2月24日にアラブ首長国連邦・ドバイで開幕した「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」(ATP500/ハード)。
第2シードのフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)がソムデブ・デバーマン(インド)との1回戦の途中で棄権負けした。デルポトロは6-7(3)で第1セットを落としていた。
先月のシドニーノ大会で優勝して以来、デルポトロは左手首の故障に悩まされており、4年前に苦しんだ右手首の故障と同じような痛みに不安を抱えているという。
2009年の全米オープンで優勝した後のデルポトロは、2010年にはその右手首の故障で3大会にしか出られず、手術を経て復活を果たしたという経緯がある。
「本当によくない感じだ」とデルポトロ。「手首がすごく痛む。4年前に僕に起きたことについてはみんな知っていると思うけれど、今度は反対側の手首で同じようなことになっている」と彼は続けている。
「今日のプレーも本当に辛かった。何でも試してみたけれど、自分の思うようなプレーができなかったよ」。
左手首の痛みは全豪オープンの頃から感じ始めていたとのことで、1月の終わりには右手首の手術の時にも担当したアメリカ・ミネソタ州の医師であるリチャード・バーガー氏の診断を受けたのだという。バーガー医師にはフィジカル・セラピーによる治療を勧められているという。
この日の試合で第1セットを取れていたら試合を続行したかについて聞かれたデルポトロは、「そうは思わない。すごく痛かったからね」と話している。
「彼のような人物にとっては残念なこと」と対戦相手のデバーマンは言う。「彼がバックハンドを打ちずらそうにしているのには気づいていたし、できるだけバックサイドで打たせるようにもした。彼には気の毒だけど、きちんと打てていなかったからね」。
また、第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は予選から勝ち上がってきているマリウス・コピル(ルーマニア)を6-3 6-4で下して2回戦に進んでいる。(C)AP
Photo:Juan Martin Del Potro of Argentina reacts after he lost a point against Somdev Devvarman of India during the second round of the Dubai Duty Free Tennis Championships in Dubai, United Arab Emirates, Tuesday, Feb. 25, 2014. (AP Photo/Kamran Jebreili)