)8-5 ●谷川友真(兵庫/神戸市立竹の台小6年)
○田中くれあ(滋賀/大津市立青山小6年)[8] 8-0 ●清水希帆(滋賀/草津市立玉川小5年)

○森岡きらら(奈良/天理市立朝和小5年)[7] 8-2 ●繁益春音(京都/京都市立桂東小4年)
○川上幸夏(大阪/寝屋川市立桜小6年)8-0 ●橋本実紅(奈良/奈良市立東登美ヶ丘小6年)
○菊池碧妃(兵庫/明石市立大久保小6年)8-2 ●古居里渚(和歌山/和歌山市立吹上小6年)
○中山桜(兵庫/尼崎市立長州小6年)[12] 8-1 ●長田珠果(奈良/大和高田市立磐園小6年)

○末松実佑(滋賀/大津市立青山小6年)[16] 8-1 ●久保まこ(滋賀/草津市立笠縫東小5年)
○山根夏鈴(奈良/生駒市立壱分小6年)8-6 ●西田夏季(大阪/岸和田市立朝陽小6年)
○山本綾菜(大阪/富田林市立新堂小6年)8-1 ●中西夢乃(京都/八幡市立橋本小6年)
○加藤智子(大阪/堺市立若松台小5年)[3] 8-3 ●植田茉央(京都/宇治市立御蔵山小6年)

○高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)[6] 8-2 ●矢羽多菜月(兵庫/西脇市立重春小5年)
○濱あゆみ(大阪/吹田市立南山田小5年)8-5 ●森村碧(京都/宇治市立御蔵山小5年)
○武本萌衣(大阪/吹田市立東佐井寺小5年)8-4 ●鵜飼阿美那(滋賀/湖南市立菩提寺小6年)
○大本葉月(兵庫/宝塚市立末広小6年)[11] 8-6 ●児山心美 (大阪/豊中市立桜塚小6年)

○木下朱珠(滋賀/草津市立志津南小6年)[15] 9-8(3)●山本美佑(兵庫/神戸市立小束山小6年)
○高橋萌々(大阪/泉佐野市立第二小6年)8-1 ●住田愛季(奈良/大和高田市立片塩小6年)
○山口結捺(奈良/奈良市立東登美ヶ丘小5年)8-0 ●森涼花(滋賀/湖南市立菩提寺小5年)
○吉田涼音(兵庫/姫路市立広畑小6年)[2] 8-0 ●木澤汐保(滋賀/東近江市立湖東第三小5年)

※[ ]数字はシード順位

※関西テニス協会の大会ページはこちら

ベスト4が出揃う [H26春季関西学生]

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 大阪府・靭テニスセンターで開催中の「平成26年度 関西学生春季テニストーナメント」(本戦 5月27日~6月3日)の本戦5日目は、男女単複の準々決勝が行われ、各種目のベスト4が出揃った。詳しい結果は以下の通り。


【男子シングルス準々決勝】

○菊本一輝(関学大)3-6 6-3 7-5 ●森田直樹(関大)
○上原伊織(甲南大)3-6 6-1 6-4 ●染矢和隆(関大)
○上杉哲平(近大)4-6 6-1 6-3 ●竹元佑亮(関大)
○中村侑平(関大)3-6 6-3 6-4 ●日下稜介(関学大)


【女子シングルス準々決勝】

○加治遥(園田女大)6-1 4-6 7-5 ●窪村有真(関学大)
○北川真衣(同大)6-3 6-3 ●古崎帆乃香(関学大)
○宇佐美愛(関学大)6-0 7-5 ●大石歩美(園田女大)
○畑守美里(関大)6-1 6-0 ●村田瑞希(大産大)

女子シングルスベスト4進出の北川真衣(同大)


【男子ダブルス準々決勝】

○森田直樹/池川浩史(関大)6-3 6-1 ●倉地芳直/井筒康太(同大)

○重山裕紀/高木智(近大)6-3 3-6 [10-8] ●細川和希/加藤隆聖(関大)

○高橋克典/谷口暢基(近大)3-6 6-3 [10-7] ●前田直人/中条智矢(甲南大)

○菊本一輝/日下稜介(関学大)6-4 2-6 [10-6] ●染矢和隆/竹元佑亮(関大)

男子ダブルスベスト8の細川和希(左)/加藤隆聖(関大)


【女子ダブルス準々決勝】

○畑守美里/田尻千晴(関大)4-6 6-1 [10-7] ●北川真衣/玄田紗也果(同大)

○酒井渚月子/伊藤遥(関学大)6-1 6-2 ●桐畑和佳/則信ゆめ(園田女大)

○大西美波/寺島奏(関大)6-4 6-3 ●藤原玉穂/丸山薫(大教大)

○村上亜利沙/田中桃子(関学大)6-2 6-2 ●溝邊奈瑠瀬/中原理沙(立命大)

※トップ写真は左から上原伊織(甲南大)、中村侑平(関大)
写真提供◎関西学生テニス連盟

※関西学生テニス連盟のホームページはこちらフェイスブックもチェック

予選がスタート シード勢が順調に予選決勝へ [F5軽井沢フューチャーズ]

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 長野県・軽井沢会テニスコートで「KARUIZAWA MEN'S FUTURES 2014」(本戦6月2~7日/賞金総額 1万ドル/クレーコート)の予選がスタートした。

 予選初日はシングルス1回戦が行われ、第1シードの小野田賢(柳生園T.C)、第2シードの沼尻啓介(NJテニスクラブ)らが予選決勝に駒を進めた。詳しい結果は以下の通り。

  この大会は今年8大会開催される、国際大会への入り口となるフューチャズ大会の第5戦目で、軽井沢・柏・昭和の森・札幌と4週連続で開催される国内フューチャーズシリーズの第1戦となる。

 6月1日(日)は10時から、シングルス予選決勝が行われる予定。


【シングルス予選1回戦】

○小野田賢(柳生園T.C)[1] 6-2 6-0 ●古田剛司(TCアワーズ)
○綿貫敬介(フリー)6-1 6-3 ●尾山翼(三友スポーツマネジメント)

○沼尻啓介(NJテニスクラブ)[2] 不戦勝 ●米田至誠(ミナミグリーンテニスクラブ)
○羽生沢哲朗(テニスユニバース)6-4 7-6(2) ●吉川雄介(ウィルテニスアカデミー)

○榊原健一(フリー)[3] 4-6 6-3 6-3 ●野田哲平(慶應義塾体育会庭球部)[WC]
○佐野紘一(伊予銀行)6-3 6-4 ●松本太一(東京学館浦安高校)[WC]

○デビッド・バークレー(オーストラリア)[4] 7-6(5) 6-2 ●小畑浩章(テニスビジョンITA)[WC]
○ベン・マクラクラン(ニュージーランド)6-3 6-4 ●藤井信太(アルドールテニスステージ)

○YANG,Shao-Chi(台湾)[5] 6-1 6-3 ●野村耀一(成蹊高校)
○白井卓也(亜細亜大学)[WC] 6-4 4-6 6-3 ●矢野洋(ケイエスシー)

○久松亮太(マサスポーツシステム)6-7(0) 6-3 6-4 ●橋本大貴(亜細亜大学)
○田中亮寛(亜細亜大学)6-2 2-6 6-2 ●徳田廉大(荏原SSC)

○西脇一樹(明治大学)6-4 6-2 ●井上晴(TEAM YONEZAWA)
○小野誠佳(TTC)7-5 7-6(0) ●堀切啓貴(テン・IFT)

