Quantcast
Channel: TENNIS DAILYのNEWS
Viewing all 10853 articles
Browse latest View live

ラオニッチとディミトロフが4強に [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月11日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(ATP1000・288万4,675ユーロ/クレー)。

 金曜日に行なわれた男子シングルス準々決勝はどんよりとした天気の下で行なわれたが、第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が、ジェレミー・シャルディ(フランス)を6-3 5-7 6-2で下し、準優勝に進み、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とダビド・フェレール(スペイン)の勝者と対戦することになった。

 また、ベスト4にはこの日が23度目の誕生日だったグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)も進出を決めている。36歳のトミー・ハース(ドイツ)が、第1セット6-2の時点で右肩の故障で棄権したためだ。この対戦はトップ20では最年少と最年長の選手同士の対戦だった。

 ディミトロフは準決勝でこの大会では7度の優勝実績を持つラファエル・ナダル(スペイン)と、昨年のウインブルドンの優勝者アンディ・マレー(イギリス)の勝者と対戦することになる。

「今日は僕の人生の中でも忘れられない日のひとつになるだろうね」とディミトロフ。彼にとってはマスターズ級の大会での初のベスト4進出だ。「ハッピーバースデーだね」。(C)AP

エラーニがリー・ナを破ってベスト4に進出 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月12日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(プレミア5・232万8,050ドル/クレー)。

 金曜日に行なわれた女子シングルス準々決勝で、第10シードのサラ・エラーニが地元ファンの声援をバックに第2シードのリー・ナ(中国)を6-3 4-6 6-2で破り、ベスト4に進出した。エラーニは2年連続でのベスト4だ。

 エラーニは29年前のレベッカ・レッジィ(イタリア)以来のイタリア人選手の優勝を狙っている。

 この日のリーは安定感を欠き、エラーニの21本に対して52本のアンフォーストエラーを犯し、さらに第3セットの始めには際どいラインジャッジを巡って主審と言い争いになるなど落ち着かなかった。

 勝利の瞬間のエラーニは観客たちに向けて両腕を振り回して喜びを表していた。準決勝で対戦するのは2007年と2008年の優勝者エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)と第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)の勝者となる。(C)AP

Photo:Italy's Sara Errani celebrates after winning her quarterfinal match against China's Na Li at the Italian Open tennis tournament, in Rome, Friday, May 16, 2014. Errani won 6-3, 4-6, 6-2. (AP Photo/Alessandra Tarantino)

ジョコビッチがフェレールを倒してベスト4に進出 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月11日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(ATP1000・288万4,675ユーロ/クレー)。

 右手首の故障で前週の大会をスキップしていたノバク・ジョコビッチ(セルビア)だが、どうやら回復は順調のようだ。

 世界2位のジョコビッチは、金曜日に行なわれた男子シングルス準々決勝で、どんよりした天候の下での試合でダビド・フェレール(スペイン)を7-5 4-6 6-3で下し、ベスト4に進出した。

 ジョコビッチは最初に迎えたマッチポイントこそダブルフォールトで逃したが、続くポイントでは38度のラリーの末にフェレールからポイントをもぎ取り、2時間半の接戦を勝ち切った。

「今年のクレーの試合では、最高の体力勝負の試合だった」とジョコビッチ。彼は手首の状態はいいと付け加えている。「今はプレーしていても痛みがない。このままいければうれしいね」。

 準決勝でのジョコビッチはミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。(C)AP

Photo:Serbia's Novak Djokovic celebrates after beating Spain's David Ferrer during their quarterfinal match at the Italian Open tennis tournament, in Rome, Friday, May 16, 2014. Novak Djokovic is back on track after a right wrist injury sidelined him last week. The second-ranked Serb overcame a stiff challenge from David Ferrer before grinding out a 7-5, 4-6, 6-3 win Friday to reach the Italian Open semifinals. (AP Photo/Alessandra Tarantino)

セレナ、イバノビッチ、ヤンコビッチなどが4強へ [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月12日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(プレミア5・232万8,050ドル/クレー)。

 左太ももの故障で前週の大会を途中で棄権していたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の回復は順調のようだ。

 世界1位のセレナは、タイトルのディフェンドに向けて金曜日に行なわれた女子シングルス準々決勝で、ジャン・シューアイ(中国)を6-1 6-3で退け、ベスト4に駒を進めた。

 また、2007年と08年の優勝者エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)は第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を6-4 6-4で下し、リー・ナ(中国)を破ったサラ・エラーニ(イタリア)と準決勝を戦うことになった。

 2008年全仏の覇者アナ・イバノビッチ(セルビア)は、第13シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-4 3-6 6-4で下し、セレナとの準決勝に臨むことになっている。(C)AP

Photo:Serena Williams shouts after winning a point during her match against China's Shuai Zhang at the Italian open tennis tournament in Rome, Friday, May 16, 2014. (AP Photo/Gregorio Borgia)

ナダルがマレーをフルセットで下してベスト4に進出 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月11日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(ATP1000/288万4675ユーロ/クレー)。

 金曜日の遅くに行われた男子シングルス準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)は、驚くほどひどい出足でアンディ・マレー(イギリス)にリードを許しながらも1-6 6-3 7-5のスコアでマレーを下し、ベスト4に進出した。
 
 第1セットのマレーはわずか37分で5-0のリードを築き、ナダルを圧倒。コートのすべてにウィナーを決めていた。

 しかし、世界ランク1位のナダルは第2セットでマレーのサービスを早い段階でブレークし、第3セットでも試合の主導権を握った状態で、最後の段階でブレークに成功。大会8度目の優勝に向けて勝利を飾った。

 「第1セットで悪いプレーをしていたという感覚は本当にないんだ。たぶん、戦術的な面で間違っていたか、自分の中でのエネルギーがわいてこなかったせいだと思う」とナダル。「今夜はネガティブなことは考えなかった。接戦だったし、こういう感覚は初めてだったよ」。

