Quantcast
Channel: TENNIS DAILYのNEWS
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10853

腰の手術から戻ってきたマレーが今後に自信を深める [全豪オープン]

$
0
0
 アンディ・マレー(イギリス)は、手術をしてカムバックしてきた選手はふたたびグランドスラムで勝てないと考えていたのだという。

 マレーは「僕は、自分の戦いぶりには誇りを持てたよ」とロジャー・フェデラー(スイス)との準々決勝で敗れた後にコメントしている。「早くベストのテニスができるように戻れるといいと思っている」。

 マレーは3時間20分の試合をフェデラーと戦った。数ヵ月前に腰の手術を受けた選手には見えない戦いぶりだった。だが、俊敏さや単純なスピード、ウィンブルドンを制した選手としての強い自信は伺えなかった。

 試合後のマレーは、自分のパフォーマンスに満足していると繰り返していた。彼がやりたかったことはほとんど納得できるレベルだったという。

 「この4ヵ月は長かったよ」とマレー。「手術を経て、復帰最初のグランドスラムで優勝した選手が今まで何人いたのか僕は知らないけどね」。

 マレーは試合中には身体に異常は感じず、大丈夫だったと話している。「僕の腰はOKだったよ」と彼は言う。

 マレーにとって問題だったのは、試合や大勢の観客の前でのプレーが、メンタル的にどうかということで、手術からの復帰に関しての精神面での問題を大会のスタート時点から繰り返し言葉にしていた。
 「最初の1、2回戦は僕にとって大きなチャレンジだった」とマレーは大会の序盤に話している。「精神面でとてもストレスを感じていたんだ」。

 マレーにとって、プレッシャーをどう克服して自信を構築するかは、今までも常に大きな問題で、それこそが彼の敵だった。
 だが、彼は2012年全米オープンで初めてグランドスラムに優勝すると、その才能を開花させ、続くロンドン五輪でも金メダルを獲得して、自分の中の悪魔を征服した。

 昨年の7月には1936年のフレッド・ペリー以来となる、イギリス人選手のウィンブルドン制覇も成し遂げたのがマレーだ。

 9月になってマレーは腰の問題を手術で解決することを決断する。彼によれば小さな手術だというが、その後のシーズンはすべて欠場することになった。

 マレーが公式戦に復帰したのは今年最初のドーハの大会で、彼は初戦となった2回戦で敗れている。

 フェデラー戦の後のマレーは、長い間、実戦から遠ざかったのは間違った戦略だったかもしれないと話している。「今回は長い準備期間をとれての大会だったけど、たぶん、試合数が足りていなかったんだと思う」とマレー。「たぶん、何かもう少し違ったやり方をしたほうがよかったのかもしれないね」。

 マレーの次なる挑戦は、今月終わりのデ杯1回戦のアメリカ戦を、サンディエゴのクレーコートで戦うことだ。サーフェスが変わっての戦いになる。「腰の手術後のリハビリとしては、パーフェクトなこととは言えないね」とマレーは言う。「理想的に言えば、僕は同じサーフェスでプレーを続けたほうがいいと思うんだよね」。

 「まあでも、この5試合を戦えたことを、よりよくしていくための踏み台にできればと思うし、そうしないといけないよね」とマレーは話している。(C)AP



Viewing all articles
Browse latest Browse all 10853

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>