○田村和也(テニスユニバース)6-1 6-1 ●引野雅功(日本)[WC]
○牛田敦之(Grand Slam Tennis Academy)7-6(6) 6-3 ●千頭昇平(チェリーテニスクラブ)

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)

※大会オフィシャルサイトはこちら

全仏、伊達組屈して日本勢敗退 フェレールら16強入り

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【パリ共同】テニスの全仏オープン第7日は31日、パリのローランギャロスで行われ、女子ダブルス2回戦でクルム伊達公子(エステティックTBC)バルボラ・ストリコバ(チェコ)組はルーシー・ハラデツカ(チェコ)ミハエラ・クライチェク(オランダ)組に3-6、6-3、3-6で屈し、日本勢は全て敗退した。

 男子シングルス3回戦で昨年準優勝の第5シード、ダビド・フェレール(スペイン)がアンドレアス・セッピ(イタリア)に6-2、7-6、6-3で勝ち、4年連続の16強入り。史上初の5連覇を狙う第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)も登場した。

 女子シングルス3回戦ではスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)が第5シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を6-7、6-1、9-7で破り、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)とともに16強入りした。(C)共同通信

「20代の頃に足りていなかったものを一生懸命取り戻してる」クルム伊達 [全仏オープン]

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 フランス・パリで25日に開幕した「全仏オープンテニス2014」(グランドスラム/クレーコート)の大会7日目は、朝から晴天に恵まれた。

 16番コートで戦われたのがクルム伊達公子(エステティックTBC)とバーボラ・ザーラボバ ストリコバ(チェコ)のペアの女子ダブルス2回戦。相手は両者ともにダブルスで実績のあるルーシー・ラデッカ(チェコ)とミヒャエラ・クライチェク(オランダ)。ラリーよりも、強力なサービスを武器に早めにポイントを仕掛けてくる正統派のダブルスペアを相手に、「チャンスがなかったとは思いきれない」という接戦を戦ったクルム伊達/ザーラボバ ストリコバだったが、3-6 6-3 3-6で敗れ、2回戦で今年の全仏オープンを終えた。

 「相手はダブルスプレーヤー。サービスのパワーも確率も高く、ダブルスの戦い方も持っているペア」とクルム伊達。しかし、「ポイントの取り方や取られ方など、ちょっと流れが違っていれば、逆の結果になったかもしれないと思える試合だった」と言いながら、「チャンスがなかった、とは思いきれない試合だった」と振り返った。

 クルム伊達の全仏オープンとクレーコートはこれで一段落。次はウィンブルドンを頂点とした芝のシーズンだ。クルム伊達にとっては、芝が勝負のシリーズになる。

 だが、「気持ちを上げたい芝」に向けてのコンディションづくりには試行錯誤していると話した彼女は、「早く芝に行って、ITF(下部大会)のダブルスに出ようか、このあとの数時間以内に決めないといけない」と言いつつも、自分のフィジカルや消耗などのことも考え、スケジューリングには慎重になっているのだという。

 「クレーから芝の調整も必要。ウィンブルドンまでの3週間で、やりすぎず、やらなすぎずの程よい試合数をできていければ」とクルム伊達。試合の中で感覚を研ぎすませていく必要があるタイプと自分でも話しながら、休むか出るか、それらは若い選手たち以上に身体の状態と相談しつつ決めていかなければならないのが今のクルム伊達の現実でもある。

 それでも「今が楽しい」というクルム伊達。「今はテニスやツアーが楽しくて、20代の頃に足りていなかったものを一生懸命取り戻しているのかも」と彼女は続けた。練習やトレーニングなど、20代の頃は嫌いだったということも「今はすべての時間が楽しい」というのが今の彼女。芝のシーズンも期待しつつ見守りたい。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)


予選突破の西岡良仁がチャレンジャー初のベスト4入り [ヴィチェンツァ・チャレンジャー]

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 イタリア・ヴィチェンツァで開催されたATPツアー下部大会の「ヴィチェンツァ国際テニス2014」(5月26日~6月1日/賞金総額 4.25万ユーロ/クレーコート)に日本人として唯一参戦していた西岡良仁(ヨネックス)は、準々決勝で第6シードのアンドレイ・マルティン(スロバキア)を下すなどして、チャレンジャー大会では初のベスト4進出を果たした。

 世界ランク348位の西岡はこの大会に予選の第7シードとして出場。3試合をストレート勝ちで予選を突破すると、本戦でも3試合を勝ち抜き準決勝に進出していた。西岡はフィリップ・クライノビッチ(セルビア)に6-3 2-6 4-6で敗れ、決勝進出はならなかった。


日本人選手の結果

【シングルス準決勝】

○西岡良仁(ヨネックス)[Q] 6-3 2-6 4-6 ●フィリップ・クライノビッチ(セルビア)


【シングルス準々決勝】

○西岡良仁(ヨネックス)[Q] 6-3 6-4 ●アンドレイ・マルティン(スロバキア)[6]


【シングルス2回戦】

○西岡良仁(ヨネックス)[Q] 6-7(8) 6-1 6-1 ●フラビオ・チポラ(イタリア)


【シングルス1回戦】

○西岡良仁(ヨネックス)[Q] 6-3 3-6 6-1 ●Benjamin BALLERET(モナコ)[LL]


【シングルス予選決勝】

○西岡良仁(ヨネックス)[7] 6-3 6-3 ●Benjamin BALLERET(モナコ)[3]


【シングルス予選2回戦】

○西岡良仁(ヨネックス)[7] 6-4 6-1 ●クリスチャン・リンデル(スウェーデン)


【シングルス予選1回戦】

○西岡良仁(ヨネックス)[7] 7-6(1) 6-1 ●ミルコ・バレストロ(イタリア)[WC]

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)、Qは予選勝ち上がり、LLはラッキールーザー

※文中の世界ランクは5月26日付

※写真は全日本選手権出場時の西岡良仁

優勝経験者のクズネツォワをはじめ、実力者たちが4回戦へ [全仏オープン]

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 全仏オープン(5月25日~6月8日/フランス・パリ)大会7日目はやや強めの風が吹く時間帯もあったが一日中晴天で、日向では少し暑さを感じる心地いいパリの初夏という天候だった。

 女子シングルスは3回戦。シードダウンが多く、波乱の大会となっている一方で、確実に状態のいい選手たちが残っているとも言えるのが今年の大会。センターコートの第1試合から、3時間13分の激戦で一日がスタートした。

 2009年の優勝者でもあるのが、第27シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)。彼女は04年には全米オープンを19歳で制していて、現役では数少ない複数回のグランドスラム・ウィナーでありながら、好不調の波が激しかったためこれまでの最高位は2位。

 「もちろん、私の人生が完璧だったとは思わないし、間違っていたこともあった。でも、それも経験よ」と、過去のことより今と将来を考えたいというのが、今のクズネツォワだ。一時は深刻なスランプにあえいでいたが、この1年ほどは上向きで、最後のツアー優勝は2010年だが、昨年のモスクワの大会では準優勝。今年に入ってからも不可解と言えるような負けはなく、強い相手にしか負けなくなっている。

 相手のペトラ・クビトバ(チェコ)は2011年ウィンブルドンのチャンピオン。彼女もややアップダウンのある選手だが、気分がノってさえいれば最強レベルの実力の持ち主なのは相変わらず。

