アメリカ・ロードアイランド州ニューポートで開催されている「名誉の殿堂テニス選手権」(ATP250/7月13~19日/賞金総額 48万8225ドル/グラスコート)。
木曜日に行われた2回戦で、ダスティン・ブラウン(ドイツ)がサム・クエリー(アメリカ)を6-2 4-6 6-4で倒し、ベスト8に進出した。
ブラウンは先のウィンブルドンの2回戦でラファエル・ナダル(スペイン)を破った選手でもある。この試合は降雨のため試合の進行が遅れていた。
また、準々決勝の試合として、2009年大会の優勝者、ラジーブ・ラム(アメリカ)と第5シードのアドリアン・マナリノ(フランス)の試合が行われたが、ラムが2-6 7-6(8) 7-6(2)で勝ってベスト4に駒を進めている。
「大きなポイントで取れている感じがしなかったから、少しつなげていく必要があった」とラム。彼は第3セットのタイブレークでの自分のサービスではすべてポイントを奪うプレーを見せたが、第2セットを取り返して逆転につなげた。
「僕はこのコートでのプレーが大好きだ。僕みたいなオールドスクールのテニスにはよく合っているんだ」とラムは話している。
今大会には5人のシード選手を含め、10人のアメリカ勢が本戦に名を連ねていたが、現時点で勝ち残っているのはラムと第4シードのジャック・ソック(アメリカ)だけとなった。
ブラウンは今大会には80位で入ってきた。今大会では、必要なときには試合の立ち上がりを鋭いものにしないといけないと話している。
「仮に7本のファーストサービスが入ったとして、この試合はそれで終わりにできたんだ」とブラウンは言う。「いつもならダブルスの試合を見て、普通のウォームアップをしたらそれで終わりなんだけど、今日はいつもより余計に20~30本のサービスを打ってからコートに入ったよ」。
ブラウンはウィンブルドンでの活躍もあって、今大会では人気の選手のひとり。だが、それが彼をより苦戦させることになっていたようだ。
「僕の見た目からすると、隠れているのが難しいからね」とブラウン。「先週のウィンブルドンのせいかどうかはわからないけれど、ちょっと買物に行くぐらいなら、困らないんだけどね」。(C)AP
Photo: LONDON, ENGLAND - JULY 04: Dustin Brown of Germany in his Mens Singles Third Round match against Victor Troicki of Serbia during day six of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 4, 2015 in London, England. (Photo by Julian Finney/Getty Images)