 第3セットでも先にブレークして4-2とリードしたのはマレーだった。しかし、マレーはこのリードを守れなかった。

 「あれは僕にとってはチャンスだったけれど、いいプレーができずがっかりだ」とマレー。「ちょっと焦っていたんだと思う。僕は試合の間中ずっと我慢しているような状態だったからね。フィジカル面では最後まで少しは強くなった感覚は持てていたんだけどね」とマレーは続けている。

 ナダルはこれで3試合続けてのフルセット。全仏オープンに向けて、クレーでの調子を取り戻せたかどうかは残り9日間にかかっている。

 「フィジカル面ではとてもいい感じだと思う。メンタルでも同じだ。遅かれ早かれ、自分のテニスを取り戻せると思う」とナダルは言う。「ここ最近では最高の試合ができたよ」。

 マレーにとっては、敗れたとは言えポジティブになれる試合だったという。マレーは昨年9月の背部の手術から本調子を取り戻すために努力を続けている。

 「自分の望む状態まで近づいていると感じているよ。これから先の大きな2ヵ月に向けて、いい感じだ」とマレーは言う。「今夜は最近では一番いい感じでボールが打てていたと思う。手術以来では、フィジカル的にもベストだったと思うよ」。

 ナダルの準決勝の相手は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)となっている。(C)AP

Photo:Spain's Rafael Nadal returns a backhand to Britain's Andy Murray during their match at the Italian open tennis tournament in Rome, Friday, May 16, 2014. (AP Photo/Gregorio Borgia)

決勝進出者が出揃う [DUNLOP CUP 全国選抜ジュニア]

$
0
0
 千葉県・吉田記念テニス研修センター(TTC)で開催中の「2014 DUNLOP CUP 全国選抜ジュニアテニス選手権大会 兼 ワールドジュニアテニス世界大会代表選考会」(5月15~18日)の大会3日目は、14歳以下の男女シングルス準決勝と12歳以下のシングルス準々決勝・準決勝などが行われた。

 14歳以下男子はトップシードの田島尚輝(TEAM YONEZAWA)が決勝へと駒を進めた。準々決勝までは緊張もあって思うようなテニスができなかったが、この日は「緊張がほぐれて、リラックスしてできた」。攻守のメリハリを効かせ、第3シードの白石光(有明JrTA)をストレートで下した。

 決勝で田島に対するのは市川泰誠(TCコ・ス・パ八尾南)。準決勝では第2シードの青木一真(ウイニングショット)を失ゲームわずか2で撃破した。肘の痛みを抱えながら、「スピンの高いボールで押し込めた」というように、レフティーから繰り出されるフォアを軸に終始相手を翻弄した。一方の青木は、武器であるはずのフォアハンドの精度を欠き、思うように展開することができなかった。

 練習や遠征をともにし、仲がよいという田島と市川だが、公式戦では初対戦となる。「相手にフォアを打たせないこと」と田島が攻略法を語れば、市川は「自分から攻めていくことができればチャンスはある」と話す。

「今日は気持ちを強く持てた」という田島(右)が白石を退けた


 14歳以下女子の決勝は、2年前の12歳以下決勝の再現となった。早々と決勝進出を決めたのは佐藤久真莉(CSJ)だ。まだ小学6年生、上のカテゴリーへのトライとなった14歳以下の部で、その実力を遺憾なく発揮している。坂詰姫野(ファーストTA)との準決勝でも、相手のショットを読み切ったかのような的確なポジショニングから、深さと角度を効かせたショットをハイテンポに打ち込んでいき、姫野に反撃の糸口さえ与えなかった。

 その佐藤を第1シードとして迎え撃つのは宮本愛弓(志津TC)だ。第1セット4-1リードから「ギアをあげられなかった」と振り返るように、永田杏里(南山中学校)に逆襲を許してタイブレークへ。しかし、ここをなんとか取り切ると、第2セットではフォアハンドの当たりが蘇り、一気に永田を突き放した。

 2年前の対戦では宮本が年上の意地を見せ、見事に優勝を飾っている。今回も、「受け身にならず、自分からチャレンジしていきたい」と話す宮本。年長者の意地を見せられるか、それとも佐藤がカテゴリーを超えた戴冠を果たすのか。目が離せない。

小柴は激闘の末、稲田に逆転勝利

 12歳以下の準決勝でもっとも白熱したのは小柴遼太郎(三木ロイヤルTC)と稲田幸一郎(福岡パシフィックTA)の一戦。第1シードの小柴はファイナルセット2-5と追い詰められながら、そこから5連続ゲーム奪取で、鮮やかな逆転勝利を果たした。明日の決勝では、三井駿介(アクトスポーツクラブ)をストレートで下した第2シードの吉村大生(志津TC)と優勝を争う。

 12歳以下女子はトップシードの武部せな(CSJ)に、ノーシードから勝ち上がったレフティーの川口夏実(佐世保LTC)が挑戦する。


<14才以下>

【男子シングルス準決勝】
○田島尚輝(関東/TEAM YONEZAWA)[1] 6-4 6-1 ●白石光(関東/有明JrTA)[3]
○市川泰誠(関西/TCコ・ス・パ八尾南)[5] 6-1 6-1 ●青木一真(東北/ウイニングショット)[2]

【女子シングルス準決勝】◯宮本愛弓(関東/志津TC)[1] 7-6(3) 6-2 ●永田杏里(東海/南山中学校)[3]
◯佐藤久真莉(関東/CSJ)[4] 6-2 6-0 ●坂詰姫野(北信越/ファーストTA)


<12才以下>

【男子シングルス準決勝】
○小柴遼太郎(関西/三木ロイヤルTC)[1] 3-6 6-3 7-5 ●稲田幸一郎(九州/福岡パシフィックTA)[3]
◯吉村大生(関東/志津TC)[2] 6-3 6-3 ●三井駿介(東海/アクトスポーツクラブ)[8]

【男子シングルス準々決勝】
○小柴遼太郎(関西/三木ロイヤルTC)[1] 6-1 6-2 ●鈴木久統(関東/荏原湘南スポーツセンター)
○稲田幸一郎(九州/福岡パシフィックTA)[3] 6-1 7-5 ●飯泉涼(関東/CSJ)[6]
○三井駿介(東海/アクトスポーツクラブ)[8] 6-4 6-2 ●間仲啓(関東/むさしの村ローンTC)[4]
◯吉村大生(関東/志津TC)[2] 6-4 6-2 ●森基唯斗(北海道/ウイング)