 両者の3回戦は、グランドスラム優勝経験者同士の対決だけに注目されたが、期待通りの激戦となった。

 第1セットで先にブレークしたのはクビトバだったが、第6ゲームでクズネツォワがブレークバックに成功。試合はシーソーゲームになっていく。

 クビトバは早いタイミングで攻め切れればポイントでき、ラリーの展開となればクズネツォワという構図で試合は進んだ。どちらが主導権を握り、先にバランスを崩すかという争いだったと言っていい。攻撃力ではクビトバの方がわずかに上だが、ほとんど互角。守備力やしのぎ球の質の高さではクズネツォワのほうが技術とフィジカルで勝っているという関係だった。

 「今日はペトラ(クビトバ)の2倍はたくさん走ったと思うわ」と話しているのはクズネツォワ。彼女の今のフィジカルの状態は目で見てわかるレベルでフィットしており、片足だけで踏ん張ってバランスをキープし、強引にラケットを巻き込んでアングルへ鋭いボールを送るというシーンを何度も見せた。

 第2セットは右脚のハムストリングを傷め、メディカルタイムアウトなどをとったクビトバがスローダウンしたための一方的な展開で、勝負は最終セットと覚悟を決めた合図でもあったのだろう。このあとの両者は再び、お互いの長所を出し合った打ち合いを演じていくことになる。

 第3セットで先にブレークしたのはクビトバだったが、第6ゲームでクズネツォワがブレークバック。さらに第9ゲームでクビトバがまたブレークして5-4、続く第10ゲームでクズネツォワが奪い返して5-5と、お互いに窮地になるとレベルが上がり、奪い、そして奪い返す展開となった。

 最後はクズネツォワの堅守の前に力尽きる形でクビトバがラブゲームでブレークされて試合は決着したが、この試合の敗者が「3回戦敗退」と記録されるのはあまりにももったいないと思える戦いぶりだった。

 この二人の戦いに触発されたというわけではないのだろうが、センターコートではナダルの試合を挟んで、女子では熱戦が続いた。第28シードのアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)と地元期待のクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)の試合もお互いに一歩も譲らない打ち合いの末、6-4 4-6 6-4でペトコビッチが勝っている。

 女子シングルス2試合が大激戦となったことで、予定されていた最終試合のリシャール・ガスケ(フランス)とフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)の試合がスタートしたのは、日没まで1時間半に迫った午後8時で、最後まで終わらないのを覚悟でスタートさせざるをえなかった。

お互いに死力を振り絞っての激闘の末、勝利したペトコビッチ(左)



 その他の女子の3回戦では比較的一方的な展開での試合が多く、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)はマリア テレサ・トーロ フロール(スペイン)を6-3 6-0で一蹴。第10シードのサラ・エラーニ(イタリア)も6-0 6-1でユリア・グルシュコ(イスラエル)を下し、第6シードのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)はソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-1 6-2で退けてそれぞれ順当に4回戦に駒を進めた。

 また、今季急速に実績を伸ばしているキキ・バーテンズ(オランダ)がシルビア・ソレール エスピノーサ(スペイン)を6-2 6-1で、スローン・スティーブンス(アメリカ)はエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を6-3 6-4で破っている。

 一方、3回戦の時点で対戦するには強過ぎる相手と言えるルーシー・サファロバ(チェコ)に敗れたのが、第11シードのアナ・イバノビッチ(セルビア)だった。「最初の頃はたくさんのチャンスがあったのに、それを生かせなかった」とイバノビッチ。サファロバのプレーがタフだったと彼女は認めつつも、「サービスが本当にうまくいかず、フリーポイントをほとんど取れなかった。そして相手はそれを簡単に取っていったわ。それがとてもとても残念」と話している。

鋭い強打を広角に打て、機動力も高い難敵のサファロバ


 
 波乱が続く女子。クルム伊達公子(エステティックTBC)にロッカールームの様子を聞くと、「私はあまりロッカールームに長くいないのでよくわからない」と前置きしつつ、「ムグルッサにしてもシュミドローバにしても、そろそろ上がってくると思われていた選手たちばかり。今回の活躍も驚きという反応ではないと思う」と話していた。「来るべき人が来ている」ともクルム伊達は話していた。

 大荒れ、大波乱。トップ5シードの内、4人が消えた大会は確かに波乱には違いないが、お互いの実力を熟知する選手たちの受け止め方がそうではない、というのが興味深い。明日もまた、激戦が続くのだろう。今年の女子シングルスは予想以上に面白くなりそうだ。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)



Photo:Russia's Svetlana Kuznetsova celebrates her victory over Petra Kvitova of the Czech Republic during the third round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Saturday, May 31, 2014. Kuznetsova won 6-7, 6-1, 9-7. (AP Photo/Michel Spingler)

Photo:Lucie Safarova of the Czech Republic celebrates winning her third round match of the French Open tennis tournament in two sets, 6-3, 6-3, against Serbia's Ana Ivanovic at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Saturday, May 31, 2014. (AP Photo/David Vincent)


Photo:Germany's Andrea Petkovic, left, hugs France's Kristina Mladenovic after their third round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Saturday, May 31, 2014. Petkovic won in three sets 6-4, 4-6, 6-4. (AP Photo/Michel Spingler)

背部の痛みが再発したナダル、フェレールがストレート勝ち モンフィスは大苦戦の3回戦 [全仏オープン]

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 全仏オープン(5月25日~6月8日/フランス・パリ)、大会7日目の男子シングルスは3回戦。第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)は試合中、背部に異常を再発させたが、レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)を6-2 7-5 6-2で退けて4回戦に進んだ。
 
 ナダルは全豪オープンの決勝で背部を傷め、決勝でスタン・バブリンカ(スイス)に敗れていたが、そのときの痛みが試合中に再発。サービスに影響が出ている中での勝利だった。全仏ではこれで31連勝だが、「痛みが出てからは、サービスを少しゆっくり打つようにした」とナダルは話しており、4回戦以降が心配される。

 「僕はキャリアの中で今までいくつかの問題を抱えてきたけど、できることならこれがその一つにならないことを祈るよ」(ナダル)

 ナダルの4回戦の相手は、ジャック・ソック(アメリカ)を6-4 7-5 6-3で破ったドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)。
 「彼のことはテレビで何回か見たことがあるよ。新しい選手がツアーに出てくるのはいいことだと思うよ。強すぎないといいけどね。月曜日には戦う準備ができていることを願うよ」とナダルがやや弱気なコメントをしているのも気になる。

 一方、ここまで順調なのがダビド・フェレール(スペイン)で、この日は難敵アンドレアス・セッピ(イタリア)を迎えたが、6-2 7-6(2) 6-3で勝利している。「だいたいは満足な出来だったよ。フォアハンドをもっと安定させないといけないとは思ったけどね」とフェレール。「今季は初めの段階からあまりよくなかったんだけど、ここにきていい感じだよ。僕のプレーの鍵であるリターンがよくなっている。あとはサービスだね」。

 その他の試合ではギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)がドナルド・ヤング(アメリカ)を6-2 6-4 2-6 6-7(4) 6-4で破り、また、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)がイボ・カルロビッチ(クロアチア)から第1セットを6-3で終了した時点で、カルロビッチが腰を傷めて棄権して勝ち上がっている。前日日没順延となっていたマルセル・グラノイェルス(スペイン)とマルティン・クーリザン(スロバキア)の試合は6-7(5) 6-2 7-6(4) 7-5でグラノイェルスが勝って決着がついた。

