大学テニスの日本一を決める団体戦「平成28年度全日本大学対抗テニス王座決定試合(男子70回/女子52回)」(東京・有明テニスの森公園テニスコート/10月12~17日)の競技4日目/最終日は男女決勝が行われ、男子は第1シードの早稲田大が第2シードの明治大を7勝2敗で下し、12年連続24回目の優勝を決めた。
真っ先にチームに白星を運んだのは早稲田大のD3齋藤聖真/高村佑樹だ。しかし、明治大はD2西脇一樹/切詰魁が取り返してタイに追いつく。
両チームともにダブルスは勝ち越したい。D1対決は一進一退の攻防となり、ファイナルセットで5-4とリードした諱五貴/澁田大樹の明治大がマッチポイントをつかんだ。
しかし、河野優平/坂井勇仁の早稲田大がこのピンチを坂井のサービスエースでしのいで5-5に追いつくと、2ゲーム連取で勝利をものにした。
「ダブルスがカギでした。あそこで勝ってチームに勢いがついた」と早稲田大・土橋登志久監督。早稲田大はS5巽寛人が3勝目を挙げれば、S6古田伊蕗が2-6 0-3から逆転勝利で4勝目を挙げ、優勝に王手をかけた。
チームの勝利を決めたのは1年生のS2島袋将だった。前日の準決勝はストレート敗退。「最初から飛ばしていった。最後まで集中力を持って戦うことができた」と島袋。6-3 6-4で西脇を下し、早稲田大の12連覇が決まった。
「本当にうれしい。38人全員でつかんだ勝利です」と早稲田大の小堀良太主将が言う。土橋監督も「学生たちがよくやってくれた。王座での力を見せることができました」と優勝の喜びを語った。
30年ぶりの王座出場を果たし、33年ぶりの優勝を目指した明治大だったが、早稲田大の連覇を止めることはできなかった。「悔しい。(早稲田大は)無駄なミスが少ないし、自分たちのことを信じて戦っている」と切詰主将が唇をかんだ。
学生ランキングのトップ10に、諱、西脇、澁田、切詰と4人を揃える明治大。上原真吾監督も「優勝を狙っていた。もう少し競り合うことができれば」と悔しさいっぱい。最後は王座での経験値の差が出た。
「どのチームよりも、ここで勝つことを意識して練習し、戦っている」と土橋監督。明治大の挑戦を退け、今年も大学日本一に輝いたのは早稲田大だった。
3位決定戦は関西大が6勝3敗で近畿大に勝利。また、男子MVPには単複で全勝を飾った切詰が選ばれた。
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真っ先にチームに白星を運んだのは早稲田大のD3齋藤聖真/高村佑樹だ。しかし、明治大はD2西脇一樹/切詰魁が取り返してタイに追いつく。
両チームともにダブルスは勝ち越したい。D1対決は一進一退の攻防となり、ファイナルセットで5-4とリードした諱五貴/澁田大樹の明治大がマッチポイントをつかんだ。
しかし、河野優平/坂井勇仁の早稲田大がこのピンチを坂井のサービスエースでしのいで5-5に追いつくと、2ゲーム連取で勝利をものにした。
「ダブルスがカギでした。あそこで勝ってチームに勢いがついた」と早稲田大・土橋登志久監督。早稲田大はS5巽寛人が3勝目を挙げれば、S6古田伊蕗が2-6 0-3から逆転勝利で4勝目を挙げ、優勝に王手をかけた。
チームの勝利を決めたのは1年生のS2島袋将だった。前日の準決勝はストレート敗退。「最初から飛ばしていった。最後まで集中力を持って戦うことができた」と島袋。6-3 6-4で西脇を下し、早稲田大の12連覇が決まった。
「本当にうれしい。38人全員でつかんだ勝利です」と早稲田大の小堀良太主将が言う。土橋監督も「学生たちがよくやってくれた。王座での力を見せることができました」と優勝の喜びを語った。
30年ぶりの王座出場を果たし、33年ぶりの優勝を目指した明治大だったが、早稲田大の連覇を止めることはできなかった。「悔しい。(早稲田大は)無駄なミスが少ないし、自分たちのことを信じて戦っている」と切詰主将が唇をかんだ。
学生ランキングのトップ10に、諱、西脇、澁田、切詰と4人を揃える明治大。上原真吾監督も「優勝を狙っていた。もう少し競り合うことができれば」と悔しさいっぱい。最後は王座での経験値の差が出た。
「どのチームよりも、ここで勝つことを意識して練習し、戦っている」と土橋監督。明治大の挑戦を退け、今年も大学日本一に輝いたのは早稲田大だった。
3位決定戦は関西大が6勝3敗で近畿大に勝利。また、男子MVPには単複で全勝を飾った切詰が選ばれた。
(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)