2月17日からブラジル・リオデジャネイロで行われている「リオ・オープン」(ATP500/クレー)で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がパブロ・アンドゥハル(スペイン)を2-6 6-3 7-6(10)で辛勝して決勝進出を果たした。
ナダルは決勝でアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦する。ドルゴポロフは準決勝で第2シードのダビド・フェレール(スペイン)を6-4 6-4で倒しての決勝進出だ。
ナダルはクレーではほとんど無敵のキャリアを送ってきており、これまでの勝敗は297勝21敗。オープン化以降では最高の戦績だ。彼が最後にクレーで敗れたのは、10ヵ月前のモンテカルロのマスターズで、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に負けた試合となっている。
しかし、この夜の準決勝ではアンドゥハルを倒すのに3時間近い時間を要した。
「試合を通じてエネルギーが空になっていた」とナダルは言う。「とても蒸し暑くて、一日中辛かったよ。フィジカルの状態が悪かったんだ。背中のことについては言いたくない。ただ、あまりいい状態とは感じていない」とナダルは続けている。
「彼がいいプレーをしていたので接戦になったし、僕のプレーもベストとは言えなかった」とナダルは付け加えた。ナダルはこの日の勝利が、ラッキーだったとわかっているのだという。「タイブレークはくじ引きのようなものだったよ」とナダルは言い、「でも、試合を通じて、タイブレークでは少しはいいプレーができていたとも思うね」と話している。
第3セットのタイブレークではアンドゥハルが2度マッチポイントを握ったが、どちらも逃していた。「僕の生涯で最高の試合の一つだと思う」とアンドゥハル。「たぶん、最高だね。でも、ネットの向こうにいた僕の対戦相手は偉大な選手の一人だったということだよ」。(C)AP
Photo:Rafael Nadal of Spain celebrates his victory over Pablo Andujar of Spain in a semifinals match at the Rio Open tennis tournament in Rio de Janeiro, Brazil, Saturday, Feb. 22, 2014. Nadal will face Alexandr Dolgopolov of the Ukraine in the final Sunday. (AP Photo/Leo Correa)