 女子の激戦に押し出される形で、男子シングルス2試合が日没で順延となっている。センターコートのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)対リシャール・ガスケ(フランス)は、ベルダスコから6-3 6-2 2-2の時点で、また、コート・スザンヌ・ランランのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)対アンディ・マレー(イギリス)は、6-3 3-6 3-6 6-4 7-7で中断となり、日曜日に持ち越しとなった。

 この日の男子シングルス3回戦のハイライトはやはり、地元フランスで絶大な人気を持つガエル・モンフィス(フランス)と、同じく人気者のファビオ・フォニーニ(イタリア)の一戦だろう。結果から言えば、5-7 6-2 6-4 0-6 6-2でモンフィスが勝って4回戦進出を果たしたが、第3セットまではお互いに鋭い動きから鋭いショットの応酬で、第4セット以降はお互いにトラブルを抱えた中での我慢比べという2つの要素が入り交じった試合となった。

観客たちと一体化したような試合ぶりを見せたモンフィス



 「第3セットを戦った時点ですごく疲れていたので、第4セットでは自分のために時間を使ったんだ」と、第4セットのスローダウンについて「死んだふり」だったと話しているのはモンフィス。「ロングラリーが続いていたからね」。

 観客たちはまるでデ杯のような大騒ぎでモンフィスに熱い声援を送って後押しした。今年の大会前のフランス人選手たちは地元紙などにこぞって「今年は期待しないでほしい」という意味の言葉を並べていたのだが、それが逆にファンに火を点けたようで、すべてのコートでフランス人選手たちに熱い声援が飛び、選手たちがそれに応えていつも以上の力を出しているような光景を目にする。

 「観客たちはいつも違うから、毎回が新しい体験で、光栄なことだよ。今日もまた素晴らしかったね」と素直に感謝の言葉を述べているのはモンフィスだ。

 モンフィスは、自分は自分の楽しみのためにプレーし、何よりもファンを楽しませることが一番だと考えるタイプだと自負しているという選手だが、ファンの楽しませ方は何もトリッキーなプレーをするだけではなく、彼の持つポテンシャルを発揮して試合に勝つこともその一つだという自覚も強くなってきているのだろう。今年の大会の彼のプレーは、見た目の印象以上に勝ちにこだわって見える。

 だが、「今回の僕は、何の準備もできないままで大会に入ったんだ」とモンフィスは言い、勝ち上がっているというよりも、生き残っているというつもりなのだという。「僕は鉄人だけど、薬を飲んでいる鉄人なんだ。昨日の練習中に飲むのを忘れたら、また痛みが戻ってきたよ。体調がいいとは言えないね」と、大会前に出場を迷っていたという膝や足首の状態は決してよくはないのだと彼は話している。

 一見すると適当に見える彼のプレーだが、「今日のファビオにまともにサービスを打っても、すごいリターンが返ってきたから」という理由でわざとスピードを落として相手のリズムを崩そうとしたり、あるいは、次の対戦相手について聞かれて、非常に細かく記憶しているところを披露していたりと、常に考えて対処しようとしているのもまた、彼の特長だ。
 
 ケガを抱えつつも、相手に勝つテニスができるのが本物のトップ選手。5セットマッチゆえに、スタミナをうまく配分して、エネルギーを出し入れする時間的な余裕もある。そういう試合ぶりが見られるのもグランドスラムならではだろう。大会も中盤に差し掛かり、各試合の濃度も上昇中だ。本命視されているナダルが不安を抱えたことで、一層先行きは不透明になってしまったが、明日以降もまだまだ楽しめそうだ。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)

Photo:France's Gael Monfils shouts after defeating Italy's Fabio Fognini in their third round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Saturday, May 31, 2014. (AP Photo/David Vincent) 

Photo:Spain's Rafael Nadal returns the ball during the third round match of the French Open tennis tournament against Argentina's Leonardo Mayer at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Saturday, May 31, 2014. (AP Photo/Michel Euler)

【WOWOW番組情報】ブシャール対ケルバー、フェデラー対グルビス、ジョコビッチ対ツォンガなど5試合 第8日(6月1日)の放送カード

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全仏オープンテニス大会第8日のWOWOW放送カードは次の通りです。


大会第8日女子シングルス4回戦
6/1(日)午後5:55~深夜0:00
フィリップ・シャトリエ 第1試合wowowライブ生
ユージェニー・ブシャール(カナダ)vs アンジェリック・ケルバー(ドイツ)
解説:神尾 米 実況:久保田 光彦


大会第8日男子シングルス3回戦
6/1(日)午後5:55~深夜0:00
フィリップ・シャトリエ 第2試合wowowライブ生
リシャール・ガスケ(フランス)vs フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹

※中断試合(第3セット途中から)


大会第8日男子シングルス4回戦
6/1(日)午後5:55~深夜0:00
フィリップ・シャトリエ 第3試合wowowライブ生
エルネスツ・グルビス(ラトビア)vs ロジャー・フェデラー(スイス)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹


大会第8日男子シングルス4回戦
6/1(日)深夜0:00~午前5:00
フィリップ・シャトリエ 第4試合※早終了ありwowowライブ生
ジョーウィルフライ・ツォンガ(フランス)vs ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
解説:土橋 登志久 実況:鍋島 昭茂


大会第8日女子シングルス4回戦
6/1(日)深夜0:00~午前5:00
フィリップ・シャトリエ 第5試合※早終了ありwowowライブ生
ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)vs ポリーヌ・パルモンティエ(フランス)
解説:岩渕 聡 実況:吉崎 仁康


※試合の進行状況により、放送カードが変更となる場合があります。ご了承ください。


WOWOWメンバーズオンデマンドはWOWOW加入者限定の無料番組配信サービスです。全仏オープンテニスは、ライブ配信のほか、未放送試合をパソコン、スマホ、タブレットでお楽しみいただけます。

Pick up Court Channel

~WOWOW 未放送試合を配信~
大会第8日 6月1日(日)
ピックアップコートチャンネル(1) フィリップ・シャトリエ
ピックアップコートチャンネル(2) スザンヌ・ランラン

WOWOW

Photo:Canada's Eugenie Bouchard returns the ball during the third round match of the French Open tennis tournament against Sweden's Johanna Larsson at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Friday, May 30, 2014. (AP Photo/David Vincent)

小柴遼太郎と西尾萌々子が優勝 [H26関西小学生大会]

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 滋賀県・長浜ドームで開催された「平成26年度 関西小学生テニス大会 関西予選」(5月31日~6月1日)は最終日を迎え、男女シングルス決勝までが行われた。

 男子決勝は第1シードの小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)が第3シードの中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)を8-4、女子決勝は第4シードの西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)が第6シードの高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)を8-1で下し、それぞれ優勝を飾った。


試合結果

【男子シングルス決勝】

○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 8-4 ●中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)[3]


【3~4位決定戦】

○末岡大和(兵庫/明石市立大久保小6年)[2] 6-0 ●露岡昌範(大阪/近畿大学附属小6年)[5]


【男子シングルス準決勝】

○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 8-1 ●露岡昌範(大阪/近畿大学附属小6年)[5]
○中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)[3] 8-3 ●末岡大和(兵庫/明石市立大久保小6年)[2]


