福岡県・博多の森テニス競技場「福岡国際女子テニス 2014」(本戦5月6日~11日/賞金総額 5万ドル/砂入り人工芝コート)の本戦がスタートし、シングルス1回戦5試合とダブルス1回戦6試合、シングルス予選決勝が行われた。
1994年生まれの3人の若手がシングルス1回戦に登場。日本人対決となった日比野菜緒(橋本総業)と澤柳璃子(ミキハウス)の試合は、日比野がワイルドカードの澤柳を6-3 7-5で下して2回戦進出。3月の島津全日本室内を制した加藤未唯(パブリックテニス宝ヶ池)は中国フェドカップ代表の王薔(Quest International)に4-6 4-6で敗れ、初戦突破はならなかった。
ダブルスでは第1シードの青山修子/穂積絵莉(近藤乳業/レック興発)が久見香奈恵/ピアンタン・プリプーチ(フリー/タイ)を6-1 6-0で倒して勝ち上がったが、第4シードの宮村美紀/瀬間詠里花(フリー/Club MASA)は二宮真琴/田中真梨(橋本総業)に2-6 5-7で敗れ、初戦敗退に終わった。
シングルス予選はアナ・ベセリノビッチ(モンテネグロ)、田中優季(メディカルラボ)、井上雅(テニスラウンジ)、モニク・アダムザック(オーストラリア)が本戦入りを決めた。詳しい結果は以下の通り。
この大会は今年14大会開催される、国際テニス連盟(ITF)公認の国際大会の第3戦目で、岐阜・博多・久留米・軽井沢と4大会連続開催される国内ITFシリーズの第2戦となる。
5月7日(水)は10時から、シングルス1回戦11試合とダブルス1回戦2試合が行われる予定。
【シングルス1回戦】
○イリーナ・パブロビック(フランス)[7] 4-6 7-5 6-4 ●サマンサ・マレー(イギリス)
○王薔(Quest International)6-4 6-4 ●加藤未唯(パブリックテニス宝ヶ池)[WC]
○ナオミ・ブローディ(イギリス)6-2 6-1 ●ジェイド・ウィンドリ(イギリス)
○タマリーン・タナスガーン(タイ)[WC] 6-1 6-2 ●オルガ・サブチュク(ウクライナ)[6]
○日比野菜緒(橋本総業)6-3 7-5 ●澤柳璃子(ミキハウス)[WC]

シングルス2回戦進出の王薔(左)とタマリーン・タナスガーン(右)
【ダブルス1回戦】
○青山修子/穂積絵莉(近藤乳業/レック興発)[1] 6-1 6-0 ●久見香奈恵/ピアンタン・プリプーチ(フリー/タイ)
○二宮真琴/田中真梨(橋本総業)6-2 7-5 ●宮村美紀/瀬間詠里花(フリー/Club MASA)[4]
○シュウ・ウェンシン/井上雅(台湾/テニスラウンジ)[Q] 6-4 6-2 ●久光志都佳/安田幸穂(福岡大学)[WC]
○波形純理/米村明子(北日本物産/島津製作所)[WC] 3-6 6-2 [10-6] ●サマンサ・マレー/ジェイド・ウィンドリー(イギリス)
○ジャルミラ・ガジョソバ/アリナ・ラディオノワ(オーストラリア)[3] 6-0 6-3 ●日比野菜緒/岡田上千晶(橋本総業/エームサービス)[WC]
○ナオミ・ブローディ/エレニ・ダニリドウ(イギリス/ギリシア)[2] 0-6 6-3 [10-5] ●ヤサリン・ボナベンチュア/アナ・ベセリノビッチ(ベルギー/モンテネグロ)[Q]
【シングルス予選決勝】
○アナ・ベセリノビッチ(モンテネグロ)6-3 6-0 ●宮村美紀(フリー)[1]
○田中優季(メディカルラボ)6-2 6-2 ●久見香奈恵(フリー)
○井上雅(テニスラウンジ)[3] 6-4 4-6 6-2 ●タミ・パターソン(オーストラリア)[5]
○モニク・アダムザック(オーストラリア)[7] 6-3 6-1 ●トーリ・キナード(アメリカ)

シングルス予選を突破した井上雅(左)と田中優季(右)
※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦)、Qは予選勝ち上がり
※トップ写真はシングルス2回戦進出の日比野菜緒
写真提供◎福岡国際女子テニス2014事務局
撮影/藤江信雄(九州テニス協会 オフィシャル フォトグラファー)