【女子シングルス準決勝】
○武部せな(関東/CSJ)[1] 6-3 6-0 ●伊藤汐里(関東/グリーンテニスプラザ)[3]
○川口夏実(九州/佐世保LTC)6-0 6-1 ●吉田涼音(関西/朝日スポーツクラブ)[6]

【女子シングルス準々決勝】
○武部せな(関東/CSJ)[1] 6-3 6-4 ●申ジホ(関東/KCJTA)[7]
○伊藤汐里(関東/グリーンテニスプラザ)[3] 6-2 7-5 ●カジュール・オヴィ(関東/武蔵野ドームTS)[5]
○吉田涼音(関西/朝日スポーツクラブ)[6] 6-3 6-7(5) 6-4 ●井上愛梨(中国/レオーネ山口)
○川口夏実(九州/佐世保LTC)6-1 6-4 ●西尾萌々子(関西/パブリックテニス洛西)

※[ ]数字はシード順位

※トップ写真は14歳以下女子準決勝を戦った宮本(右)と永田

※日本テニス協会の大会ページはこちら
※TTCの大会ページはこちら

穂積絵莉と王薔が決勝進出 [久留米市ベストアメニティカップ2014]

$
0
0
 福岡県・久留米市新宝満川地区テニスコートで開催中の「久留米市ベストアメニティカップ国際女子テニス2014」(本戦5月13~18日/賞金総額 5万ドル/砂入り人工芝コート)の本戦5日目は、シングルス準決勝2試合とダブルス準決勝1試合が行われた。

 シングルス準決勝には1994年生まれのふたりの日本人選手が登場。昨年の全日本選手権優勝者で第1シードの穂積絵莉(レック興発)は第7シードのアリナ・ラディオノワ(オーストラリア)を6-0 7-6(5)で下して決勝進出を決めたが、日比野菜緒(橋本総業)は中国のフェドカップ代表経験のある王薔(Quest International)に5-7 2-6で敗れ、決勝での日本人対決はならなかった。

日比野菜緒を下して決勝での日本人対決を阻止した王薔


 穂積は昨年10月の浜松三ケ日国際女子(2.5万ドル)以来の決勝進出で、昨年5月の軽井沢国際女子(2.5万ドル)以来の通算2勝目を狙う。

 ダブルス準決勝は予選と同じカードとなり、波形純理/米村明子(北日本物産/島津製作所)がラッキールーザーから勝ち進んできた井上雅/桑田寛子(テニスラウンジ/島津製作所)を7-5 6-2で退け、決勝進出を果たした。

 この大会は今年14大会開催される、国際テニス連盟(ITF)公認の国際大会の第5戦目で、岐阜・博多・久留米・軽井沢と4大会連続開催される国内ITFシリーズの第3戦となる。

 大会最終日の5月18日(日)は10時からダブルス決勝、続いてシングルス決勝が行われる予定。


【シングルス準決勝】

○穂積絵莉(レック興発)[1] 6-0 7-6(5) ●アリナ・ラディオノワ(オーストラリア)[7]
○王薔(Quest International)7-5 6-2 ●日比野菜緒(橋本総業)


【ダブルス準決勝】

○波形純理/米村明子(北日本物産/島津製作所)[Q] 6-3 6-3 ●井上雅/桑田寛子(テニスラウンジ/島津製作所)[LL]

ダブルス決勝進出の波形純理(左)/米村明子


※[ ]数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり、LLはラッキールーザー

※トップ写真はシングルス決勝進出の穂積絵莉
写真提供◎大会Official Photographer 藤井 稔

※大会オフィシャルサイトはこちら

単複ファイナリストが出揃う [H26春季東海学生]

$
0
0
 岐阜県・長良川テニスプラザで開催中の「平成26年度 第64回 東海学生春季テニストーナメント」(本戦5月12~19日)の本戦6日目は男女単複準決勝などが行われ、各種目のファイナリストが出揃った。詳しい結果は以下の通り。

 決勝は19日(月)に行われる予定。


【男子シングルス準決勝】

○船橋主(愛院大)[1] TBC ●山崎大生(愛院大)[14]
○森下大斗(愛院大)[9] 6-2 1-6 6-2 ●世古口知也(中京大)[2]


【女子シングルス準決勝】

○古屋美智留(中京大)[1] 6-3 6-4 ●能登美穂(中京大)[4]
○鵜飼美希(東海学園)[3] 7-5 7-6(1) ●高松奈央(中京大)[2]


【男子ダブルス準決勝】

○東貴大/岩本桂(中京大)[8] 4-6 6-1 [10-7] ●船橋主/金澤康斗(愛院大)[1]

○小池湧也/中西一仁(愛院大)[5] 5-7 6-3 [10-2] ●田中裕一郎/稲熊元紀(名工大)


【女子ダブルス準決勝】

○古屋美智留/太田千晶(中京大)7-6(3) 6-1 ●瀧澤彩美/上原実季(東海学園)[8]

○高松奈央/能登美穂(中京大)[2] 6-0 6-4 ●川瀬瞳/山田莉乃(中京大)

※[ ]数字はシード順位

※東海学生テニス連盟のホームページはこちら


エラーニが決勝に進出。イタリア人選手としては29年ぶり [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月12日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(プレミア5/232万8,050ドル/クレー)。

 土曜日に行われた女子シングルス準決勝で、第10シードのサラ・エラーニ(イタリア)が、エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-3 7-5で破り、ほぼ30年ぶりとなる地元イタリア人選手としての決勝進出を果たした。

 地元ファンの大きな声援はエラーニのアドバンテージとなったようだ。第2セットは先に1-4とリードを奪われながらも、逆転での勝利だった。ヤンコビッチは相次いだ疑わしいラインジャッジにやや集中力を乱していた。