【男子シングルス準々決勝】

○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 8-3 ●増成拓也(兵庫/三木市立自由が丘小6年)[12]
○露岡昌範(大阪/近畿大学附属小6年)[5] 8-4 ●新出悠月(和歌山/和歌山市立貴志小6年)[4]
○中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)[3] 8-1 ●西添翔利(大阪/八尾市立志紀小6年)
○末岡大和(兵庫/明石市立大久保小6年)[2] 8-3 ●阿部哉太(兵庫/芦屋市立岩園小6年)[7]


【男子シングルス3回戦】

○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 8-0 ●脇坂留衣(大阪/和泉市立池上小6年)[13]
○増成拓也(兵庫/三木市立自由が丘小6年)[12] 8-2 ●中村誠太郎(京都/京都市立桃山小5年)
○新出悠月(和歌山/和歌山市立貴志小6年)[4] 8-2 ●斎藤大士朗(滋賀/大津市立仰木の里東小5年)
○露岡昌範(大阪/近畿大学附属小6年)[5] 8-0 ●山本陸人(大阪/橋本市立紀見小6年)
○西添翔利(大阪/八尾市立志紀小6年)8-3 ●山門大輝(奈良/精華町立東光小6年)[6]
○中辻貴惣(大阪/堺市立東深井小6年)[3] 8-5 ●橋本真一(大阪/堺市立東陶器小6年)[15]
○阿部哉太(兵庫/芦屋市立岩園小6年)[7] 8-4 ●三宅慧樹(大阪/箕面市立中小6年)[9]
○末岡大和(兵庫/明石市立大久保小6年)[2] 8-2 ●田中瑠依人(大阪/高槻市立奥坂小6年)


【女子シングルス決勝】

○西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)[4] 8-1 ●高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)[6]


【女子シングルス準決勝】

○今村咲(京都/京都市立大塚小6年)[1] 6-0 ●森岡きらら(奈良/天理市立朝和小5年)[7]


【女子シングルス準決勝】

○西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)[4] 8-4 ●今村咲(京都/京都市立大塚小6年)[1]
○高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)[6] 8-2 ●森岡きらら(奈良/天理市立朝和小5年)[7]


【女子シングルス準々決勝】

○今村咲(京都/京都市立大塚小6年)[1] 8-0 ●梶野桃子(兵庫/川西市立北陵小6年)[5]
○西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)[4] 8-2 ●田中くれあ(滋賀/大津市立青山小6年)[8]
○森岡きらら(奈良/天理市立朝和小5年)[7] 8-6 ●加藤智子(大阪/堺市立若松台小5年)[3]
○高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)[6] 8-2 ●吉田涼音(兵庫/姫路市立広畑小6年)[2]


【女子シングルス3回戦】

○今村咲(京都/京都市立大塚小6年)[1] 8-0 ●奥野柚来(奈良/生駒市立あすか野小5年)[13]
○梶野桃子(兵庫/川西市立北陵小6年)[5] 8-2 ●今井彩稀(大阪/泉佐野市立中央小6年)
○西尾萌々子(京都/京都市立川岡東小6年)[4] 8-2 ●西山朋菜(大阪/交野市立妙見坂小6年)[14]
○田中くれあ(滋賀/大津市立青山小6年)[8] 8-1 ●川内綾乃(大阪/豊中市立桜井谷東小6年)[10]
○森岡きらら(奈良/天理市立朝和小5年)[7] 8-4 ●中山桜(兵庫/尼崎市立長州小6年)[12]
○加藤智子(大阪/堺市立若松台小5年)[3] 8-3 ●末松実佑(滋賀/大津市立青山小6年)[16]
○高岡鈴蘭(大阪/高石市立羽衣小6年)[6] 8-1 ●武本萌衣(大阪/吹田市立東佐井寺小5年)
○吉田涼音(兵庫/姫路市立広畑小6年)[2] 8-5 ●高橋萌々(大阪/泉佐野市立第二小6年)

※[ ]数字はシード順位

※写真は左から男子準優勝の中辻貴惣、男子優勝の小柴遼太郎、女子優勝の西尾萌々子、女子準優勝の高岡鈴蘭
写真提供◎関西テニス協会
撮影:齋藤宣孝

※関西テニス協会の大会ページはこちら

ファイナリストが出揃う [H26春季関西学生]

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 大阪府・靭テニスセンターで開催中の「平成26年度 関西学生春季テニストーナメント」(本戦 5月27日~6月3日)の本戦6日目は、男女単複の準決勝が行われ、各種目のファイナリストが出揃った。詳しい結果は以下の通り。


【男子シングルス準決勝】

○上原伊織(甲南大)7-5 6-1 ●菊本一輝(関学大)
○中村侑平(関大)3-6 6-3 7-6(5) ●上杉哲平(近大)


【女子シングルス準決勝】

○加治遥(園田女大)6-1 6-0 ●北川真衣(同大)
○畑守美里(関大)6-1 7-5 ●宇佐美愛(関学大)

左から女子シングルス決勝進出の加治遥(園田女大)と畑守美里(関大)


【男子ダブルス準決勝】

○森田直樹/池川浩史(関大)6-3 6-4 ●重山裕紀/高木智(近大)

○菊本一輝/日下稜介(関学大)6-2 6-2 ●高橋克典/谷口暢基(近大)

男子ダブルス決勝進出の森田直樹(右)/池川浩史(関大)


【女子ダブルス準決勝】

○酒井渚月子/伊藤遥(関学大)6-4 7-6(4) ●畑守美里/田尻千晴(関大)

○村上亜利沙/田中桃子(関学大)6-1 6-0 ●大西美波/寺島奏(関大)

女子ダブルス決勝進出の酒井渚月子(右)/伊藤遥(関学大)


※トップ写真は男子シングルス決勝進出の中村侑平(関大)
写真提供◎関西学生テニス連盟

※関西学生テニス連盟のホームページはこちらフェイスブックもチェック

綿貫敬介、沼尻啓介、佐野紘一らが予選突破 [F5軽井沢フューチャーズ]

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 長野県・軽井沢会テニスコートで「KARUIZAWA MEN'S FUTURES 2014」(本戦6月2~7日/賞金総額 1万ドル/クレーコート)の予選2日目はシングルス予選決勝が行われ、綿貫敬介(フリー)、第2シードの沼尻啓介(NJテニスクラブ)、佐野紘一(伊予銀行)ら8人が、2日(月)から始まる本戦への出場権を獲得した。詳しい結果は以下の通り。

  この大会は今年8大会開催される、国際大会への入り口となるフューチャズ大会の第5戦目で、軽井沢・柏・昭和の森・札幌と4週連続で開催される国内フューチャーズシリーズの第1戦となる。

 6月2日(月)から本戦がスタートする。本戦初日は10時から、シングルス1回戦7試合とダブルス1回戦5試合が予定されている。


【シングルス予選決勝】

○綿貫敬介(フリー)7-6(3) 4-6 6-3 ●小野田賢(柳生園T.C)[1]

○沼尻啓介(NJテニスクラブ)[2] 6-3 4-6 7-6(2) ●羽生沢哲朗(テニスユニバース)

○佐野紘一(伊予銀行)6-4 6-4 ●榊原健一(フリー)[3]

○デビッド・バークレー(オーストラリア)[4] 6-3 3-6 6-4 ●ベン・マクラクラン(ニュージーランド)

○白井卓也(亜細亜大学)[WC] 6-3 1-6 6-4 ●YANG,Shao-Chi(台湾)[5]

○久松亮太(マサスポーツシステム)6-3 7-6(4) ●田中亮寛(亜細亜大学)

○西脇一樹(明治大学)6-3 6-3 ●小野誠佳(TTC)

