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ウォズニアッキ、スティーブンスなどが1回戦を突破 [ニューヘブン・オープン]

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 アメリカ・コネチカット州ニューヘブンでスタートした「ニューヘブン・オープン」(プレミア/ハード)で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が初戦を突破した。彼女とこの大会は相性が良く、これまでの6年間でまだ1度しか負けておらず、4度の優勝記録している。

 この日の初戦でのウォズニアッキは、ペン・シューアイ(中国)の途中棄権での勝ち上がりとなった。

 ペンは6-2 1-3とセットカウントをリードしていた状態だったが、主審がペンの試合の続行が不可能だと宣告して試合は終わった。ペンは病気の症状が出ていた。大会主催者が後に発表したところでは、ペンは目眩の症状に襲われていたのだという。彼女は過去に心臓の手術をしたことがある。

 WTAは試合後のペンは医療スタッフの検査を受けたと発表しているが詳細は不明だ。
「彼女は軽い目眩の症状が出ていたみたい。シンシナティで夕べダブルスの決勝を戦ってすぐの試合だったし、言ってみれば一日2度試合をしたようなもの。タフな状況だったわ」とウォズニアッキは話している。

 ペンは第1セットではウォズニアッキのサービスを2度破って先行。しかし、第2セットは逆にウォズニアッキが巻き返していた。「私はただプレーをし続けただけ」とウォズニアッキ。「彼女との試合だし、スコアのことは考え過ぎないようにしていたわ。私はただ、1ポイント1ポイントが勝負だと考えていたのよ」。

 ウォズニアッキは第4シード。今大会での成績を過去6年で21勝1敗に伸ばした。彼女の1敗は昨年の準決勝で、膝の故障のために途中棄権した1試合だけだ。
「私にとっては素晴らしい大会。それ以上に何も言えないわ」とウォズニアッキは話し、「もう6回目の出場よ。なんてことかしら」と続けている。

 他のカードではスローン・スティーブンス(アメリカ)がアンナ・シュミエドロバ(スロバキア)を6-4 6-4で倒している。スティーブンスは第6シード。本戦に出場しているアメリカ勢ではトップのランキングだ。2回戦ではユリア・ゲルゲス(ドイツ)と対戦する予定。ゲルゲスは6-2 4-6 7-5でボヤナ・ヨバノフスキー(セルビア)を破っての2回戦進出だ。

 スティーブンスは2年前のこの大会では110位の選手として予選に出場し、本戦入りを逃していた。彼女は大きな大会の前にはビリー・ジーン・キングを含む、彼女をサポートしてくれる友人たちにメールを送り、地に足をつけて戦えるようにしているのだという。「彼女(ビリー・ジーン・キングのこと)はこう言ってくれたわ。"プレッシャーこそが宝"って」とスティーブンスは明かす。「今まで聞いた言葉の中で、最も強い言葉の一つだと思う」。

 第5シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)が最初のシードダウンとなった。彼女はカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に7-5 6-3で敗れている。スアレス ナバロはダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)を6-2 6-1で下したシモナ・ハレプ(ルーマニア)と2回戦を戦う。

 21歳のハレプは今季すでにツアーで3勝。シンシナティの大会でもセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)には勝てなかったものの、ベスト8に進出を果たしている。ハレプは自分のピーキングの仕方がわかってきたのだと話している。「今の私のゲーム運びはとてもいいと思っているし、自信もついてきた」とハレプは言う。「来週の全米オープンは、とにかく楽しまなきゃと思っている。今年みたいにいいプレーができている中で迎えられるグランドスラムですもの」。

 19位で第8シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)も、クララ・ザコパロワ(チェコ)に3-6 6-3 6-3で敗れた。

 その他、アナスタシア・パブリウチェコワ(ロシア)、エレナ・ベスニナ(ロシア)、日比万葉(日本)、予選勝者のモニカ・プイグ(プエルトリコ)、カリン・クナップ(イタリア)などが1回戦を突破している。

  また、ディフェンディングチャンピオンのペトラ・クビトバ(チェコ)の試合は、最終試合に組まれていたが、相手のユルスラ・ラドバンスカ(ポーランド)がウイルス性疾患のために棄権したため、アニカ・ベック(ドイツ)が代わって出場することになっていたが、雨のために試合は順延となっている。
 クビトバはここ最近の3大会ではベスト8止まり。蒸し暑さの残るアメリカで、最後の調整をしたいと考えているというが、喘息が彼女を悩ませている。「私は喘息なので、アメリカでのプレーが本当に好きじゃないの」とクビトバ。「でも、去年は本当にいいプレーができたし、2つの大会で優勝もできたいい年だったわ。私もここでプレーできるんだと思えたもの」。(C)AP

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