「私自身も何度かもしかしたらできるのではとは思ったが、何よりもファンの力がすごかったと思う」とエラーニ。彼女はイタリア人選手としては1985年に優勝したラファエラ・レッジィ(イタリア)以来の優勝を狙うことになる。

 男子のイタリア人最後の優勝者は、1976年のアドリアーノ・パナッタ(イタリア)が最後となっている。

 エラーニと決勝を戦うのは、ディフェンディング・チャンピオンのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と第11シードのアナ・イバノビッチ(セルビア)の勝者となる。

 エラーニのこれまでの最高成績は2012年全仏オープンの準優勝。彼女はこの大会の勢いを持って、来週から始まる全仏オープンに向いたいところだろう。

 2007年と08年の優勝者でもあるヤンコビッチは、主審に対して再三ラインジャッジの確認を要求。しかし、判定が覆ることは一度もなく、結果として観客たちを敵に回してしまい、エラーニに声援を送るファンの中で、孤立することになっていた。
 
 興奮した観客たちは、エラーニがポイントを挙げそうな場面ではプレー中でも歓声を上げ、ヤンコビッチのダブルフォールトに対してでさえ喜びを表していた。

「観客たちがみんな彼女(エラーニ)のサイドに付いてしまったわ。でも、彼女は地元の選手ですもの。それが自然なことだわ」とヤンコビッチ。「私はとにかく集中して、自分のプレーをすることを心がけた。でも、今日の彼女のプレーは私より上だったわ」。

 エラーニはロベルタ・ビンチ(イタリア)とのダブルスにも出場しており、準決勝を戦う。会場には彼女を応援するファンに加え、彼女の両親や兄弟も駆けつけていた。

「彼らが来てくれていたというのはキーになったわ」とエラーニ。「家族の存在が私に特別なモチベーションを与えてくれているの。私は自分のためだけにプレーしているのではなく、彼らのためにもプレーしていると思える。それが私をより強くしてくれているわ」。

 安定感の高さで知られるエラーニだが、この日の彼女が記録したアンフォーストエラーは11本。ヤンコビッチは28本だった。

 ヤンコビッチはエラーニのサービスに対して攻めたが、逆に自分のサービスをエラーニに攻められて苦戦し、16度のブレークチャンスを奪われている。内、5本をエラーニが取ってブレークにつなげている。

「彼女はフリーポイントを与えてくれないのよ」とヤンコビッチ。「彼女は相手に打たせながらプレーしてくる。だから最後はネットに出てポイントを決めないといけなくなる。それがうまくいけばポイントが取れるけれど、足が止まってしまうと、それが彼女を有利にしてしまうのよ」。(C)AP

Photo:Italy's Sara Errani celebrates after winning her semifinal match against Serbia's Jelena Jankovic at the Italian open tennis tournament in Rome, Saturday, May 17, 2014. Errani won 6-3, 7-5. (AP Photo/Gregorio Borgia)

セレナとエラーニが決勝で対決 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月12日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(プレミア5・232万8,050ドル/クレー)。

 サラ・エラーニ(イタリア)がエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-3 7-5で破って決勝に進出した後に行なわれたのが、ディフェンディングチャンピオンのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とアナ・イバノビッチ(セルビア)の準々決勝だったが、セレナは第2セットこそ失ったものの、第3セットで巻き返して6-1 3-6 6-1で勝利し、全豪オープンの4回戦で敗れた借りを返して決勝進出を果たした。

 セレナは大会3度目の優勝を狙っているが、今大会を勝った02年と昨年は、全仏オープンでも優勝しているというゲンのいい大会でもある。セレナはエラーニに対して6戦無敗。直近の対戦である昨年の全仏オープンの準決勝ではエラーニに1ゲームしか許さない準完封試合をやってのけている。(C)AP

Photo:Serena Williams waves to fans as she celebrates after winning her semifinal match against Serbia's Ana Ivanovic at the Italian open tennis tournament in Rome, Saturday, May 17, 2014. Williams overcame a second-set lapse to beat 11th-seeded Ana Ivanovic 6-1, 3-6, 6-1 and gain a measure of revenge for a fourth-round loss to the Serb at this year's Australian Open. (AP Photo/Gregorio Borgia)

ジョコビッチがラオニッチを逆転で破り、決勝に進出 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月11日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(ATP1000・288万4,675ユーロ/クレー)。

 土曜日に行なわれた男子シングルス準決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-7(5) 7-6(4) 6-3で下して決勝進出を決めた。ジョコビッチは大会7度の優勝経験を誇るラファエル・ナダル(スペイン)か、新鋭のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)の勝者と対戦することになる。

 ジョコビッチはラオニッチの時速230キロ近い強烈なサービスに苦しめられ、16本のサービスエースを奪われたが、高度な戦術戦に持ち込んで逆転で勝利した。
「リターンゲームをこんなに絶望的な感覚で戦ったのは、ほとんど初めてだったよ」とジョコビッチ。「(ラオニッチのサービスは)ホントに凄かったよ」。

 試合後のジョコビッチは洪水の被害に見舞われているセルビアの人々へのメッセージとして、カメラのレンズにキリル文字で「I Love you」と書き込んだ。
「ほとんどカタストロフのような状態だ」とジョコビッチ。「国の半分が停電の危機にあるんだ」。(C)AP

Photo:Serbia's Novak Djokovic celebrates after winning a point during his semifinal match against Canada's Milos Raonic at the Italian open tennis tournament in Rome, Saturday, May 17, 2014. Djokovic won the match and advanced to the final. (AP Photo/Gregorio Borgia)

決勝はナダル対ジョコビッチに [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月11日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(ATP1000・288万4,675ユーロ/クレー)。

 世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)と、2位のノバク・ジョコビッチが日曜日に再び決勝を戦うことになった。

 土曜日に行なわれた男子シングルス準決勝で、ナダルはグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-2 6-2で下し、決勝進出を決めた。ナダルは今大会では3試合続けてフルセットを戦っていたが、この試合は完璧なプレーぶりを見せてストレートで片付けた。

「今日の試合はいい裏付けになると思う。今日は本当にいいプレーができたよ。たくさんのいいことがあった」とナダル。「(ジョコビッチは)すごいプレーを見せているし、きっとタフな試合になるだろうと思う」。