○牛田敦之(Grand Slam Tennis Academy)6-3 6-3 ●田村和也(テニスユニバース)

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)

※大会オフィシャルサイトはこちら


予選がスタート 川崎好美、牛島里咲、岡村恭香らが予選決勝へ [有明国際女子]

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 東京都江東区・有明テニスの森公園コートで「東京有明国際女子オープン2014」(東京都江東区・有明テニスの森公園コート/賞金総額 1万ドル/ハードコート)の予選がスタートした。

 予選初日はシングルス1・2回戦が行われ、第1シードの川崎好美(島精機製作所)、第3シードの牛島里咲(高崎テニスクラブ)、第4シードの岡村恭香(むさしの村ローンテニスクラブ)らが予選決勝に勝ち進んだ。詳しい結果は以下の通り。

 この大会は今年14大会開催される、国際テニス連盟(ITF)公認の国際大会の第7戦目で、有明・柏と2大会連続開催される国内ITFシリーズの第1戦となる。

 6月2日(月)は10時から、シングルス予選決勝とダブルス予選が行われる予定。


【シングルス予選2回戦】

○川崎好美(島精機製作所)[1] 6-2 6-1 ●久次米夏海(山梨学院大学)
○松本千広(亜細亜大学)6-1 6-1 ●矢田智都奈(VOTA)

○高山千尋(フリー)7-6(3) 6-3 ●山本ひかり(フリー)[2]
○西郷幸奈(志津テニスクラブ)6-1 6-4 ●秋山みなみ(TTC)

○牛島里咲(高崎テニスクラブ)[3] 6-1 6-2 ●ナナ・ミヤカワ(オーストラリア)
○山本みどり(フリー)4-6 7-6(3) 6-2 ●涌井真耶(フリー)

○岡村恭香(むさしの村ローンテニスクラブ)[4] 6-4 6-1 ●馬場早莉(早稲田大学)
○喜島瑞乃(フリー)7-5 6-0 ●アニー・ドナルドソン(オーストラリア)

○久松志保(鹿児島銀行)[5] 6-1 6-2 ●川崎光美(テニスユニバース)
○助川峰理(早稲田大学)6-7(6) 7-5 6-4 ●渡辺理子(高崎テニスクラブ)

○華谷和生(神戸学院大学TC)[6] 6-0 3-6 6-4 ●坂本はな(自由ガ丘インターナショナルテニスカレッジ)[WC]
○西本恵(慶應義塾大学)6-2 7-5 ●寺見かりん(山梨学院大学)

○酒井優理子(長崎県スポーツ専門員 九州文化学園高校)[7] 6-0 6-3 ●下口あみる(亜細亜大学)
○村松千裕(吉田記念テニス研修センター)6-4 6-3 ●CHO,I-hsuan(台湾)

○水沼茉子(法政大学)6-4 2-6 6-0 ●JEONG,Yeong Won(韓国)[8]
○荒川晴菜(吉田記念テニス研修センター)6-2 6-1 ●森本凪咲(PLUS LIST)


【シングルス予選1回戦】

川崎好美(島精機製作所)[1] Bye
○久次米夏海(山梨学院大学)4-6 6-1 6-1 ●WANG,Zi Yi(中国)
○松本千広(亜細亜大学)6-1 6-3 ●佐野結花(愛知啓成高校)
矢田智都奈(VOTA)Bye

山本ひかり(フリー)[2] Bye
○高山千尋(フリー)3-6 6-3 6-1 ●佐藤朝子(西川口テニスクラブ)
○西郷幸奈(志津テニスクラブ)7-6(5) 6-2 ●宗公美(狛江インドアジュニアATPチーム)[WC]
秋山みなみ(TTC)Bye

牛島里咲(高崎テニスクラブ)[3] Bye
○ナナ・ミヤカワ(オーストラリア)6-3 6-2 ●李淑玲(たちかわジュニアテニスアカデミー)
○山本みどり(フリー)6-3 6-2 ●守屋友里加(テニスユニバース)
涌井真耶(フリー)Bye

岡村恭香(むさしの村ローンテニスクラブ)[4] Bye
馬場早莉(早稲田大学)2-6 6-0 6-1 ●菅梨花子(海の中道M&T)
アニー・ドナルドソン(オーストラリア)1-6 6-1 6-1 ●都筑はるな(自由ガ丘インターナショナルテニスカレッジ)[WC]
喜島瑞乃(フリー)Bye

久松志保(鹿児島銀行)[5] Bye
○川崎光美(テニスユニバース)6-2 6-2 ●山本理佳(湘南ローンテニスクラブ)
助川峰理(早稲田大学)Bye
渡辺理子(高崎テニスクラブ)Bye

華谷和生(神戸学院大学TC)[6] Bye
○坂本はな(自由ガ丘インターナショナルテニスカレッジ)[WC] 6-2 6-1 ●冨田悠衣(Fテニス)
西本恵(慶應義塾大学)Bye
寺見かりん(山梨学院大学)Bye

酒井優理子(長崎県スポーツ専門員 九州文化学園高校)[7] Bye
○下口あみる(亜細亜大学)2-6 7-6(4) 6-4 ●山口司紗(ミヤムラテニスセンター)
○村松千裕(吉田記念テニス研修センター)2-6 6-3 6-0 ●ユキ クリスティーナ・チャン(アメリカ)
CHO,I-hsuan(台湾)Bye

JEONG,Yeong Won(韓国)[8] Bye
○水沼茉子(法政大学)6-0 6-1 ●波多野梨花(有明ジュニアテニスアカデミー)[WC]
○森本凪咲(PLUS LIST)6-7 6-1 6-4 ●足立菊華(亜細亜大学)
荒川晴菜(吉田記念テニス研修センター)Bye

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)

※大会オフィシャルサイトはこちら

日本のジュニアの中川と山﨑が1回戦を突破 [全仏オープン]

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 大会8日目を迎えた全仏オープン(グランドスラム/クレー)。

 この日曜日からはジュニアの部がスタート。日本からは第8シードとして中川直樹(柳川高校)、また第13シードとして山﨑純平(むさし野ローンテニスクラブ)、松村亮太朗(地球環境高校)の3人が出場。中川と山﨑が1回戦を突破した。

 中川は、体格で勝るボリス・ポコチロフ(ロシア)を正確なストロークで振り回して終始圧倒。6-2 6-2で勝利した。中川は福岡県福津市の出身。13歳のときに渡米し、錦織圭(日清食品)と同じIMGアカデミーで鍛えている17歳だ。IMGアカデミーではすでに秘蔵っ子扱いで、錦織に続く活躍を期待されているという。

 今大会にはイタリアのクレーのジュニア大会で準優勝と優勝と結果を出して乗り込んでこられたおかげか「クレーでもだいぶできるようになった。苦手意識もない」と笑顔で話しながら、「まずは1試合1試合だが、最終的には優勝を狙いたい」とも話してくれた。

 中川は昨年10月のメキシコのフューチャーズ大会ですでに優勝経験があり、ATPランキングも734位(5月26日付)。ジュニアと平行してフューチャーズやチャレンジャー大会に出始めたのは2011年3月のことで、当時はまだ15歳だったという経歴の持ち主でもある。

 「目標はトップ10。回り込んで打つフォアハンドが好きなので、クレーは結構好きです」と屈託のない表情で話し、日本食が好きで、中でも「すき焼き」が好きなのだという。身長はまだ少し伸びている最中だというが、すでに183cmということになっている。彼に近しい複数の関係者に聞くと、普段は「少し天然」なところがあるらしく、そんなところもジュニア時代の錦織に似ていると噂になっているのだとか。数年先が楽しみな選手と言っていいだろう。

