5月4日からスペイン・マドリードで開幕した「ムトゥア・マドリッド・オープン」（ATP1000／367万1405ユーロ／クレー）。
クレーでベスト8敗退が続いているラファエル・ナダル（スペイン）だが、今大会ではメンタル面の調整を期したいとしている。
過去には8度ずつ優勝し、君臨してきたと言っていいモンテカルロとバルセロナの大会での早期敗退は、彼にとっては「通常ではないこと」なのだという。
「負けたときにはもちろんつらいし、自分を疑う気持ちが出てくる。でも、それは実際に起きたことなんだ」とナダルは日曜日に話している。「準々決勝で負けるのが普通のことかと言われると、たぶん何かが普通ではなかったんだと思う。過去の9年間とは違った何かが起きていたんだと思う」。
1回戦はBYE（免除）で、ナダルの大会は2回戦からスタートする。初戦の相手はユルゲン・メルツァー（オーストリア）とフアン・モナコ（アルゼンチン）の勝者だ。
「バルセロナの大会で負けたあとはずっと練習を積んできた」とナダル。「とにかく続ける必要があったんだよ。何度も何度もね。物事はそういう風にして動くものだと思うんだ。今みたいにつらい状況から、できるだけ早く立ち直りたいなら、今までより少し強い気持ちで頑張らないといけない。それが今の僕がやろうとしていることなんだ」。
ノバク・ジョコビッチ（セルビア）の欠場でおそらく、今大会のナダルは有利になるだろう。ジョコビッチは先月のモンテカルロで傷めた右手首の故障のため、日曜日の段階で欠場を発表した。(C)AP
※写真はモンテカルロ・マスターズでのナダル
Photo:Rafael Nadal of Spain serves the ball to David Ferrer of Spain during their quarterfinals match of the Monte Carlo Tennis Masters tournament in Monaco, Friday, April 18, 2014. Ferrer won 7-6 6-4. (AP Photo/Michel Euler)