5月4日からスペイン・マドリードで開幕した「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/367万1405ユーロ/クレー)。
木曜日に行われた3回戦では、アンディ・マレー(イギリス)がエラーに次ぐエラーという試合ぶりで、3回戦で敗れた。
昨年のウィンブルドンの覇者でもあるマレーだが、この日は予選からの勝ち上がりであるサンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)に3-6 2-6で敗れた。ヒラルドにとってはトップ10選手相手に20度目の試合での初勝利となった。
ディフェンディング・チャンピオンのラファエル・ナダル(スペイン)は、やや苦戦しつつもストレートで勝ってベスト8に駒を進めた。ナダルは第2セットでは1-3と先にリードされたものの、ヤルコ・ニーミネン(フィンランド)を6-1 6-4で退けた。
「1時間くらいはここ3週間で最高のプレーができた」とナダル。「エラーをした後、もっと安定したプレーをしないといけないと思ったんだ」。
ナダルの準々決勝の相手は第6シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)。ベルディヒはグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を3-6 6-3 6-2で倒しての勝ち上がりとなっている。
ベルディヒがナダルに最後に勝ったのは2006年のこの大会でのことで、両者が怒りをぶつけ合った因縁の対戦であり、その舞台でもある。
「彼との試合は僕にとっては大きなテストだ」とナダルはベルディヒ戦に向けて話し、「前のときのことは、僕がコートで問題を起こした数少ない出来事の一つとして憶えているよ」。
錦織圭(日清食品)もまた、今季のクレーでの戦績を8連勝としている。錦織はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を7-6(5) 7-6(5)で倒してベスト8に進出した。(C)AP
Photo:Rafael Nadal from Spain returns the ball during a Madrid Open tennis tournament match against Jarkko Nieminen, from Finland, in Madrid, Spain, Thursday, May 8, 2014. (AP Photo/Daniel Ochoa de Olza)