6月9日からドイツ・ハレで開幕した「ゲリー・ウェバー・オープン」（ATP250／芝）。
木曜日に行なわれた2回戦でロジャー・フェデラー（スイス）がウインブルドンへ向けて始動し、ジョアン・ソウザ（ポルトガル）を6-7(8) 6-4 6-2の逆転で下した。
第1セットを取ったソウザは、5度のブレークポイントをしのいでいたが、第2セットではフェデラーがプレーのレベルを上げて逆転。フェデラーがベスト8に駒を進めた。
「まずは落ち着くことが大事だった。こういう勝ち方のほうが、6-4 6-4とかで勝つよりも、より自信になると思う。それに、何が起きるかはわからないものだからね」とフェデラー。彼自身も第1セットを失ったときには心配になったという。
これまで7度ウインブルドンを制した実績を持つのがフェデラー。全仏の4回戦でエルネスツ・グルビス（ラトビア）に敗れて以来最初の試合だった。今大会の1回戦はBYE（免除）で、この大会では過去に6度の優勝経験を持つ。
「ここに来た初日は、軽く練習をしただけだったけど、毎日とてもよくなって来ていると思うよ」とフェデラーは話している。
フェデラーの準々決勝の相手はルー・イェンシュン（中華台北）で、ルーはイボ・カルロビッチ（クロアチア）を7-6(2) 7-6(3)で破っての勝ち上がりとなっている。
「ベースラインでの勝負感覚をもう少しアジャストする必要があると思う」とフェデラーは言う。フェデラーは今大会ではダブルスにも参戦している。「まあ、様子を見てみようよ。今日、コートに長く立っていたのも僕はポジティブに考えているよ」。(C)AP
Photo;Swiss Roger Federer returns the ball to Portugal's Joao Sousa during the ATP tennis tournament in Halle, Germany, Thursday, June 12, 2014. Federer won the match with 6-7, 6-4 and 6-2. (AP Photo/dpa, Oliver Krato)
