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トミックの不適切なコメントでオーストラリア協会が激怒し、デ杯の準々決勝のメンバーから除外

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 オーストラリアテニス協会は、バーナード・トミック(オーストラリア)をカザフスタンとのデビスカップ準々決勝から外すと発表した。これは彼がテニス・オーストラリア(オーストラリア協会)と、監督のパトリック・ラフター氏、チーフ・エグゼクティブのクレイグ・ティリー氏を口頭で攻撃したことに対しての処分だという。

 オーストラリアのAP通信の取材では、土曜日の段階でオーストラリア協会の代表であるスティーブ・ヒーリー氏が語ったところによれば、トミックが金曜日の3回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退したあとのコメントに、不適切でリスペクトを欠いたものがあり、その結果として代表から外すことになったとしている。

 ヒーリー氏はトミックの態度について「国を代表して戦うという最高の栄誉や責任を果たすという舞台に彼の態度は相応しくなく、受け入れがたい」と話している。

 トミックのコメントには、彼が昨年、股関節の手術を受けたあとの協会の態度へ対する批判が含まれており、また、元選手で、オーストラリア協会のプレーヤー・パフォーマンス・ディレクターも務めるラフター氏が、協会の予算についての使い方などをまったく考えていないということにもおよんでいた。

 「彼の批判は誤解に基づくもので、また真実でもない。彼は一部の代表者たちを公に馬鹿にしているだけだ」とヒーリー氏はトミックのコメントについて批判し、「我々がつくろうとしているのは、資格によって得られるものではなく、機会の原理によって支えられる強い文化である」と主張している。

 また、ティリー氏は22歳のトミックがデ杯チームにふたたび戻れるように、彼が「破滅的な道」を選ぶのではなく、今回の処分を受け入れることを期待すると話している。ティリー氏の意向に沿い、代表のヒーリー氏はトミックに対して法的な処置をとることは否定している。

 ヒーリー氏は「バーナードを代表に選ばないというだけで十分」としている。

 トミックはラフター氏を「ティリー氏に操られている」と批判している。

 「パット(ラフター氏)はいい人だ」とトミックは言い、「オーストラリアの一般人が、パットのことについて知らないとすれば、彼のことをいい役者だと思うだろう。彼はいいことを言い、いつでも何を言えばいいかを知っていて、その準備をしている。彼は自分が何を言えばいいか、協会から教えられているんだ」と話している。

 デ杯準々決勝は、7月17日から19日に行われる予定で、オーストラリアはグラスコートにレイトン・ヒューイットとニック・キリオス、サム・グロス、タナシ・コキナキスを招集して戦う予定になっている。(C)AP

Photo:LONDON, ENGLAND - JULY 03: Bernard Tomic of Australia plays a backhand in in his Gentlemen's Singles Third Round match against Novak Djokovic of Serbia during day five of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 3, 2015 in London, England. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

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