9月12日~14日の日程で各地で行なわれているデ杯ワールドグループ・プレーオフ。ブラジル対スペインは、ブラジル・サンパウロでの開催で、インドアのクレーで実施されている。
ブラジルのトマース・ベルッチが、2セットダウン、さらにマッチポイントを握られたところから3-6 6-7(6) 6-4 7-5 6-3でスペインのパブロ・アンドゥハルを破って初日を1勝1敗に戻して終えた。
今回のスペインのエースはロベルト・バウティスタ アグート。第1試合での彼は201位のロジェリオ・トゥトラ シルバを6-0 6-1 6-3で下してまずスペインに1勝をもたらしていた。
ベルッチはブラジルのナンバーワン。第4セットでは44位のアンドゥハルからマッチポイントをしのぎ、最終セットではアンドゥハルのサービスゲームを3度破って、4時間2分の試合を勝ち切った。
「感情面でもとても難しい試合だった」とベルッチ。「最初はナーバスになった。でも、自分の気持ちを乗り越えたら、プレーも良くなって来て、試合に勝てたよ。僕らはまだ大丈夫。この後も戦い続けないとね」。
土曜日のダブルスにブラジルはダブルス・スペシャリストのマルセロ・メロとブルーノ・ソアレスを起用する予定で、スペインはマルク・ロペスとダビド・マレーロで戦う予定になっている。
スペインはラファエル・ナダルとダビド・フェレールの両エースを欠き、さらに22位のトミー・ロブレドも欠いたチームでブラジルにやって来ている。スペインは5度のデ杯を制覇しているが、1996年以来のワールドグループ落ちの危機となっている。スペインが最後にデ杯を制したのは2011年だ。
「スペインにはとてもいい選手たちがいるし、たとえラファやダビドが欠けていても、我々はいいチームだ」とバウティスタ アグートは話す。「ここに来る準備ができている選手たちで、スペインを勝利させるよ」。
両国の対戦は1999年以来。この時のブラジルには全仏オープンを3度制したグスタボ・クエルテンがおり、ブラジルが勝利していた。その他の6度の対戦ではスペインが5度勝利している関係だ。(C)AP