アメリカ・ジョージア州アトランタで開催されている「BB&Tアトランタ・オープン」で第1シードのジョン・イズナー(アメリカ)と第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が決勝進出を決めた。
イズナーはレイトン・ヒューイット(オーストラリア)を6-4 4-6 7-6 (5)で、アンダーソンはライアン・ハリソン(アメリカ)を6-3 7-6 (3)で破っての決勝進出だ。 イズナーは6フィート10インチ(約2m8cm)、アンダーソンは6フィート8インチ(約2m3cm)の長身同士の決勝となる。
イズナーとアンダーソンはプロとしての対戦では5勝3敗でイズナー。だが、それ以前にも彼らには対戦経験があるという。
「彼とは大学でも対戦した。最初は確か、2005年の秋だったかな」(イズナーがジョージア大、アンダーソンはイリノイ大)とアンダーソン。「僕らはともにサービスがいいからね。だからサービスでプッシュできた方が勝つという感じで、彼は僕に対してそれをうまく使ってきたんだよ」。
イズナーは今大会の決勝では2010年と11年には同じアメリカの先輩であるマーディ・フィッシュ(アメリカ)に敗れている。「ここでは今回で3度目の決勝だけど、勝ちたい気持ちはもちろん強いけど、特別なプレッシャーを自分にかけたくない」とイズナーは話している。
準決勝でのイズナーは、第1セットではファーストサービスで88%のポイント獲得率を見せ、セカンドサービスでも68%という高確率でポイントを獲った。「僕の武器はサービスだから」とイズナー。最後はヒューイットのフォアハンドのクロスがミスとなり試合が終わった。「そして、彼の武器はリターン。面白い試合だったんじゃないかな」。
元ナンバーワンのヒューイットは、イズナーの強烈なサービスに対応。第2セットはイズナーのサービスを2度破ってモノにしている。「彼の予測はすごく良かった」とイズナー。「彼は後ろに下がらないでリターンを待つ数少ない選手の一人。ジョコビッチも同じだけど、僕が140マイル(約225km)のサービスを打っても同じで、きちんとコントロールできないと、彼らはそれを返してくるからね」。
イズナーとアンダーソンの対戦は今季は2月のデルレイビーチで一度あり、そのときにはイズナーがストレートで勝っている。第2シードのアンダーソンは21位だが、この決勝で勝てばトップ20位以内に入る見込みで、22位のイズナーが勝つと、サム・クエリー(アメリカ)を抜いてアメリカ人ナンバーワンになる。(C)AP
Photo:John Isner celebrates after defeating Lleyton Hewitt, of Australia, in a semifinal match at the Atlanta Open tennis tournament, Saturday, July 27, 2013, in Atlanta. (AP Photo/David Goldman)