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フランスがガスケとツォンガで初日に2勝 [デ杯ワールドグループ・準決勝]

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 9月12日~14日の日程で、フランスがホームで行われるデ杯ワールドグループ・準決勝、フランス対チェコ。会場は全仏オープンの会場でもあるロラン・ギャロスだ。

 フランスが2010年以来の決勝進出に向けて、力強い一歩を踏み出した。フランスは初日にリシャール・ガスケとジョーウィルフライ・ツォンガの二人が、デ杯を2連覇中のチェコを相手に2勝を挙げて王手をかけたのだ。

 会場は全仏オープンの会場でもあるロラン・ギヤロスのセンターコート。第1試合ではガスケがトマーシュ・ベルディヒを6-3 6-2 6-3で下し、第2試合ではツォンガがルーカシュ・ロソルを6-2 6-2 6-3、わずか91分で圧勝した。

 ガスケは完璧なサービスと、試合を通じてわずか12本のアンフォーストエラーというプレーをレッドクレーの上で披露。ガエル・モンフィスに代えての起用に見事に応えた形だ。

 「この勝利は今までで最高のものの一つになった」とガスケ。勝利の瞬間のガスケは膝から崩れ落ちていた。「最高の雰囲気だった。これぞロラン・ギヤロスでのデ杯という感じだよ。そこで僕はトップ選手を破ったんだからね」。

 晴天のパリで観客たちからの熱い声援に応えるように、ガスケは素早く自分のリズムをつかんだ。ガスケは第1セットでの自分のサービスゲームでは、わずかに5ポイントしか落としていない一方で、第4ゲームでは世界6位のベルディヒが3本立て続けにミスを犯し、先にブレークに成功した。

 ベルディヒはフォアハンドに苦しみ、38本ものアンフォーストエラーを犯している。かつてウィンブルドンで準優勝した経験を持つベルディヒだが、この試合は今までのデ杯では最悪の出来だったと認めている。

 「身体の準備ができていなかった。もっとしっかりフィットした状態にすべきだったし、もっと準備の時間が必要だった」とベルディヒ。彼は全米オープンでは準々決勝まで進んでいた。「でも、対戦はまだ終わったわけじゃない。チームのためにまだ戦い続けるよ」。

 ガスケの今季はケガとの戦いだった。第1セットはバックのダウン・ザ・ラインを決めて取り、第2セットもベルディヒがミスに苦しむ中で、3-0とリードしたのはガスケだった。強打が武器のベルディヒは、そのあとのゲームでガスケのサービスを破って逆襲に転じるかに見えたが、すぐにブレークバックされてしまった。

 第3セットでも先にブレークしたのはガスケ。さらに5-3と王手をかけたガスケに対して、ベルディヒは最後にダブルフォールトを犯して試合をガスケに献上してしまった。

 このデ杯でのガスケは当初シングルスをプレーする予定ではなかったが、モンフィスがフランスのアルノー・クレモン監督に対して自分はまだ時差ボケがひどく、全米オープンで準々決勝まで戦ったあとで、クレーにも対応できていないと話したことで、急遽シングルスに起用された形だった。

 「ガエルが疲れているというから、僕は急いで第1試合を戦う準備をしたんだ」とガスケ。ガスケは現在世界21位だ。「ここまでいいスタートが切れるとは、自分でも夢にも思わなかったね」。

 チェコはデ杯では12連勝中だが、早くもピンチに陥ってしまったことになる。土曜日のダブルスに負ければ、3年連続での決勝進出を逃してしまう状況だ。ダブルスにはフランスがジュリアン・ベネトーとモンフィス、チェコはラデク・ステパネクとイリ・ベセリで戦う予定になっている。

 フランスが勝って決勝に進出した場合、相手がイタリアであればアウェー、スイスであればホームでの決勝となる。(C)AP

Photo:France's Richard Gasquet returns the ball against Tomas Berdych of the Czech Republic during their single match in the semifinal of the Davis Cup at the Roland Garros stadium, in Paris, Friday, Sept. 12, 2014. (AP Photo/Christophe Ena)

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