 ナダルとジョコビッチの対戦成績はナダルから22勝18敗。3月のマイアミでの対決ではジョコビッチが勝っている。

 ナダルはこのローマではすでに7度の優勝経験を持ち、ジョコビッチは3度目の優勝を目指しての決勝。ローマでは過去には3度対戦していて、ナダルが2度勝っている。(C)AP

Photo:Spain's Rafael Nadal celebrates after winning his semifinal match against Bulgaria's Grigor Dimitrov at the Italian open tennis tournament in Rome, Saturday, May 17, 2014. Nadal won 6-2, 6-2. (AP Photo/Gregorio Borgia)

男子U14は田島尚輝、U12は吉村大生が優勝 [DUNLOP CUP 全国選抜ジュニア]

$
0
0
 千葉県・吉田記念テニス研修センター(TTC)で開催中の「2014 DUNLOP CUP 全国選抜ジュニアテニス選手権大会 兼 ワールドジュニアテニス世界大会代表選考会」(5月15~18日)の大会最終日は、14歳以下と12歳以下の男女シングルス決勝・3位決定戦などが行われた。

 14歳以下男子決勝はトップシードの田島尚輝(TEAM YONEZAWA)が存分にその力を見せつけた。「自分のポイントパターンに持ち込めた」と言うように、フォアハンドからの自在な展開で市川泰誠(TCコ・ス・パ八尾南)を翻弄。さらにこの日はサービスも好調で、「サービスで崩してフォア決める」得意の形から次々とポイントを奪う。第2セットは立ち上がりでやや集中力を欠き、立て続けに3ゲームを失った。しかし、「ミスを減らしてコートに返す」ことを心がけることでテニスを立て直した。そこから6連続ゲーム奪取で、一気に勝負を決めた。

市川(右)は一歩、田島に及ばず

 一方の市川は、左肘に痛みを抱えた中での戦い、決勝という舞台への緊張もあった。それでも、「今できることはすべてやった」と前向きに語る。「決勝進出は今後に向けて自信になる。万全ならもっとできる」。敗戦をポジティブにとらえ、視線を先へと向けていた。

吉村(左)は「これまでけっこう負けている」という小柴(右)を退けての優勝

 12歳以下男子は吉村大生(関東/志津TC)がストレートで小柴遼太郎(三木ロイヤルTC)を退けた。「攻めて相手を崩す。練習してきたことが決勝ではできた」という吉村は、早生まれの中学1年生。年下が多い中での戦いに、「チャンスはあると思っていた」と言うが、決勝では「こんなにいいプレーができるなんて」と本人も驚く質の高いテニスを披露し、見事にタイトルを手に入れた。敗れた小柴は、「全日本ジュニアではもっと対抗できるようになっていたい」とリベンジを誓っていた。


<14才以下>

【男子シングルス決勝】
○田島尚輝(関東/TEAM YONEZAWA)[1] 6-4 6-3 ●市川泰誠(関西/TCコ・ス・パ八尾南)[5]

【男子シングルス3位決定戦】
○白石光(関東/有明JrTA)[3] 6-0 6-2 ●青木一真(東北/ウイニングショット)[2]


<12才以下>

【男子シングルス決勝】
○吉村大生(関東/志津TC)[2] 6-2 6-3 ●小柴遼太郎(関西/三木ロイヤルTC)[1]

【男子シングルス3位決定戦】
○三井駿介(東海/アクトスポーツクラブ)[8] 7-5 6-3 ●稲田幸一郎(九州/福岡パシフィックTA)[3]

※[ ]数字はシード順位

※トップ写真は14歳以下男子優勝の田島

※日本テニス協会の大会ページはこちら
※TTCの大会ページはこちら

女子U14は宮本愛弓、U12は川口夏実が制す [DUNLOP CUP 全国選抜ジュニア]

$
0
0
 千葉県・吉田記念テニス研修センター(TTC)で開催中の「2014 DUNLOP CUP 全国選抜ジュニアテニス選手権大会 兼 ワールドジュニアテニス世界大会代表選考会」(5月15~18日)の大会最終日は、14歳以下と12歳以下の男女シングルス決勝・3位決定戦などが行われた。

 宮本愛弓(志津TC)と、上のカテゴリーにトライしてきた佐藤久真莉(CSJ)との14以下女子決勝は、2年前のこの大会の12歳以下決勝の再現。今回も2年前に続き、宮本が2歳年長の意地を見せた。

 第1セットは佐藤のペース。宮本の強打をカウンターで深く弾き返し、ショートアングルやドロップショットを交えて次々と相手のエラーを誘う。しかし、宮本はトイレットブレークをとったあとの第2セットから、ときにロブを交えながらエラーを押さえてペースをとり戻していった。

 「打てるボールが来たら叩いていく」。宮本のシンプルな戦略は、分厚いフォアハンドの威力を誇ればこそ。巧みなポジショニングとフットワークを備える佐藤と言えど、宮本のフォアハンドをまともに受けては簡単には切り返せない。最後は宮本が力で押し切る形で、逆に佐藤からエラーを引き出していった。

巧みなゲームコントロールで宮本を追い詰めた佐藤(右)

 2年前に続き、決勝で宮本に屈した佐藤は悔しさをにじませながらも、「ベストは尽くせた」と振り返る。「2年前は相手のボールが深くて自分のボールが浅かった。でも今日はしっかりと深く打ってラリーを続けられた。だからいい試合になったんだと思う」。カテゴリーを超えた戴冠こそ成らなかったものの、抜群のセンスを誇るショットセレクションと配球の妙は、ますます磨きがかかっている。確かな成長を示した準優勝だった。

川口は最後までテンポよく武部を攻め立てた

 12歳以下女子決勝は思わぬ一方的な展開で、川口夏実(九州/佐世保LTC)が第1シードの武部せな(関東/CSJ)を破って優勝を飾った。「フォアハンドがいつもより入った」という川口は、レフティーから繰り出すストロークで次々と攻め立てる。対する武部は、そのストロークに対応できなかったわけではなかった。しかし、ショットがコートに収まらない。「(決勝という舞台への)緊張とプレッシャーで、ショットが入らず、焦ってしまった」。結局、武部は最後までパニックから抜け出すことができず、反撃の機会は訪れないまま、タイトルは川口の元へと転がっていった。


