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[デ杯日本対コロンビア] 2日目のダブルスはコロンビアに完敗。日本1勝2敗で3日目へ

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 デ杯ワールドグループ・プレーオフ、日本対コロンビアの2日目のダブルスが行われ、日本がコロンビアに完敗。1勝2敗で3日目を迎えることになった。

 日本チームは予定していた錦織圭(日清食品)と添田豪(空旅ドットコム)から、杉田祐一(三菱電機)と伊藤竜馬(北日本物産)のペアに変更して、フアンセバスチャン・カバルとロベルト・ファラのコロンビアペアに挑んだが、1-6 2-6 1-6で敗れた。
 

カバル(右)とファラのコロンビアペア

 コロンビアにメンバー変更はなく、フアンセバスチャン・カバルとロベルト・ファラの二人が登場。今季の全豪オープンではベスト8に進出した実績を持つペアで、ペアでの世界ランキングは現在20位。今季はほぼダブルスに専念していると言っていいダブルスのスペシャリストだ。また、個々のショットの質も高く、コンビネーションも熟成されており、日本チームは常に2対1の局面を作られ続け、相手が築く壁の前をまったく突破できなかった。
 

完敗に終わった伊藤(右)/杉田の日本ペア

 試合後の植田実監督は「完敗でした」と話し、さらに、「3日目のシングルスがキーになると思った。相手のダブルスは百戦錬磨。日本の誰が出てもかなりタフだっただろう」と振り返った。また、メンバー変更は初日のシングルスの試合が終わった後に添田の状態を見て決めたとのことで、「添田は行く気だったが、ドクターとも相談して3日目のシングルスに向けた回復を優先させた。私の決断です」と話している。

 また、コロンビアのマウリシオ・ハダッド監督は、添田を外してきたのは予想通りだったと言いつつも、「2日目のダブルスはどちらの国にとっても非常に重要な試合。錦織を外して来たのは意外だった」と話しているのだが、植田監督は「日本チームとしては錦織と添田のペアか、杉田と伊藤のペア。錦織だけを残すという選択肢はなかった」と話している。ダブルスの起用法や強化法についてはもちろん、チームのメンバー選考の基準まで含めて、今後また様々な議論を呼びそうだ。

「代表としてここにいる意味も含めて、みんなでミーティングをして、明日のシングルスには全員で向かうと話した」と植田監督。日本が勝つためには、錦織が勝つだけではなく、さらに最終試合で添田が勝つことが必要となったが、試合は完敗だったとはいえ、シングルスの二人を温存できたという意味もこの日の敗戦にはある。日本チームの奮闘を期待したい。

(テニスマガジン/ライター◎浅岡隆太)
 
※トップ写真は、ダブルス試合終了後の両チーム

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