 山﨑は国内をベースに活動する選手だが、「今は年に6ヵ月くらいは海外」という状態。拠点を海外に移すという話も周囲ではあったのだというが、今はその必要をあまり感じていないのだという。この日の1回戦ではボグダン・ボブロフ(ロシア)を6-3 6-4で破って2回戦に進んだ。

 「自分のサービスゲームでいい流れができていたので、リターンゲームでも余裕があった」と試合後の山﨑は話していたが、相手のボブロフが早い段階でミスを重ねる一方で、山﨑はていねいなプレーで主導権を相手に渡すことなく勝ちきった。

 「相手がそんなに打ってこなかったので、自分で展開を組み立てられた」とも彼は話していたが、「最近では一番のプレーができた」という会心の勝利でもあったようだ。

 全仏にはある程度高い目標を持って臨んでいる様子もあるのだが、「いつも自分から崩れてしまうので、あまり考え過ぎないようにしています。相手を気にせず、まず自分のプレーが大事」と話し、中川と同じくやはり「1試合1試合です」と表情を引き締めた。

 松村は残念ながら第6シードのステファン・コゾロフ(アメリカ)の落ち着いたプレーに翻弄され、4-6 4-6で敗れている。コゾロフは16歳だが、すでにプロとしても活動しており、全豪オープン・ジュニアで準優勝した実績を持つ強豪だ。

※写真は男子シングルス(ジュニアの部)初戦を突破した第13シードの山﨑純平

(TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)

フェデラーがグルビスに敗退 10年連続ベスト8入りならず [全仏オープン]

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 全仏オープン(5月25日~6月8日/フランス・パリ/クレーコート)の大会8日目は男子シングルス4回戦が行われ、センターコートの第3試合に登場した第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)は、第18シードのエルネスツ・グルビス(ラトビア)に7-6(5) 6-7(3) 2-6 6-4 3-6で敗れ、10年連続の準々決勝進出はならなかった。

 フェデラーが全仏オープンで準々決勝を前に敗退したのは、2004年の3回戦でグスタボ・クエルテン(ブラジル)に4-6 4-6 4-6で敗れて以来。フェデラーに勝ったグルビスは、前哨戦のコート・ダジュール・ニース・オープン(フランス・ニース/ATP250)で今季2勝目を飾るなど、ヨーロッパのクレーコート・シーズンで活躍し、世界ランクを自己最高の17位で今大会を迎えていた。

 グルビスは準々決勝で第6シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦する。ベルディヒは4回戦で第10シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-4 6-4 6-4で下しての勝ち上がり。


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フェデラーを破ったグルビス「フェデラーも人類だったということ」 [全仏オープン]

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 大会8日目を迎えた全仏オープン(5月25日~6月8日/フランス・パリ/クレーコート)。この日のパリは降雨こそないものの、朝から雲がとれず寒い一日となった。

 女子には番狂わせの多い大会となっているが、比較的順当だった男子でもついに、この日の4回戦で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第18シードのエルネスツ・グルビス(ラトビア)に7-6(5) 6-7(3) 2-6 6-4 3-6で敗れて姿を消すという番狂わせが起きた。ただし、これを本当に波乱と呼んでいいかどうかは、議論の分かれるところでもあるだろう。

 グルビスは全仏開幕直前のニースの大会で、今季のクレーで好調だったマルティン・クーリザン(スロバキア)や、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)などを破って優勝。勢いに乗っての全仏入りだった。また、フェデラーとの対戦成績では1勝2敗とリードされてはいるものの、そのすべてがフルセットの接戦で、クレーに限れば1勝1敗のタイ。

 グルビスの性格的にもフェデラーを恐れるような気持ちは皆無だったようで、「グルビスが勝つならこの試合になるかも」というタイミングでの試合が、ちょうどこの4回戦だったのも「意外な勝利」という意味での「波乱」という言葉を当てはめるのをためらわせる理由だ。

 グルビスが並の選手であれば、第1セットのタイブレークを取れなかった時点で、第2セットでは気落ちしてフェデラーにつけ込まれ、そのまま流れを失うのが定番だ。グルビスもまた第2セットで先にブレークを許し、3-5とリードされたが、彼がただ者ではなかったのは巻き返してタイブレークに持ち込み、これを取り返して試合をイーブンに戻してしまったことだ。

10年連続のベスト8進出を逃したロジャー・フェデラー

 「たくさん後悔することがある」と試合後のフェデラーは話しつつ、「でも、グルビスがいい仕事をした結果だとも思う。第2セットで彼が巻き返してきたのが、彼にとっては決定的だったね。タフな試合だったし、負けてしまって残念だよ」とフェデラーは試合を振り返っている。「その後のエルネスツは、サービスのペースを上げてきたし、ベースラインからのバックハンドも攻撃的になった。僕も戦い続けていたけどね。でも、これらもまた予想通りのことだったよ」。

 こうした敗戦後の記者会見ではさすがのフェデラーでもピリピリとしたムードを漂わせるものなのだが、この日の彼は妙に吹っ切れており、「僕ももう子供じゃないからね。メンタル的にはもう芝のシーズンに向けて切り替えているよ。クレーコート・シーズンは楽しかったけど、クレーはもう僕のことが必要ないんだろう。だから僕はもう用済みってことなんだろうね(笑)」と笑顔さえ見せていたのが印象的だった。

 フェデラーにしてみれば、5月に生まれた双子の息子たちの出産予定が全仏の時期と重なったこともあって、一時は欠場の可能性すら示唆し、決して万全な準備を整えた上での大会ではなかったということも、その気持ちを切り替えやすくしていた理由なのではないだろうか。

 仮にもし、09年の優勝経験がフェデラーになければまた話は違っていただろうが、万全な状態でなければ勝ち負けに持ち込むのは難しいのが全仏だ。過去にラファエル・ナダル(スペイン)に負け続けてきた経験があるフェデラーだからこその反応であり、切り替えなのかもしれない。

 試合直後のオンコートインタビューでグルビスはまず、「僕が勝ってごめんね」と観客に向って呼びかけた。場内は終始、フランスでもスーパースターであるフェデラー寄りであり、さらにフェデラーのサービスゲームの前にとったメディカルタイムアウトのタイミングを巡っても、グルビスは観客からの支持を失っていた。グルビスにとってはほぼアウェーのような状態だったと言ったほうがいい。
 
 しかし、グルビスは損な状況にも萎縮することなく、むしろ自信を持ってコートに立っていたのだという。第5セットでフェデラーが立て続けにバックハンドでミスを重ね、グルビスがリードを築いた部分に関しても、「彼もまた人類だったということだよ。僕にとっては彼のバックハンドを攻めて、アンフォーストエラーを引き出すというのもプランの一つだった。緊張する場面では、あのロジャー・フェデラーでもやっぱり緊張するということさ。彼はポイントを少しばかり早く欲しがっていたよね」と振り返っている。

 フェデラー敗退の余韻も冷めぬコート・フィリップ・シャトリエに、続いて登場したのは、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、第13シードで地元フランスでもっとも大きな期待を寄せられていたジョーウィルフライ・ツォンガ(フランス)だった。