<14才以下>

【女子シングルス決勝】
○宮本愛弓(関東/志津TC)[1] 3-6 6-4 6-4 ●佐藤久真莉(関東/CSJ)[4]

【女子シングルス3位決定戦】
○永田杏里(東海/南山中学校)[3] 7-6(6) 1-6 6-4 ●坂詰姫野(北信越/ファーストTA)


<12才以下>

【女子シングルス決勝】
○川口夏実(九州/佐世保LTC) 6-0 6-0 ●武部せな(関東/CSJ)[1]

【女子シングルス3位決定戦】
○伊藤汐里(関東/グリーンテニスプラザ)[3] 6-3 6-3 ●吉田涼音(関西/朝日スポーツクラブ)[6]

※[ ]数字はシード順位

※トップ写真は14歳以下女子で優勝を果たした宮本

※日本テニス協会の大会ページはこちら
※TTCの大会ページはこちら

穂積絵莉は王薔に敗れて準優勝 [久留米市ベストアメニティカップ]

$
0
0
 今年14大会開催される、国際テニス連盟(ITF)公認の国際大会の第5戦目で、岐阜・博多・久留米・軽井沢と4大会連続開催される国内ITFシリーズの第3戦となる「久留米市ベストアメニティカップ国際女子テニス2014」(福岡県・久留米市新宝満川地区テニスコート/賞金総額 5万ドル/砂入り人工芝コート)は最終日を迎え、単複の決勝が行われた。

 ダブルス決勝は予選から勝ち上がってきた波形純理/米村明子(北日本物産/島津製作所)が第1シードのジャルミラ・ガジョソバ/アリナ・ラディオノワ(オーストラリア)に挑んだが、4-6 2-6で敗れ、準優勝に終わった。ガジョソバ/ラディオノワは岐阜・カンガルーカップに続いて、このシリーズで2つ目のタイトルを獲得した。

 

左側がダブルス優勝のジャルミラ・ガジョソバ(左)/アリナ・ラディオノワ、右側が準優勝の波形純理(左)/米村明子


 シングルス決勝には、昨年5月の軽井沢国際女子(2.5万ドル)以来の通算2勝目を狙う第1シードの穂積絵莉(レック興発)が王薔(Quest International)と対戦。穂積は中国フェドカップ代表の王薔に3-6 1-6で敗れ、1年振りのタイトルには手が届かず、昨年10月の浜松三ケ日国際女子(2.5万ドル)以来の準優勝となった。

 王薔はこのシリーズは岐阜・福岡と2回戦負けに終わっていたが、久留米では2回戦で前週優勝のナオミ・ブローディ(イギリス)を倒すなどしてノーシードから勝ち上がり、2月のニューデリー(2.5万ドル)以来の今季2勝目、通算7勝目を挙げた。

 

今季2勝目を飾った王薔(左)と、準優勝に終わった穂積絵莉(右)


 次週はシリーズ最終戦となる「軽井沢国際女子テニス大会2014」(長野県・風越公園屋外テニスコート/本戦5月20~25日)が開催される。


【シングルス決勝】

○王薔(Quest International)6-3 6-1 ●穂積絵莉(レック興発)[1]


【ダブルス決勝】

○ジャルミラ・ガジョソバ/アリナ・ラディオノワ(オーストラリア)[1] 6-4 6-2 ●波形純理/米村明子(北日本物産/島津製作所)[Q]

ダブルス表彰式の様子(左から米村、波形、ラディオノワ、ガジョソバ)


※[ ]数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり

※トップ写真は久留米市イメージキャラクター(くるっぱ)を挟んで、シングルス準優勝の穂積絵莉(左)と優勝の王薔(右)
写真提供◎大会Official Photographer 藤井 稔

※大会オフィシャルサイトはこちら


予選がスタート 久見香奈恵、大前綾希子らが予選決勝へ [軽井沢国際女子]

$
0
0
 長野県・風越公園屋外テニスコートで「軽井沢国際女子テニス大会2014」(本戦5月20~25日/賞金総額 2.5万ドル/砂入り人工芝コート)の予選がスタートした。

 予選初日はシングルス1回戦が行われ、第2シードの久見香奈恵(フリー)、第3シードのマリーナ・ケイチャー(セルビア)、第4シードの大前綾希子(島津製作所)らが予選決勝に勝ち進んだ。詳しい結果は以下の通り。

 この大会は今年14大会開催される、国際テニス連盟(ITF)公認の国際大会の第6戦目で、岐阜・博多・久留米・軽井沢と4大会連続開催される国内ITFシリーズの最終戦となる。

 5月19日(月)は10時から、シングルス予選決勝とダブルス予選が行われる予定。


【シングルス予選1回戦】

澤柳璃子(ミキハウス)[1] Bye
○川崎好美(島精機製作所)[13] 6-3 6-2 ●高山千尋(フリー)

○久見香奈恵(フリー)[2] 6-0 6-0 ●鈴木玲子(湘南平テニスクラブ)
○牛島里咲(高崎テニスクラブ)[16/WC] 6-1 6-3 ●秋山みなみ(Fテニス)

○マリーナ・ケイチャー(セルビア)[3] 6-2 7-6(5) ●吉冨愛子(早稲田大学)
○山外涼月(橋本総業)[10] 6-1 7-6(5) ●森友香(島津製作所)

○大前綾希子(島津製作所)[4] 6-4 6-4 ●山本みどり(フリー)
○奥野彩加(テニスガーデン高槻)[11] 6-2 6-1 ●吉田彩(秀明英光高校)

○イザベラ・ホラント(オーストラリア)[5] 6-1 6-0 ●福井景子(一筆テニスクラブ)[WC]
○木下ミサ(TAI Tennis School)[14] 6-4 3-6 7-6(9) ●喜島瑞乃(フリー)

