セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が4回戦でアナ・イバノビッチ(セルビア)に負けたときに、スティーブンスが大きな笑顔で隣にいた人物とハイタッチをしているシーンが写真に撮られ、ソーシャルメディアに出回っているが、スティーブンスはセレナが負けたのを喜んでいたわけではなく、イバノビッチのコーチたちがうれしそうだったので、その雰囲気に乗せられたと弁解した。
スティーブンスはビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に3-6 2-6で敗れ、4回戦で姿を消したが、試合後の記者会見で「私たちはただ楽しんでいただけなの」と、セレナの負けを喜んでいたわけではないと否定した。
「あの試合の最後に、イバノビッチのコーチたちが、頭突きをするようにお互いにキスを交わしていたのよ」とスティーブンスは言う。「試合が終わって、お互いに頭突きをするようにキスし合うなんて、今まで見たことがなかったし、最高に面白い光景だったの」とスティーブンスは続けている。
彼女はこの試合をプレーヤーラウンジで、ヒッティングパートナーのアンドリュー・フィッツパトリックの隣で見ていたのだという。「アンドリューと私は、"なんてこと! "っていう具合に、彼らと同じことをしてみたの。私たちもすごく興奮していたし」とスティーブンスは言い、「確かに何度も手を合わせたわ」と続けている。
また、スティーブンスは感情もあらわに、セレナとの昨年の全豪オープン準々決勝で彼女がセレナに勝って以来、二人の関係が凍てついているという噂を否定した。
スティーブンスが負けたことで、今年の全豪オープンからアメリカ勢が男女ともに姿を消した。スティーブンスのコーチはロジャー・フェデラー(スイス)のコーチだったポール・アナコーン。「確かに、今日の試合は勝てなかったけど、他の大会で勝てる日がくると思うわ」とスティーブンスは話している。(C)AP
Photo:Sloane Stephens of the U.S. makes a backhand return to Victoria Azarenka of Belarus during their fourth round match at the Australian Open tennis championship in Melbourne, Australia, Monday, Jan. 20, 2014.(AP Photo/Aaron Favila)