タイのパタヤで1月27日からスタートした「PTTパタヤ・オープン」(インターナショナル/ハード)。
準々決勝を戦ったカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が、2本のマッチポイントをしのいでほぼ1年ぶりとなるツアーレベルでのベスト4入りを果たした。相手は第3シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)でスコアは1-6 7-6(3) 6-0。
プリスコバは第2セット、4-5ダウン、さらに15-40というところからの逆転劇で、タイブレークと第3セットはシルステアを圧倒しての勝利だった。第3セットはシルステアがアンフォーストエラーを連発したことにも助けられた形だ。
「勝てるとは思ってなかったわ」とプリスコバ。「第1セットの相手は素晴らしいプレーをしてきていたし、自分のテニスをさせてもらえなかった。彼女はとても素早いし、私の2ndサービスは完全に狙われていたもの。第2セットに入ってからは、まずサービスをキープしようと考えて、タイブレークに持ち込もうと考えていたわ。それがうまくいったのね」。
プリスコバがベスト4に進出したのは昨年2月のクアラルンプールの大会以来で、その後の彼女は初のWTAツアータイトル獲得に成功している。
準決勝ではユリア・ゲルゲス(ドイツ)との対戦が待っている。ゲルゲスは第5シードのエレナ・ベスニナ(ロシア)を5-7 6-3 6-4で倒してのベスト4進出だ。
プリスコバは「この大会で厳しい試合を勝ち抜けてうれしいわ」と話し、「最後にベスト4に進出したのはクアラルンプール。ほとんど1年前ね。だからランキングポイントをこれ以上失わなくて済むのもうれしいわ」。
その他の準々決勝では、アンドレア・フラバチコバ(チェコ)が、第8シードのペン・シューアイ(中国)を6-2 7-5で破っている。
フラバチコバはダブルスのスペシャリストとしても知られ、グランドスラムで2度優勝した経験を持つ。彼女の準決勝の対戦相手は第4シードのエカテリーナ・マカロワ(ロシア)か、大ベテランのクルム伊達公子(エステティックTBC)の勝者となる。(C)AP