○越野由梨奈(北日本物産)[6] 4-6 7-6(3) 7-6(8) ●岡村恭香(むさしの村ローンテニスクラブ)
○布目千尋(北日本物産)[12] 6-4 7-6(4) ●久松志保(鹿児島銀行)

○宮﨑優実(ASIA PARTNERSHIP FUND)[7] 6-2 6-3 ●村松千裕(吉田記念テニス研修センター)
○華谷和生(神戸学院大学TC)6-3 7-5 ●中野佑美(島精機製作所)[9]

○美濃越舞(YCA)[8] 6-4 6-1 ●WANG,Zi Yi(中国)
○山本ひかり(フリー)[15] 6-4 6-1 ●佐野春佳(ISHII TENNIS ACADEMY)[WC]

シングルス予選決勝に勝ち進んだ華谷和生


※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)

※トップ写真はシングルス予選決勝に進出した山外涼月
写真提供◎大会事務局
撮影:北沢 勇(オフィシャルカメラマン)

※大会オフィシャルサイトはこちら

添田豪が今シーズン初優勝 [釜山チャレンジャー]

$
0
0
 韓国・釜山で開催されたATPツアー下部大会の「釜山オープン・チャレンジャー・ツアー」(5月12~18日/賞金総額 7.5万ドル/ハードコート)の決勝に進出していた第2シードの添田豪(GODAIテニスカレッジ)は、第8シードのジミー・ワン(台湾)を6-3 7-6(5)で下して今シーズン初優勝を飾った。

 添田は昨年1月のマウイ・チャレンジャー以来の優勝で、チャレンジャー大会通算14勝目を挙げた。添田はこの勝利により、次週発表の世界ランキングで103位前後に浮上する見込み。

 添田はヤン・ツン フア(台湾)とのペアで出場したダブルスでは、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のゴン・マオシン/ペン・シェンイン(中国/台湾)に2-6 2-6で敗れている。


日本人選手の結果

【シングルス決勝】

○添田豪(GODAIテニスカレッジ)[2] 6-3 7-6(5) ●ジミー・ワン(台湾)[8]


【シングルス準決勝】

○添田豪(GODAIテニスカレッジ)[2] 6-4 7-6(6) ●マルコ・キュードネリ(スイス)


【シングルス準々決勝】

○添田豪(GODAIテニスカレッジ)[2] 6-4 6-4 ●ナム・チスン(韓国)[WC]


【シングルス2回戦】

○添田豪(GODAIテニスカレッジ)[2] 6-1 6-4 ●関口周一(三菱電機)
●内山靖崇(北日本物産)1-6 4-6 ○チョン・ヒョン(韓国)[WC]


【シングルス1回戦】

○添田豪(GODAIテニスカレッジ)[2] 6-4 6-3 ●リ・ダクヒ(韓国)[WC]
●伊藤竜馬(北日本物産)[6] 6-7(4) 1-2 Ret. ○ナム・チスン(韓国)[WC]
○内山靖崇(北日本物産)4-1 Ret. ●ラジーブ・ラム(アメリカ)[4]
○関口周一(三菱電機)6-1 6-4 ●ヤン・ツン フア(台湾)


【ダブルス1回戦】

●松井俊英/ダナイ・ウドムチョク(ASIA PARTNERSHIP FUND/タイ)2-6 6-4 [6-10] ○チョン・ヒョン/イム・ヨンギュ(韓国)[WC]

●添田豪/ヤン・ツン フア(GODAIテニスカレッジ/台湾)2-6 2-6 ○ゴン・マオシン/ペン・シェンイン(中国/台湾)[WC]


【シングルス予選2回戦】

●松井俊英(ライフ・エヌ・ピー)3-6 2-6 ○Fritz WOLMARANS(南アフリカ)
●井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)4-6 3-6 ○バイ・ヤン(中国)


【シングルス予選1回戦】

●近藤大生(アイシン精機)[4] 2-6 2-6 ○Fritz WOLMARANS(南アフリカ)
○松井俊英(ライフ・エヌ・ピー)7-5 6-4 ●キム・ヒョントン(韓国)[WC]
○井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)3-6 6-0 6-3 ●Dzmitry ZHYRMONT(ベラルーシ)[7]
●吉備雄也(ノア・インドアステージ)2-6 5-7 ○エンリケ・クーニャ(ブラジル)

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)、Ret.は途中棄権

※写真は全豪オープン出場時の添田豪

奈良くるみが2ヵ月振りのツアー勝利、クルム伊達組も初戦突破 [ニュルンベルガーVERSICHERUNGSCUP]

$
0
0
 ドイツ・ニュルンベルクで開幕した「ニュルンベルガーVERSICHERUNGSCUP」(本戦5月18~24日/賞金総額 25万ドル/クレーコート)のシングルス1回戦に奈良くるみ(安藤証券)が登場。第6シードの奈良がモニカ・ニクレスク(ルーマニア)を6-3 6-4で下し、3月のソニー・オープン以来のWTAツアー勝利を挙げた。

 奈良は2回戦でヤロスラーワ・シュウェドワ(カザフスタン)とパトリシア・マイヤー アシュレイトナー(オーストリア)の勝者と対戦する。

 ダブルス1回戦ではカロリーヌ・ガルシア(フランス)とのペアで出場しているクルム伊達公子(エステティックTBC)がMarina MELNIKOVA/Teodora MIRCIC(ロシア/セルビア)と対戦し、7-6(5) 7-5で勝利をおさめ、初戦を突破した。

 クルム伊達/ガルシアは準々決勝で、第3シードの青山修子/サンドラ・クレメンシッツ(近藤乳業/オーストリア)とDia EVTIMOVA/Laura PIGOSSI(ブルガリア/ブラジル)の勝者と対戦する。

  ニュルンベルガーVERSICHERUNGSCUPはWTAインターナショナルに格付けされる大会で、シングルス32ドロー、ダブルス16ドローで争われる。


【上位出場選手シード順位(シングルス)】

アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[1]
ユージェニー・ブシャール(カナダ)[2]
クララ・クカロバ(チェコ)[3]
エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[4]

