アメリカ・カリフォルニア州スタンフォードで開催されている「バンク･オブ･ザ・ウェスト・クラシック」で準々決勝が行われ、24歳のドミニカ・チブルコバ（スロバキア）が7-5 6-3でユルスラ・ラドバンスカ（ポーランド）を下して準決勝に進出した。
「タイトな状態になったときに、私は考え過ぎてしまうことがある」と第3シードのチブルコバは話している。チブルコバは最初の4ゲームを連取して5-1とリードしたが、第7シードのユルスラはそこから試合をタイに戻した。
「相手は私のミスを待っていたから、本当はもっと自分から攻めていきたいところだった」とチブルコバ。「私はベースラインでのプレーの速度を上げて、第2セットではダウン・ザ・ラインも増やした。速いコートで私のプレーが良くなるのは、そういうプレーができたとき」。
この早い展開にユルスラは付いていけず、右足首を傷めてしまう。テーピングをして試合は最後まで続けたが、そこまでだった。
チブルコバはこの大会には過去6年出場してきているが、2年前にもベスト4に進んでいる。準決勝では第5シードのソラナ・チルステア（ルーマニア）と対戦する。チルステアはオルガ・ゴボルツォバ（ベラルーシ）を6-3 6-3で下しての勝ち上がりだ。
第4シードのジェイミー・ハンプトン（アメリカ）もまた、ベラ・ドゥシェビナ（ロシア）を6-4 6-3で倒してベスト4に進出している。ハンプトンは第1シードのアグネツカ・ラドバンスカ（ポーランド）と準決勝を戦う。ラドバンスカは第6シードのバルバラ・レプチェンコ（アメリカ）を7-6 (2) 3-6 6-3で退けての勝ち上がりだ。
ハンプトンはアラバマ州オーバーンに住んでいるが、彼女にとって今大会は初の本戦出場。彼女はスタンフォードのこの大会にずっと出たかったのだという。「5年生のときに、私の親友とスタンフォード大に行きたいねと話していたの」とハンプトン。「私はプロになる前には薬学について学ぶつもりで、フロリダ大かスタンフォード大が第1、第2志望だったの。結局、家から近かったのでフロリダ大と口約束をしてしまったんだけどね」。(C)AP