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男子個人は望月勇希(清風)が優勝 [第37回全国選抜高校テニス]

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 第37回全国選抜高校テニス大会(3月21~27日/団体戦、個人戦/博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート)の大会最終日、27日(金)は男女個人準決勝と決勝が行われ、男子個人は決勝で望月勇希(清風)が恒松優也(大成)を6-3 7-5で下して優勝を飾った。

 

 望月は準決勝で大島立暉(相生学院)に6-1 6-0の完勝。決勝の相手は、準決勝で島袋将(四日市工)を6-4 6-1で倒した恒松優也(大成)となった。

 

 優勝者には全米オープン・ジュニア予選のワイルドカード(主催者推薦)が与えられる。立ち上がりは両者ともに硬さが見られ、最初のサービスゲームを落とした。2-2から抜け出したのは望月。第6ゲームで恒松のサービスゲームをブレークして5-2とリードを広げ、6-3で第1セットを先取した。

 

力強いプレーを見せた望月

 

 第2セットは恒松が先にブレークに成功し、3-0と逆襲に転じる。しかし、ここから望月が一気の5ゲーム連取で5-3とし、優勝を意識して5-5に追いつかれたものの、最後は粘る恒松を7-5で振りきった。清風からの個人優勝は第26回大会(2004年)の井藤祐一以来、2人目となった。

 

 「優勝するつもりでここに来たし、優勝できると信じていた」と望月。チームは3回戦で相生学院に3-1で敗れ、個人戦は本戦1回戦から出場。「チームのためにも個人戦で優勝し、インターハイにつなげたかった」。6試合を勝ち抜いて自身初の全国タイトルを手に入れた。

 

 174㎝、61㎏のオールラウンダー。切れ味鋭いフォアハンドが大きな武器だが、優勝の要因は「負けたくない気持ちが高まり、自分のプレーに自信が持てるようになったこと」と言う。第2セットは出だしから3ゲームを連取されたが、自分のプレーを信じて逆転に成功。「ふたつ(2セットのストレート)で勝ってこい」とコートに送り出した清風・富岡宏之監督との約束を果たした。

 

準優勝に終わった恒松

 

 敗れはしたが、恒松のダイナミックなプレーは印象に残る。力強いサービスに逆クロスのフォアハンド。予選1回戦から決勝まで8試合を戦い抜いたが、最後は力尽きた。疲労から左腰に痛みを抱え、決勝は悔いの残る敗戦となった。「ここまで来れてうれしい気持ちもあるけれど、やっぱり最後は勝ちたかった」と唇をかんだ。

 


【全米オープン・ジュニア男子派遣選手】※丸数字は学年

 

望月勇希②(清風)

 

【日中韓ジュニア交流会男子出場選手】

 

恒松優也②(大成)


島袋 将②(四日市工)

 

大島立暉②(相生学院)

 

小林雅哉②(東京学館浦安)

 

補欠◎楠原悠介(岡山理大附)

 

男女個人準決勝、決勝の結果はコチラ

 

※トップ写真は、優勝を決めた瞬間の望月

 

テニスマガジン/編集部◎牧野 正) 


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