※[ ]数字はシード順位

セレナがエラーニを下して大会を連覇 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月12日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(プレミア5/232万8050ドル/クレー)で日曜日に女子シングルスの決勝が行われ、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が地元期待の第10シード、サラ・エラーニ(イタリア)を6-3 6-0で下して大会を連覇、通算では3度目の優勝を果たした。

 エラーニはほぼ30年ぶりとなるイタリア人選手としての優勝を目指していたが、セレナに試合を支配下に置かれ、最後はエラーニが左脚太ももに異常を訴えての敗戦だった。

 エラーニは第1セットの3-5の場面で左脚太ももの治療のため、インジュアリー・タイムアウトをとってコートの外に出た後、バンデージを巻いて再び試合を再開。だが、最後のポイントの前にも彼女はコートを離れる場面があり、最後はボールを追いかけられなくなっていた。

 「ごめんなさい。でも、今週のみんなは信じられないくらい素晴らしかった」とエラーニは、涙を拭いながら観客席のファンに呼びかけた。「コートに留まって、自分のベストを尽くしたのは、すべてみんなのためだったわ」。

 セレナは2002年と昨年に続く優勝。いずれの年もセレナは全仏オープンで優勝している。

 「サラには気の毒だったわ」とセレナはイタリア語で観客席に呼びかけた。「今週の彼女は本当にいいプレーをしていたと思う」。

 左脚の故障の具合が心配されていたセレナだったが、現在は全仏に向けて順調のようだ。

 試合前には国歌が演奏され、観客たちは「サラ、サラ」と応援のチャントを口ずさんでいた。会場の雰囲気はまるでデ杯かフェド杯のようだった。

 しかし、セレナがいきなり3-0とリードした。エラーニにも逆襲のチャンスはあったものの、セレナがエラーニのサービスをオーバーパワーする展開だった。セレナはエラーニから8本のサービスエースを奪ったのに対して、エラーニは0本。終始、セレナが攻撃し続けた試合だった。(C)AP

Photo:Serena Williams sprays sparkling wine as she celebrates after winning the final against Italy's Sara Errani at the Italian Open tennis tournament, in Rome, Sunday, May 18, 2014. Serena Williams kept the crowd from being a factor in a 6-3, 6-0 victory over 10th-seeded Sara Errani to win the Italian Open for the third time Sunday. (AP Photo/Gregorio Borgia)

ジョコビッチがナダルを破って優勝。ナダルにはこれで4連勝 [BNLイタリア国際]

$
0
0
 5月11日からイタリア・ローマで開幕した「BNLイタリア国際」(ATP1000/288万4675ユーロ/クレー)は日曜日に男子シングルス決勝が行われ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がラファエル・ナダル(スペイン)を4-6 6-3 6-3で破って優勝した。

 ジョコビッチにとっては大会3度目の優勝で、ナダルに対してこれで4連勝だ。ジョコビッチはこのタイトルを洪水の被害に苦しむ母国セルビアに捧げると語っている。

 モンテカルロとバルセロナの大会でも敗れていたナダル。彼が同じシーズンにクレーで3試合以上負けたのは、この10年ではなかったことだ。

 ジョコビッチはナダルに対して4連勝。前の3試合はすべてストレートでの勝利だった。ジョコビッチはこれで精神的に自信を持って全仏オープンに臨めるだろう。

 「クレーの大きな大会の決勝でラファに勝つというのは大きな自信になる。彼との試合は僕にとってもとてつもないチャレンジだからね。だから、自信にブーストがかかるという感じで全仏オープンにいけるよ」とジョコビッチ。

 また、彼は災害に苦しむ母国の人々のために「僕は自分ができる方法で貢献したいと思った」と話し、「今回の優勝のトロフィーは、母国のみんなとともに獲ったもの」と続けている。

 勝利を決めた後のジョコビッチはコートにラケットでハートマークを描き、その喜びを表現した。「このハートはみんなのためのものだ」と観客席のファンに呼びかけたジョコビッチ。「そして、大きな被害に苦しむ僕の母国へ。僕の心はいつでもみんなと一緒にある」。

 すでに25人の死者を出し、バルカン半島では最悪の災害となっているのが集中豪雨による洪水の被害で、何万戸という単位で停電や断水が起きているという。

 来週からスタートする全仏オープンは、ジョコビッチが唯一獲り逃しているグランドスラム。これまでの最高成績は2012年の準優勝。ナダルは8度の優勝実績を持つ。

 「彼に一球目でいいボールを打たれてしまうと、そこから大きくポイントを巻き返すのはとても難しいんだ。今日はそういうポイントがたくさんあった」とナダルは敗因について振り返りつつ、「今日の僕は一球目に対して十分なエネルギーと正しい緊張感を持ってプレーできていなかった」と話している。

 一方、ジョコビッチは「とにかく最初から最後までアグレッシブにいった」と話し、「僕が彼に勝つには、それが唯一の方法だからね」と続けている。

 ジョコビッチのローマでの優勝は2008年と11年に次いで3度目だ。

 第1セットでのジョコビッチはらしくないエラーがあって、痛いところでナダルにブレークを許して取られる苦しい立ち上がりだった。
 
 ジョコビッチは前週のマドリードの大会を右手首の故障でスキップしていたが、この日はナダルの15本に対して46本のウィナーを奪い、アンフォーストエラーはジョコビッチが30本でナダルが27本だった。

 また、ジョコビッチは6本のサービスエースを奪ったが、ナダルはゼロというのも勝敗を分けた要因だろう。

 ナダルにとって今大会は4試合目のフルセットマッチだった。「難しい一週間だった」とナダル。「コートに長く立ち過ぎていた気がするよ」。(C)AP

Photo:Serbia's Novak Djokovic, right, holds the winner's trophy, as Spain's Rafael Nadal holds the second placed trophy during the awarding ceremony of the Italian Open tennis tournament, in Rome, Sunday, May 18, 2014. Novak Djokovic extended his recent dominance over Rafael Nadal by rallying for a 4-6, 6-3, 6-3 victory Sunday to win the Italian Open for the third time. (AP Photo/Andrew Medichini)

Viewing all 10853 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>