全豪オープン（オーストラリア／メルボルン）大会8日目、男子シングルス4回戦で、第16シードの錦織圭（日清食品）と第1シードのラファエル・ナダル（スペイン／1位）の対戦が現地時間15時44分、ロッド・レーバー・アリーナで始まった。
錦織は1回戦こそ3時間41分、フルセットの戦いを強いられたものの、2回戦、3回戦とストレートの快勝。コンディションも万全で好調をキープしている。一方のナダルも危なげない勝ち上がりで当然のように4回戦へと駒を進め、ベスト8をかけて錦織戦を迎えた。過去の対戦成績はナダルの5戦5勝。直近の対戦は昨年の全仏オープン、同じく4回戦で4-6 1-6 3-6、錦織のストレート負けだった。
第1セットは7-6(3)でナダルが先取。錦織は立ち上がりこそ硬さが見られ、第1ゲームでいきなりブレークを許したが、すぐに本来の動きを取り戻す。ナダルのバック側にボールを集めてラリーの主導権を手繰り寄せ、第4ゲームでブレークバックに成功、拮抗した展開となる。
迎えたタイブレークではナダルが要所でショットの精度を上げ、4連続ポイントを含む7-3でタイブレークを制した。
第2セットに入ると、追う錦織が仕掛けのタイミングを早めていく。攻勢を強めて自分の展開へ持ち込むと、第5ゲームで先にブレークしてリードを奪う。
しかし、ナダルは動じなかった。錦織の早い展開をしのぎながら、少しずつ切り返していく場面が増えていく。第8ゲームでブレークバックに成功すると、第12ゲームでもリターンで錦織を圧倒しての2度目のブレーク。逆転で第2セットもナダルがモノにした。
ラファエル・ナダル
【過去の対戦成績】～ナダル 5勝0敗 錦織圭
2013年全仏オープン（クレー）4回戦 ナダル3-0（6-4 6-1 6-3）
2012年ATP1000マイアミ（ハード）4回戦 ナダル2-0（6-4 6-4）
2011年ATP1000マイアミ（ハード）2回戦 ナダル2-0（6-4 6-4）
2010年ウィンブルドン（グラス）1回戦 ナダル3-0（6-2 6-4 6-4）
2008年クイーンズ（グラス）3回戦 ナダル2-1（6-4 3-6 6-3）
【錦織圭グランドスラム別最高成績】
全豪オープン ベスト8（2012年）
全仏オープン 4回戦（2013年）
ウィンブルドン 3回戦（2012、13年）
全米オープン 4回戦（2008年）
【ラファエル・ナダル グランドスラム別最高成績】
全豪オープン 優勝（2009年）
全仏オープン 優勝（2005-08、10-13年）
ウィンブルドン 優勝（2008、10年）
全米オープン 優勝（2010、13年）
（Tennis Magazine／WOWOW）
Photo:Kei Nishikori of Japan follows through on a shot to Rafael Nadal of Spain during their fourth round match at the Australian Open tennis championship in Melbourne, Australia, Monday, Jan. 20, 2014.(AP Photo/Eugene Hoshiko)
Photo:Rafael Nadal of Spain celebrates a point won against Kei Nishikori of Japan during their fourth round match at the Australian Open tennis championship in Melbourne, Australia, Monday, Jan. 20, 2014.(AP Photo/Aaron Favila)