 だが、「グルビスに続いての番狂わせを」という期待は序盤の4ゲームを連取したジョコビッチにあっけなく潰されてしまった。ジョコビッチはその後もツォンガにほとんど隙を与えず、6-1 6-4 6-1のスコアで勝利した。

ジョーウィルフライ・ツォンガ(左)とノバク・ジョコビッチ

 その他の試合では第6シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が第10シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-4 6-4 6-4、第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がマルセル・グラノイェルス(スペイン)を6-3 6-3 6-3で破り、それぞれベスト8進出を決めている。

 また、昨日日没で順延となっていた3回戦、第12シードのリシャール・ガスケ(フランス)と第24シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)の試合は6-3 6-2 6-3でベルダスコが、また、第7シードのアンディ・マレー(イギリス)と第28シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)の試合は、3-6 6-3 6-3 4-6、ファイナルセット7-7からスタートし、 最後は12-10でマレーが勝って4回戦に進んでいる。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)


Photo:Serbia's Novak Djokovic, right, shakes hands with France's Jo-Wilfried Tsonga after their fourth round match of the French Open tennis tournament at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Sunday, June 1, 2014. Djokovic won 6-1, 6-4, 6-1. (AP Photo/David Vincent)

ブシャール、ムグルッサ、スアレス ナバロ、そしてシャラポワがまず8強に [全仏オープン]

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 全仏オープン(5月25日~6月8日/フランス・パリ/クレーコート)、大会8日目の女子シングルスは4回戦。今大会は20代初めの選手たちの活躍で優勝争いも混沌とした状況になっているが、ここまでくると選手の実績や知名度などではなく、少なくとも現時点で好調で、いいプレーをしている選手たちが勝ち残ってきているという印象が強くなってくる。

 まず最初にベスト8に名乗りを上げたのは、第18シードとして出場している20歳のユージェニー・ブシャール(カナダ)で、ブシャールは第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-1 6-2、わずか52分で破って堂々のベスト8入りを果たした。

 この試合でのブシャールのテニスは、まるでハードコートと同じテニスだった。もちろん、細かな部分では彼女なりに調整した上でのことだろうが、ラリーの1球目で主導権を握ったら、3球目までには勝負を決めにいく早い展開を使い、ケルバーにテニスをさせる前にポイントを積み重ねた。

 ブシャールが奪ったウイナーは30本。対するケルバーは12本。3打以内で決まったポイントは51ポイントあったが、内33ポイントをブシャールがモノにしての勝利だった。

 「今は自分に自信があるのよ。自分の技術を信じられるし、トップ選手たちとも戦えると信じられる。相手はトップ10で、もちろんリスペクトもしているけれど、戦うためのメンタルの準備は何もかもできていたわ」と試合後のブシャールは話している。

 ケルバーとブシャールは本来、タイプ的には似たテニスを得意とする。相手にある程度打たせながら、カウンターをとりたいという意味では同じタイプと言ってもいいが、ケルバーが仕掛け時をじっくりと待つのに対して、ブシャールは相手の隙をこじ開けるような配球とショットセレクションを好む。

 両者ともに高い守備の意識をベースにしてはいるが、攻撃力の要素がより高いのはブシャールで、また、ブシャールはフラット系の強いボールをコートの中に収めるセンスが非常に高い。この日の試合でも、ブシャールが放ったボールはライン際というケースが多く、ケルバーからすれば、何とかラリーに持ち込むだけで手一杯で、反撃の糸口をつかめないまま、気がつけば大きなリードを広げられていたという感じの試合だった。

 「ツアーは友達をつくるための場所じゃなくて戦うための場所」

「私たち選手はチームメイトじゃなくて、お互いに試合を戦う相手」

「今まで何度もパリに来たことがあるし、観光もたくさんしたわ。私は今、パリに居るというよりグランドスラムにいるのよ。だから、試合のためにエネルギーをセーブしたいし、観光なら慌てなくてもいつでもできるわ」

「私ももう若くないと感じる。3ヵ月前に20歳になって、感覚的にはずいぶんと歳をとった感じよ。できるだけ早くトップ選手になりたいわ。でないとある日気づいたら30歳になっていそうなので」……。

 すべてこの4回戦の後のブシャールのコメントだ。伸び盛りで、テニスを戦うことや、自分が強くなっていくことを感じるのが楽しくて仕方がないという様子が伝わってくる。

 ベテランになると、ツアーの疲れを愚痴めいて話しながら笑い話することもあるが、今の彼女は何ら無理することなく前向きに毎日のすべてをとらえられていて、しかも、それらを吸収しながらどんどん成長しているということなのだろう。この世代の選手たちが今大会で一気に活躍したのも、こうした気分が彼女たちの間に満ちているからに違いない。

快進撃が続くムグルッサは8強入り


 第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒して一躍注目されたガルビネ・ムグルッサ(スペイン)もまた、ポリーヌ・パルモンティエ(フランス)を6-4 6-2で倒して8強に進出したが、一方で第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を破ったアイラ・トムヤノビッチ(クロアチア)は、第14シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に3-6 3-6で敗れている。

 グランドスラム優勝者同士の対戦として注目された第7シードのマリア・シャラポワ(ロシア)と、第19シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)は、3-6 6-4 6-0でシャラポワが勝ち、対戦成績を14勝2敗に伸ばした。

 「第1セットはサム(ストーサー)のプレーが本当によかった。私に言えるのはそれだけ。私は5度のブレークポイントを握ったけれど、1度も取れなかった」とシャラポワ。

 第2セットでもシャラポワの生命線でもあるバックハンドのクロスがサイドに外れる場面が多く、窮地に陥る場面もあったが、勝ちが見え始めたことでストーサーに堅さが見え始めると、状況は一変した。最後はシャラポワが9ゲームを連取。逆転で勝利を飾った。

 「自分のキャリアと仕事のことはとても真剣に考えているわ。何が私に成功をもたらしてくれたのかと言えば、それは私が強い選手になれたから。だから、他の誰にもこのチャンスを渡したくないの。友情なんてここには必要ない。ここは私にとっては戦場で、私は勝ちたいというだけ」

 シャラポワがブシャールとほとんど同じ意味の言葉を、同じ日に発したのはただの偶然なのだろうが、「彼女が2年くらい前に、ナイキに私のモデルのウェアを着用したいと頼んだというから、私はそれに賛成したわ。それ以降、ジュニアでプレーする彼女をフォローしたり、彼女のキャリアについても気にしてきたけれど、彼女ならいつか素晴らしい選手になると思ったわ。数年後、彼女が決勝に進出して、そのときに私のモデルのウェアを着てくれていたら、それはそれで楽しいでしょうね」とシャラポワは言う。

 彼女たちは同じハーフのドロー。ブシャールが決勝に上がるということは、準決勝で自分を破るという意味なのだが、シャラポワもしっかり「数年後に」と言っている部分が面白い。

 女子のランキングは負けず嫌い度の順位だとも言われるが、今年の大会はそれぞれの選手たちにとって大きなチャンス。絶対に負けたくないという気持ちが強いほうが勝っていくという構図も、この後には見られるのかもしれない。その視点で大会の今後を見守るのもまた、楽しみ方の一つではないだろうか。

TennisMagazine/ライター◎浅岡隆太)

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Photo:Spain's Garbine Muguruza celebrates winning the fourth round match of the French Open tennis tournament against Australia's Samantha Stosur at the Roland Garros stadium, in Paris, France, Sunday, June 1, 2014. Muguruza won in two sets 6-4, 6-2. (AP Photo/Michel Euler)

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