第3回全国選抜中学校テニス大会(3月29、30日/団体戦/香川県総合運動公園テニス場)の最終日、30日(月)は男女団体準々決勝・準決勝(1セットマッチ/準々決勝のみ2ポイント先取で打ち切り)・決勝(8ゲームプロセットマッチ)が行われ、男子決勝は、小平市立小平第二(東京)が川口市立西(埼玉)を2-1で振りきり、「中学センバツ」初優勝を果たした。
トップシードの小平市立小平第二(東京)は、昨年優勝の甲南(兵庫)を2-0で下して準々決勝を突破したものの、準決勝で大きな山を迎えた。桑名市立明正(三重)との一戦は1-1でD2勝負がもつれ込み、小平市立小平第二の増田健吾/柘植幹哉は4-5の0-40と追い込まれながら、鮮やかに逆転。キャプテンの柘植は、「あの勝利で、チームのモティベーションはさらに高まった」と振り返る。
もうひとつの準決勝は、第2シードの川口市立西(埼玉) が神戸市立井吹台(兵庫)を2-1で下して決勝に進出。S1和田大永、D2古賀大輝/木内恭佑がいずれも6-0で勝利を収め、トップ2シードによるファイナルが実現した。
決勝で先制したのは小平市立小平第二。D1増田健吾/柘植幹哉がスタートから5連続ゲームを奪って主導権を握ると、最後は川口市立西の奥村俊介/諸我良太を8-4で沈める。しかし、川口市立西はD2古賀大輝/木内恭佑が5-5からの3連続ゲームで試合をタイに戻した。
S1でゲームを支配していたのは、小平市立小平第二の小山真生だった。序盤から優位に試合を進め、7-5のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、川口市立西の1年生・和田大永の粘りの前にブレークを許してしまう。続く第14ゲームでも何度もマッチポイントを握りながら決めきれず、その間にチームはD2を奪われてしまった。
それでも、「全国優勝のプレッシャーでミスが出て、決めきれなかった。最後は皆の声援が大きくなって、ここで決めるしかない」と振り返ったように、小山が第14ゲームを意地のブレーク。チームに初の「中学センバツ」のタイトルをもたらした。「皆が喜んでくれてよかった。次は心配をかけないプレーをしたい」。小山の安堵の表情が、タイトルの価値を物語っていた。
男女団体準々決勝・準決勝・決勝の結果はこちら
※トップ写真は優勝を飾った小平市立小平第二
トップシードの小平市立小平第二(東京)は、昨年優勝の甲南(兵庫)を2-0で下して準々決勝を突破したものの、準決勝で大きな山を迎えた。桑名市立明正(三重)との一戦は1-1でD2勝負がもつれ込み、小平市立小平第二の増田健吾/柘植幹哉は4-5の0-40と追い込まれながら、鮮やかに逆転。キャプテンの柘植は、「あの勝利で、チームのモティベーションはさらに高まった」と振り返る。
もうひとつの準決勝は、第2シードの川口市立西(埼玉) が神戸市立井吹台(兵庫)を2-1で下して決勝に進出。S1和田大永、D2古賀大輝/木内恭佑がいずれも6-0で勝利を収め、トップ2シードによるファイナルが実現した。
決勝で先制したのは小平市立小平第二。D1増田健吾/柘植幹哉がスタートから5連続ゲームを奪って主導権を握ると、最後は川口市立西の奥村俊介/諸我良太を8-4で沈める。しかし、川口市立西はD2古賀大輝/木内恭佑が5-5からの3連続ゲームで試合をタイに戻した。
S1でゲームを支配していたのは、小平市立小平第二の小山真生だった。序盤から優位に試合を進め、7-5のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、川口市立西の1年生・和田大永の粘りの前にブレークを許してしまう。続く第14ゲームでも何度もマッチポイントを握りながら決めきれず、その間にチームはD2を奪われてしまった。
それでも、「全国優勝のプレッシャーでミスが出て、決めきれなかった。最後は皆の声援が大きくなって、ここで決めるしかない」と振り返ったように、小山が第14ゲームを意地のブレーク。チームに初の「中学センバツ」のタイトルをもたらした。「皆が喜んでくれてよかった。次は心配をかけないプレーをしたい」。小山の安堵の表情が、タイトルの価値を物語っていた。
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※トップ写真は優勝を飾った小平市立小平第二
(テニスマガジン/編集部◎杉浦多夢)