モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(4月12日~19日/ATP1000/クレーコート)。
木曜日に行われた3回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)がジョン・イズナー(アメリカ)を7-6(6) 4-6 6-3で下してベスト8に進出した。
ナダルはまだ最高の状態というわけではない様子で、8度優勝しているこの大会前にもその状態に対して大きな疑問符がつけられていたが、ビッグサービスを持つイズナーとの緊張感の高い試合を乗りきって8強進出を果たした。
第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はアンドレアス・ヘイダー マウアー(オーストリア)を6-4 6-0で下してここ最近の連勝を14試合に伸ばし、マリン・チリッチの待つ準々決勝に進んでいる。
今季は今ひとつの立ち上がりのナダルは、世界ランクを5位に落としている。
「リオでもフルセットで敗れ、インディアンウェルズでもそうだった。マイアミでも第3セットを落として敗れた」とナダル。「このフルセットでの連敗を止めるには、相手のサービスをブレークするのが重要だった」と、第3セット半ばでのサービスブレークが試合のポイントだったとナダルは話している。
第1セットのタイブレークでは2本のセットポイントをしのいで取ったが、第2セットは第9ゲームでナダルのフォアハンドがロングとなりブレークされて落としていた。
試合の分岐点になったのは第3セットの第4ゲーム。ナダルは2本のブレークのチャンスを握り、最初の1本目で強烈なフォアハンドのウィナーを決めた。このとき、ナダルは彼のトレードマークの一つでもあるガッツポーズをつくってみせている。(C)AP
Photo: MONTE-CARLO, MONACO - APRIL 16: Rafael Nadal of Spain celebrates winning the first set against John Isner of USA during day five of the Monte Carlo Rolex Masters tennis at the Monte-Carlo Sporting Club on April 16, 2015 in Monte-Carlo, Monaco. (Photo by Julian Finney/Getty Images)