今年14大会開催される、国際テニス連盟（ITF）公認の国際大会の第4戦目で、岐阜・博多・久留米・軽井沢と4大会連続開催される国内ITFシリーズの第2戦となる「福岡国際女子テニス 2014」（福岡県・博多の森テニス競技場／賞金総額 5万ドル／砂入り人工芝コート）は最終日を迎え、単複の決勝が行われた。
シングルス決勝は前週の岐阜・カンガルーカップでともに2回戦敗退に終わっていたクリスティーナ・プリスコバ（チェコ）とナオミ・ブローディ（イギリス）の対戦となり、ブローディが第2シードのプリスコバを5-7 6-3 6-4で下して、優勝を飾った。
24歳のブローディは5万ドル大会では初優勝で、今季は3月のエジプト（1万ドル）、4月のウズベキスタン（2.5万ドル）に続いて3勝目となる。自己最高ランクは2012年にマークした185位。この優勝を飛躍のきっかけにできるかが注目される。
シングルス決勝を戦ったナオミ・ブローディ（左）とクリスティーナ・プリスコバ（右）
トップ2シードの対戦となったダブルス決勝は第1シードの青山修子／穂積絵莉（近藤乳業／レック興発）が第2シードのブローディ／エレニ・ダニリドウ（ギリシア）に6-3 6-4で勝利をおさめ、同ペアでは2月のアメリカ・アリゾナ州サプライズ（2.5万ドル）に続く2つ目のタイトルを獲得した。ブローディは単複制覇はならなかった。
次週はシリーズ第3戦となる「久留米市ベストアメニティカップ国際女子テニス 2014」（福岡県・久留米市新宝満川地区テニスコート／本戦5月13～18日）が開催される。
【シングルス決勝】
○ナオミ・ブローディ（イギリス）5-7 6-3 6-4 ●クリスティーナ・プリスコバ（チェコ）[2]
【ダブルス決勝】
○青山修子／穂積絵莉（近藤乳業／レック興発）[1] 6-3 6-4 ●ナオミ・ブローディ／エレニ・ダニリドウ（イギリス／ギリシア）[2]
シングルス優勝のナオミ・ブローディ（左）と準優勝のクリスティーナ・プリスコバ（右）
左からダブルス準優勝のナオミ・ブローディ、エレニ・ダニリドウ、優勝の穂積絵莉、青山修子
※[ ]数字はシード順位
※トップ写真はダブルス優勝を飾った青山修子（左）／穂積絵莉
写真提供◎福岡国際女子テニス2014事務局
撮影／藤江信雄（九州テニス協会 オフィシャル フォトグラファー）