全仏オープンまで残す所あと1ヶ月ほどとなったが、モンテカルロの大会で右手首を傷めたノバク・ジョコビッチ（セルビア）の故障の状態は深刻なものではなく、2週間ほどでツアーに復帰できる見通しと発表された。
火曜日にジョコビッチが発表した声明によれば、医師には「確実に」間に合うと太鼓判を押されたとのことで、5月5日からの「ムトゥア・マドリッド・オープン」（ATP1000／クレー）、続く「BNLイタリア国際」（ATP1000／クレー）にも出場した上で、全仏オープンを迎えられそうだという。
「幸いなことに、最初に思っていたよりもいい状態だった」とジョコビッチは話している。
ジョコビッチはこれまで6度グランドスラムで優勝しているが、生涯グランドスラムの達成には全仏オープンのタイトルを取らなければならない。ジョコビッチは2013年の全仏では8度全仏を制覇しているラファエル・ナダル（スペイン）に準決勝で、2012年には決勝で敗れている。
ジョコビッチは前週のモンテカルロのマスターズにディフェンディングチャンピオンとして出場したが、右手首を傷めてしまっていた。彼は恐らく、インディアンウェルズとマイアミの北米ハードコートから、クレーシーズンへと移行するために、ハードなトレーニングをやりすぎたの原因ではと話していた。
ジョコビッチは「まだ回復の途上で、治療もフルで受けなければならない状態」としつつも、「できるだけ早く治さないといけないと思う」と話している。()AP
Photo:Novak Djokovic of Serbia reacts after losing a point against Roger Federer of Switzerland, during their semifinal match of the Monte Carlo Tennis Masters tournament, in Monaco, Saturday, April, 19, 2014. Federer won 7-6, 6-2. (AP Photo/Claude Paris)